見出し画像

ボランティアマネジメントを体感する。耳学だけでなく入ってみて理解する事。 レポートラインから見たマネジメント観点 ⑥


参加させてもらっているボランティア団体もこのレポートラインを重く見て活動しているのです。レポートラインから逸脱した持ち場を絶対に離れるな!とか。

よく私は組織に向かないから会社を辞める。という人がいます。別の場所で活躍されて社長になります。

その時以前いた組織よりもさらに厳しいレポートラインを作ったりしている社長がいたりします。あれだけ組織を嫌がっていたのに。。笑


レポートラインを知ると人間の行動心理、行動力学に行き着きます。

これは歴史からも学べます。豊臣秀吉が日本全土で行った太閤検地はまさしくレポートラインそのものだと思います。日本全土を測量して、米の取れ高を把握し

て、どの村に誰が住んでいて、どれだけの米の取れ高があって、それを治める長を決めて、さらに効率よく自分の権力の源にしようとしたのです。

レポートラインです。

そしてレポートラインは軍隊が1番その威力を発揮します。指示系統が弱い軍隊は脆弱です。

なぜならトップが考えている戦略と戦術が全体に周知されるまでに時間がかかってしまう。又は小隊長が上の考え方に反抗的だと、別の動き、指示を下の人に出

してしまう。こんな軍隊は弱いのです。強い軍隊は小さな部隊であってもこのレポートラインが強いからです。

桶狭間の戦いで織田信長が大軍の今川義元を打ち破ったのはまさしくこのレポートラインが強かったからです。織田信長というカリスマに心酔していた部下達が

「この人のためなら命を投げ打ってでも。。。」と思っていたかもしれません。レポートラインでもう1つ大事なのは「この人のためなら。。」

こう思わせられるトップが1人でも2人でもそのレポートラインに存在しているかです。

ボランティア団体の織田信長はまさしく土井代表です。この人の私心のない、言動、行動がまさしくそれを25年かけて作ってきたのだと思っています。

ボランティアマネジメントであっても、会社、軍隊の組織を動かすマネジメントもどれも同じだという事を再認識させてくれます。

でもボランティアマネジメントの凄さはそこにはお金が絡んでいないという事です。ここに迫力が伴うのです。

昨夜も23:30くらいまでオンラインでしたが次回のキャンプの事前ミーティングをやっていました。

参加者検討という手法でいかに参加者にキャンプで楽しんでもらうかいかにキャンプで参加者に輝いてもらえるか。また例のきゃっ、キャッ、キャッ嬉しそうに

大勢でミーティングをしていました。キャンプごとのリーダーを中心に、途中土井代表が割って入って、参加者が起こす行動について解説をするのです。

Tーシャツを毎回破る彼の行動はパニックではなく、俺に注意するならしてみろ!という彼なりのアピールなんだと。

それをスタッフがどう受け止められるかなんだと。そこを考えてもらいたい。と。

福祉の現場がここにもありました。

次回へつづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?