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#ふとまに 百九

#ふとまに  百九

添の斎(すのゆん)は
貴の空魂(きのうつたま)と
陰の魄(みのはこ)と
交和(かは)い横間(よこま)を
極(きわ)む祝(ほき)なり

*十楽の読み解し
添の斎(すのゆん)=男女和合(男女が性的に結ばれたこと)を祝ううた。

男女の性的結合は、まさに陰陽(魂と魄/たまとはこ)を結ぶこととされ、『魂』=貴の空魂(きのうつたま/陽属の形なき霊性エネルギー)『魄』=陰の魄(みのはこ/物質や肉体の源となる陰属エネルギー)との一体化が新しい生命体誕生の根本とされる(註①)

情を交わす空間(交和い横間/かはいよこま)を究極の祝(ほき/喜ばしいこと=幸せな時間と空間)と賛美している。

言わば、縄文霊的文明における、実に大らかなるセックス賛歌と解釈して良いと思う。

(註①)
プラトンは男女の愛と交合が『肉の子』を生むのに対して、男性同士の愛と交歓は『魂の子』を生むと述べたとされています。

この逸話と【ふとまに 百九】から読み取れる哲学の本質に、私は共通性・普遍性を感じます。

【参考資料】
①ふとまに解読ガイド
https://gejirin.com/futomani.html

②ホツマふとまにカード128
ふとまに百二十八(ももふそや)歌