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「だから今どきのオンライン世代は…」と言われないために

ネットが普及して、もうずいぶん経ちますが。

そしてその恩恵も、便利さもめいっぱい享受しているオンライン時代ですが

切ないことに「だから、オンライン世代は…」と言われることも
今たくさんあるようです。

***

その一つに、例えば面接。

いまはメールフォームで申し込んで、面接日時を決めても
そのまま「連絡なしで」平気で当日すっぽかす、
というのが相次いでいるようです。


…これ、考えられますか…?

わたしにはわからないのですが、こちらから連絡をしても、返事がないし
電話にも出ない。

社会人デビューの第一歩に、そういうことを当たり前にされている学生さんたちが
今ほんとうに多いようです。

知人が、驚いていたのですが
ある企業の人材募集のページに、

・連絡がつく方
・キャンセルのご連絡もできる方

と書かれていたそうで…

とても当たり前なことなのに、わざわざ募集ページに書かないと
そういう人ばかりになってしまっている世の中…

少し、いえかなりこれからの未来を懸念してしまいました。

メールのボタン一つ、その先にも人の姿と時間と生きる鼓動があるはずなのに。

それが、日本全体で見えなくなってしまっている世の中…

それが、これからの未来を支える学生さんたちの間で多く広がっていること
少し切ない思いとともに、いまは

「キャンセルもさよならも、ボタン一つ以下」

なんでもLINEやネットで気軽にやりとりできるようになったからこその特徴なのかもしれませんね。

「リアルな対人」がどんどん薄れていく世の中に、
「ネットのボタンの先に、人がいる」という感覚を覚えていくことは

もしかしたら凄くむつかしいことなのかもしれない。

でも、怖いのは“それ”に気づけないこと…

そこを示唆できる場も、世の中あまりない中で
何かわたしたちに、なす術はあるのでしょうか。

せっかく、真面目な学生さんたちもきっといる中で。

応募がメールだったら、もうその時点で当てにされない責任は。

実はいろんなことに繋がっていて、幼稚園バス置き去り事件でも
「いつも無断でお休み」してしまっていた切ない集団結果が生み出してしまった悲しい一部でもあると思うのです。

「連絡」、きちんとしましょう。

当たり前のことです。

それが、何の命とりになるかなんて、誰も教えてはくれません。

企業の皆さまも、もしかしたらここは今頭を抱えていらっしゃるところかもしれないと

なんとなく感じながら執筆させていただきました。


「だから、今どきのネット世代(学生)は」と、言われないために。

もっと期待もしたいからこそ、気づかれる賢いお人から

どんどん「ほんらいの“人”が見える誇り高き自分」を取り戻していってほしいなと思います。

「(行けなくて)ごめんなさい」は、別に恥じることじゃない。

堂々と正面から連絡できることの方がずっとずっと価値あることだとわたしは感じています。


(…と書いても、多くは届かないかもしれないけれど

やさしく届くといいなと願って、筆を降ろさせていただきます)

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