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2019年以降、これからの中国インバウンド・越境ECで取り組むべきこと③~ポイント~

こんにちは。JUTOU株式会社の代表 辻です。
2018年下旬から中国インバウンド・越境ECを取り巻く市場環境が変わっているというのは、これまでのお話したことから
なんとなくおわかりいただけたかと思います。
では、2019年以降日本企業はどのような戦略で中国展開をしていくべきなのか?
私なりの見解をお伝えします。

1.「インバウンド」集客に注力して、名簿を獲得する。
「インバウンド旅行客(特に自由旅行客)」の名簿は宝です。

 ①一定の所得がある。
 ②わざわざ日本に来て商品を購入してくれてる

こんなすばらしい名簿が目の前にあるのに、獲得しようと動いているメーカーさまは案外少なかったりします。
2019年以降は彼ら、彼女を1人でも多く集客し、名簿を最大化させることがキーポイントです。

売りっぱなしはだめです。

インバウンドにおいては、「直営のオフライン店舗」があるのが理想的です。任天堂さんが最近秋葉原にフラッグショップを設けましたが、メーカーがエンドのユーザーに対して直接アプローチできる、接触できる場を作るほうがインバウンドプロモーションの費用対効果も明確になり、なおかつ来店客を名簿化できます。
店舗を構えるというのは費用もかさむため、定期的な期間限定の催事販売、みたいなのから始めても全然良いと思います。


とにかくもう一度言いますが、インバウンドの名簿は宝です。1日10人でも名簿を増やしていければ、1カ月で300人も良質なユーザーを獲得できます。

2.「インバウンド」から「越境EC・現地展開」の戦略に一貫性を持たせる
大手になればなるほど、インバウンド(越境EC)は日本本社マター、現地展開は現地法人、代理店任せという状態で、施策に一貫性を持たせることができずに、無駄な労力を使ったりしています。

インバウンドで訪日されたお客様を囲い込み、帰国後にどうアプローチをしていくのか、リピートさせるのか?どこで買わせるのか?まで描けているか?
を、今一度考えていただければと思います。

越境EC、現地展開で永続的に中国事業を伸ばしていくためには、まず「インバウンド」からきちんと取り組む必要があります。
「インバウンド」で獲得していった名簿に対して、越境EC、現地展開でアップセルしていくか?に取り組むほうが圧倒的にコスパがよく、ユーザーとの関係形成もずっと楽です。

3.勝ちにいく商品は早めに一般貿易許認可取得を
電商法によって、正規越境ECないし一般貿易商品しか売れなくなりました。
中堅、中小バイヤーからすると、並行輸入は厳しい、かといって越境ECに自社で取り組むというのは難しい・・
となれば、基本的に一般貿易で入っている商品しか売れないということになります。
ここのマーケットを取れると非常に大きいため、一般貿易の許認可取得は早めに取り組まれたほうが良いと思います。
(ただし、全く売れる目途がない場合は、まずインバウンドからです)

まだまだお話したいことはありますが、今日はここまで。

ありがとうございました。

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