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【いつでもどこでも知れる!】 2020年度インターン募集 オンライン説明会 【パレスチナ事業インターンって、何してるの?】

こんにちは🕊
2019年度パレスチナ事業インターン みのりん こと大下です☺️

さて現在、JVCでは2020年度のインターンを絶賛募集中です。
スタッフのお手伝いをしながら、1年間じっくり国際協力に関わるチャンスです。

2月には募集説明会も開催。インターンから直接、仕事内容や1年間を通して学んだことなどを聞くことができます。

 

ですが…
行きそびれてしまった😭
予定がどうしても合わない🥺
そんな方も決して少なくないのではないかと思います。
(実はわたしも昨年、その一人でした。笑)

そこで今回は、パレスチナ事業インターンによるオンライン・インターン説明会を勝手に開催!
お好きな時間にお好きな場所でインターンについて知っていただき、応募をご検討いただければ嬉しいです。

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お話しするのはパレスチナ事業インターン、大下と太田です☺️


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まずは、自己紹介から

太田: わたしは、大学でグローバルヘルスを学んでいます。グローバルヘルスとは、世界の健康問題の改善と健康格差の是正を目指している学問です。チョコレートが大好きで、チョコレート専門店でバイトをしています。話すのが苦手なので文章で説明するほうが好きです笑

大下: 現在、わたしは大学院の修士課程に在籍しており、北アフリカを巡る国際政治や平和・紛争などについて研究しています。カフェと文房具が好きです。心配性な性格なので、インターン説明会のような機会があると、緊張してしまいます…笑

 

なぜJVCのインターンに応募したの?

太田: 高校生のときに「世界がもし100人の村だったら」というワークショップを体験したことで、生まれた国が違うだけで格差があるということに疑問を抱きました。そこから国際協力に関心を持ち、大学では国際教養学部に入りました。
将来はどのように国際協力に携わるか考えたときに、NGOは選択肢の一つであったためJVCのインターンに応募しました。

大下: わたしは小・中学生の合計4年間、父親の仕事の関係で北アフリカのリビアという国に暮らしていました。当時の体験を一つのきっかけとして、世界や日本で起きている様々な問題に関心を持ち始めるようになりました。平和で持続可能な世界の実現のために自分には何ができるかと悩みながら、大学院へ進学。将来のキャリアを考えるようになりました。選択肢の一つとして、NGOを検討することに。

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大学時代は世界・社会の問題を考えるためのイベントなどに取り組んでいました。写真は2017年の衆院選前に、友人と選挙について考えるライブ配信を行った際のもの。 

大下: JVCを選んだ理由は、理念に共感したから。「困難な状況にある人びとへの支援だけでなく、それらを起こさない社会を作る」という姿勢に魅力を感じました。

  

-では、なぜパレスチナ事業にしたの?

大下: わたしはパレスチナで起きていることに「世界の不条理の縮図」がある感じていました。現地では70年近く、紛争・軍事占領状態が続いています。このことを知り、なぜ誰も止めることができないのだろうという疑問を持っていました。そのためインターンとして関わるなら、パレスチナ事業が良いだろうと思っていました。

太田: 世界の健康問題の改善に携わりたいと考えていた私は、パレスチナ事業では地域保健の改善や、栄養改善といった活動を行っていることから、「お、グローバルヘルスだ!」と思い決めました。最初は、中東問題やパレスチナについて何も知らない状態でした。

  

インターンでは、どんな活動をしているの?

大下: インターンの活動は、大きく分けて二つの役割があると考えています。一つは、パレスチナ事業を進めるためのお手伝い。もう一つは、パレスチナのことを日本の多くの人に知ってもらい、行動を起こしてもらうための活動です。具体的な内容は、太田さんが説明します。

 

太田: はい!まずは、パレスチナ事業の補佐に関する活動を紹介します。

1.パレスチナ刺繍製品管理
パレスチナの難民キャンプに住む女性たちが運営している刺繍グループ「Handala」から、刺繍製品を買い取っています。イベントに持って行ったり、ネット販売をしたりと販売の管理を行っています。

刺繍製品に関してはこちらから!


2.イベント手伝い
JVCスタッフが登壇するイベントに、同行して受付や資料配布、写真撮影といったお手伝いをします。担当事業だけでなく、他事業のイベントにも同行することができます!

