チームビルディングとは?社会の課題に挑む困難さを知る。同志が集まる過程。ようこそ!一新塾へ⑨
再び話はチームビルディングの話に戻ります。講義後メンバー加入候補の人と、リーダーとがお見合いの様にグルグル席を回る方式が全部で3回~4回ぐらいあっ
た気がします。これが色々気持ちが折れる場面もあるのです。プロジェクトにはアクティブシニア世代を扱うプロジェクトもあれば、地域活性化を狙うプロジェ
クトもあれば具体的な介護用品の開発を狙うプロジェクト、待機児童に対する保育士不足に焦点を当てたプロジェクトもあり、多岐に渡ります。障害者を扱うプ
ロジェクトはそれほほど共通点が少ないのか、あまり人が寄って来て頂けない回もあったりします。そんな時にある日。もし私がプロジェクトメンバーに立候補
したら加入出来ますか?と言ってくれた人がお一人やっと現れてくださいました。その方が決まった段階で少し気持ちに余裕が出来て、次のチーム編成交流会
に臨んだのを覚えています。これも今までに体験した事の無い事でした。会社では良く部下は上司を選べないと言われます。その逆もあるのですが。。。このプ
ロジェクトに集まるメンバーはリーダーの志しに共感して集まる人達なのです。リーダーもその志を幾度かプレゼンします。その志に賛同、共感した人だけが集
まってチームが作られるのです。何回かの交流会でチームが成立しなかった場合はそこで一旦タイムオーバーを迎えます。出来ればそこまでにメンバーの方とチ
ームを作りたい、その一心で交流会に臨んでいました。今から考えれば産業カウンセラー試験の勉強とキャリアコンサルタント試験の勉強と。。このチームビル
ディングと並行してよくまぁ。。。やっていたなと
自分のことながら感心してしまいます。しかも交流会は講義が終わる21:30過ぎからスタートしますから。それを終えて単身赴任先の大宮に戻り次の朝起きてま
た出勤するという暮らしをこの時期していました。どんなパワフルなオッさんなのでしょう。今からもう一回やれと言われたら無理です。当時は何か突き動かす
モヤモヤのパワーが私の中にあったのだと振り返っています。最後のメンバーの2人目が、こんな事を言われました。
「このプロジェクトは卒塾しても続けて行かれるのですか?」
私は「途中で止める理由が無いので続けていくしか無いです」と確か答えたと思いました。
「でしたら他のプロジェクトに行こうと思っていましたがメンバーに加えてもらえますか?」と最後の2人目が決まりました。
この感覚。チームを創る過程から決まるまでのこの感じ。なんとも言えない過程でした。小学校の時に感じた班とかまさしくチームを創る感覚でしょうか。
あの頃何人かのグループを作る時に、そこに理由はなかったと思います。誰と仲が良い、誰がスキ、それだけで班やチームをグループを作っていたかと。
でもボランティアマネジメントのスタートは「志」「ビジョン」です。これがないとボランティアマネジメントは成立も持続も出来無くなってしまいます。
この事を後から理解したのですが、学びました。ビジョンを語る。そこに仲間が集まってくる。例え人数が少なくとも、ビジョン、ミッションで繋がれば人数の問題ではない事も学びました。
本当に嬉しかったでした。これで自分がこのビジネススクールに入り何が出来るかは分からないけど、何かを始める事が出来る事になれたと。
志を同じくする同志と共に進んでいけると思ったのです。
ここからスタート地点に立てたんだという実感を持たせてもらえました。
次回へつづく
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