3.SNSへの投稿
JVCパレスチナ専用のFacebookや、JVC全体のInstagramに、イベントの宣伝や開催報告、寄付の案内、現地の様子といった投稿を行います。


次に、インターンが主導で行った活動を紹介します。

1.イベント企画・運営
インターンをする中で、こんなイベントをやりたいな、と思ったことを開催してきました。例えば、JVCでは長くインターンを受け入れていますが、縦のつながりが薄いです。そのため、「歴代インターンの集い」と題し、インターンでやっておけばよかったことや進路について、語り合うイベントを開催しました。2013年度から2019年度のインターンが約20人集まり、また参加した元インターンの方とパレスチナに渡航した際に合流して一緒にご飯を食べに行くといったつながりもできました。


2.noteでの発信
今読んでいただいているこちらのnoteのアカウントは、パレスチナ事業インターンが運営しています!
noteにはサポートという制度があり、ユーザーから「いいな」と思ってもらえたら、少額から支援いただけるので、新しい収入源となるのではないか、またパレスチナについて知ってもらえる機会を提供できるのではないかと考え、運営を始めました。

3.パレスチナボランティアチームの運営
パレスチナに興味ある人たちが集まる、ボランティアチーム(通称、パレボラ)があります。そこでインターンが自由に企画し、映画鑑賞会やワークショップを行っています。
最近では、「パレボラ新年会」と題し、この一年どのようにパレスチナと関わるか一緒に考える会を企画しました。

  

-活動をしてみて思ったことは?

大下: JVCのインターンの特徴は、ただ与えられた仕事をするだけではないこと。それぞれが目標を決めて、一つひとつの仕事に取り組んでいます。例えばわたしの年間目標は、「パレスチナについて関心を持つ人を増やし、より多くの人と日本からできることを考える」。どう伝えたら、パレスチナに親しみを持ってもらえるのか。刺繍雑貨を通して現地で起きていることに関心を持ってもらうためにはどうすれば良いのか。目標の実現のためには何をすれば良いかということを、常に考えながら活動していました。

 

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スタッフとは毎月、面談を実施。目標の達成状況を確認したり、アドバイスをもらうことができます。

太田: 本当にインターンがやりたいことができる環境だな、ということを思います。そしてそのやりたいことを形にできるスキルを身に着けられました。例えば、イベントをやりたいとなったときに、どんな段取りでやったら実現できるのか。といったことを、インターンと協力しながら、担当スタッフにアドバイスをもらいつつ進めることができます。


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インターンのとある1日。パレスチナ事業の場合は独自に広報を行ったり、支援してくださる方とのやりとりをするなど、仕事が多岐に渡ります。それぞれの進捗を管理することも大切です。


 -大変そうだけど、学業などとの両立はできている? 

太田: わたしの場合、インターンと並行して、研究や授業、就活、そしてバイトをしていました。 正直、毎日忙しく、あっという間に過ぎていったような感じがしています。笑 ですがその中で、時間を管理する能力が格段に上がった気がしています。またこれらをすべてやり通せたことは、わたしにとって大きな自信となりました。  わたしは大学3年の代でインターンをやりました。大学の授業も少なく、全休が週に何度かあったため、無理なく両立することができました。また、テストなどで忙しい期間には週に1回出勤し、イベントで出勤時間を補いました。大学3年でインターンを行うのはとてもおすすめだと思います。 

大下: わたしの場合、インターンと並行して、研究や授業、就活、そしてバイトをしていました。 正直、毎日忙しく、あっという間に過ぎていったような感じがしています。笑 ですがその中で、時間を管理する能力が格段に上がった気がしています。またこれらをすべてやり通せたことは、わたしにとって大きな自信となりました。

 

-活動を通して、最も印象に残ったことは?

太田: パレスチナに渡航したことです。わたしは2019年の9月に、一か月間パレスチナに行きました。現地事務所に訪れたり、難民キャンプの刺繍製品グループに訪問したり。東京で販売している刺繍製品を作成している女性の顔が見えることは、それまで以上に刺繍製品への愛着がわくきっかけとなりました。滞在期間の多くは、パレスチナ各地へ観光することに費やしました。ガイドしてくれた現地の人が、占領されている状態でのストレスを涙ながらに語ってくれたことがとても印象に残っています。
現地では、JVC以外のNGOスタッフの方とも知り合うことができました。パレスチナの問題にどうかかわるか、もやもやがたまっていた私に、あるNGOスタッフの方が「世界は簡単には変わらない。でも、私たちNGOが活動することで、国際社会は見ているぞ、応援しているということを示すことが大切」と話してくれました。
人の出会いや自分の葛藤とその解消、すべてJVCでインターンをしていなければ出会えなかったことです。

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パレスチナで出会った友人が、街を案内してくれた時に見た夕日。壁に囲まれている街の状況と、綺麗な夕日を見て複雑な心境を抱いた写真です。

大下: 太田さんのほかに、わたしを含め4人のインターン・ボランティアが昨年の夏、パレスチナへ渡航しました。帰国後、現地で見てきたことや感じてきたことを話すために、渡航報告会を開催したことが印象に残っています。
イベントはインターン主導で企画。準備から集客、当日の運営まで、JVCスタッフの力も借りつつ、自分たちで一から作り上げました。

 

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2019年12月に行われた渡航報告会の様子。当日は20名以上の方にお越しいただき、会場は大賑わいでした。

大下: 工夫したことは、パレスチナのことをどのように伝えるかという部分。ただお話をするだけでなく、刺繍雑貨を販売したほか、現地で親しまれているお菓子をお出ししました。来てくださった方にも好評で、考え練ってイベントを企画して良かったと感じることができました。
 

渡航報告会の様子はこちらからもご覧いただけます。

 

インターンを通して学んだことは?

太田: 自分の得意なこと、苦手なことを把握できました。インターンでは、事業補佐やインターン主導企画を行う際も、作業を多く行います。そのなかで、わたしは人を巻き込んで行動することは得意だけれど、計画を細かくたてて正確にやることが苦手だとわかりました。その苦手部分は、得意なインターンからやりかたをマネしたり、教わることで克服する術も習うことができました。
また、JVCではボランティアやインターン生がほぼ毎日訪れていて、スタッフだけが事務所にいるという日はなかなかありません。そんないろいろな人に開放されているJVCは、日本にいながら国際協力に携わることのできる窓口であるとも思いました。 

大下: どのように伝えるのか、ということをたくさん考えた一年でした。JVCではパレスチナについて知ってもらうため、発信をする機会がたくさんあります。ですが、ただ言いたいことを言うだけでは不十分だと感じました。
パレスチナの現状を知った人に、実際に刺繍雑貨を買うといった、次のアクションを起こしてもらうためにはどうしたらいいのか。その方法を試行錯誤しました。

 

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昨年の夏に訪れたパレスチナでは、困難な状況に置かれながらも強く生きるパレスチナの人たちに多く出会いました。自分には何ができるのか、改めて突きつけられました。

大下: インターンをしている一年の間にも、現地の状況は悪化するばかり。ですがその中で、現地にも日本にも、状況を変えようとしている人たちがたくさんいることを実感しました。そうした人びとの力をどうしたら大きくしていけるのかという視点は、今後も大切にしていきたいと思っています。


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もちろんパレスチナ事業についてだけでなく、NGOやキャリアのことなど、1年で学べることはたくさんあります。

 

応募を迷っている人へ一言!

太田: 不安要素は、結構ありますよね。1年間も続けられるのかや、パレスチナに関する知識全然ないなぁ、など。
でも大丈夫!担当スタッフと、目標の振り返りや近況報告をする面談があります。そこで私は、モチベーションを保つことができました。また、最初私は本当にパレスチナについて知識がなかったのですが、最初の1か月はパレスチナに関するおすすめの本を教えてもらったり、ニュースチェックを行い知識を身につけることができました。
体験することは、何よりの財産になります。ぜひ応募してみてください! 

大下: わたしは最初、研究や就活との両立が不安で、インターンをするかとても悩みました。ですが実際にやってみたら、何とかなりました。笑 迷ったらとりあえずやってみる、というのも大いにアリだと思います!

 

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大下お気に入りの一枚。 インターンやスタッフはおもしろい人ばかりで、日々楽しく活動しています。

  

2020年度インターンの応募期限は3月9日(必着)!

*締め切りを延長しました。

いかがでしたでしょうか。
自分たちが実際に1年間活動したからこそ、心からおすすめできるJVCのインターン。
この記事を通して少しでも興味を持っていただけたら、嬉しい限りです💗

応募の詳細に関しては、以下をご確認ください。

 みなさまのご応募、インターン一同お待ちしております✨


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最後までお読みくださり、ありがとうございます☺️
もしパレスチナのことやJVCのことが気になった! と少しでも思っていただけたら、ぜひSNSなどで共有をお願いいたします🥺

 


パレスチナ事業について詳しく知りたい方はこちらから。
刺繍雑貨の販売など、日本から今すぐできることもご紹介しています💐


自分たちで実際に歩いた経験から、 パレスチナのガイドブックも作成中。
パレスチナへ行ってみたい! と考えていらっしゃる方におすすめしたいシリーズです。

 
パレスチナってどんなところ? という方には、こちらもおすすめです。
インターンの大下が現地で見たこと、感じたことを書きました。

 
インターンの太田について詳しく知りたい方はこちらから! 広報インターンによるインタビュー記事です。

 
大下のインタビュー記事もあります。


JVCのパレスチナ事業では、現地に暮らす人びとの意思を応援する形での支援を行なっています。また、パレスチナの問題を日本社会にも伝えることで、一人ひとりが取り組むための橋渡し役を担うことも試みています。 サポートしていただいた分は全額、JVCのパレスチナ事業に寄付いたします。