まみさん1

「究極の癒し」を分かち合う ホンマルラジオ TOKYOスターライト☆駒込局代表&パーソナリティ 柳井 真美さん

ホンマルラジオ TOKYOスターライト☆駒込局代表&パーソナリティ 「いのちの美しさを輝かせる癒しのDr.まみ」こと 柳井 真美さんにお話しを伺いました。

■プロフィール
出身地:
千葉県
活動地域:
地球担当
経歴:マイアミ大学音楽学部音楽療法学科卒業(心理学副専攻)、カナディアン自然医科大学卒業、北米認定自然医師(Doctor of Naturopathic Medicine)、統合メンタルヘルスセンター・オブ・トロント共同代表として臨床だけでなく大学講師、統合医療メンタルヘルスコンサルタント、瞑想ヨガ指導、レイキマスターティチャーとしても活動、執筆は日英、通訳や翻訳、そして世界各地で日本の伝統美、伝統医療と心理療法の融合コンセプト「デリシャスモーメント」学会発表
現在の職業及び活動:愛と言霊で人と地球と調和を創造するLOGOEARTH代表、本丸ラジオ東京スターライトオーナー兼代表、翻訳(医療・スピリチュアル・映画等)、統合医療コンサルティング、瞑想指導など
座右の銘:医は仁術なり


素晴らしい存在であることを自分で気づく


Q.まみさんはラジオのパーソナリティをされていますが、実はお医者様でもありますね。何か今描いている夢やビジョンはありますか?

柳井 真美さん (以下 Dr.まみ ):カナダでは統合メンタルヘルスクリニックの運営をしていました。これからやっていきたい方向性は本当の究極の癒しを分かち合っていく、その在り方を体現していくことです


Q. 具体的にどのような計画でどんな実践や取組みをされていますか?

Dr.まみ:
具体的ではありませんが、定期的に少人数での瞑想会やセッションをこれから再開していきたいと思っています。
 また、「デリシャスモーメント」という5感を使った体感ワークについて学会で発表したり、執筆もしています。それに付随したセラピーとかダイニングイベントも主に海外で開催してきました。

 「デリシャス」は日本語で「美味しい」ですが、美しさを味わうと書きますよね。もともと日本では美しいというのは、小さくて壊れやすいもの、はかないもの、赤ちゃんのような命に対する愛情を指していたんです。それは日本の美的感覚なのですが、壊れていくところにも命を見出したり、闇の中にも光を見出してきたんです。美しさを味わうと言っても、美しさが人によっては時には痛みだったり悲しみだったり闇だったりするわけです。

 頭だけじゃなく体も使って全身全霊を使って味わって感じた時にほんとに癒しのシフトが起きるんです。その時皆感動して泣かれるんですよ。ため込んできたものが一気に解放される。その感動がどういうことかというと、どれだけ自分が素晴らしい存在なのかということを自分で体感して、気づくことができるんです。そういうところから「デリシャスモーメント」と名付けているのですが、今後はもっとそれをやっていきたいという思いが凄くありますね。


生も死も、すべてを受け入れて命に寄り添う


Q.その夢やビジョンを持つきっかけはどのようなことですか?そこで、どんな気づきや発見がありましたか?

Dr.まみ:一昨年夫を亡くしたことが大きかったです。大切な人を死なせてしまったという自責の念がすごく拭えなくて、そんな自分が誰かの癒しやヒーリングに関わることに躊躇してましたが、でもだからこそ分かったことがあって、人間は誰もが死を迎えるので、そこを見据えてやっていかないといけないと思いました。死を受け入れるからこそ生きることを全うでき、すべてを受け入れて味わいのある人生を送ることができるんです。死を受け入れることが究極の癒しでもあると気付きました。ですから教育としてもそれを伝えていくことに天命を感じるし、やりがいを感じています。

 夫が末期ガンであることが分かった時、治そうとするものではないと分かっていても、大切な人であるからこそ自分の在り方に葛藤しました。自分が変わらないと夫を死なせてしまうと思い、第三者に相談したのです。その時その人に言われた言葉は、「どうせ死ぬよ」という言葉でした。その確信を得た言葉にその時は泣いてしまいましたが、やっぱりそうだなと思いました。人はいつかは100%死ぬのです。死んでほしくないと思ってしまうけど。

夫に、私にどうしてほしい?と聞いたことがありました。夫はただ、「笑顔でそばにいてほしい」と言ったのです。その時に医者として寄り添うのではなく、妻として寄り添う覚悟を決めました。その後も葛藤はありましたが、いつ亡くなってもおかしくないと言われてから3か月間、必要な時間を過ごせたと思っています。もっと死というものを受け入れられれば良かったと思うこともありますが、とても勉強になりました。

記者:究極の癒しの在り方というのはご主人のことで経験されたことから繋がってきているのですね。

Dr.まみ:そうですね。今まで自分自身もガン患者さんと出会ってきて、よくなったり治ったりしてきたのに何で?というエゴがあったんですね。でもそれは私が治したのではなく、それがその人の人生だった。その後も色々な経験をする中で、結局本当に何かをするとかじゃなくて、究極は命に寄り添うこと、それって昔は人々がやってきたことなんですよね。

 死ぬ時も生まれる時も人は集まって見届けたわけですよ。いるだけでよかった。生まれてくることも当たり前だし、死ぬことも当たり前だったし。その人がちゃんと自分に戻っていけるように、やっぱり誰かがいてくれるから、安心して自分の痛みも受け入れて感じられて、本当に心からありがとうって笑顔で伝えられること。そういう在り方でいることや、そういう在り方をされることが医療だと思います。


痛みを知って必要なことに気づいていく


Q.そもそもお医者様になろうとしたのにはどのような背景があったのですか?

Dr.まみ:
医者になろうと思った背景には五つの出会いがありました。私は16歳で単身アメリカに留学しました。その最初の時に実はいじめや虐待にあい、誰にも相談できず摂食障害になってしまったんです。私は日本では優等生でしたし生徒会もやっていたので、逆にいじめられる側を守る方だったんですね。その自分がまさかいじめられる側になるなんて、プライドもあって受け入れられなかったのです。奨学制で特別な立ち位置で留学していましたし親の期待や信頼もあるので、全部を自分で抱えてしまったのです。その時は音楽にすごく助けられたので、私も誰かの助けになる仕事をしたいと思って、その後大学では音楽療法を学び始めました。それが一つ目の出会いです。

 それから二つ目の出会いは、摂食障害の専門のドクターとの出会いです。食べられなくて毎日吐いて寮の部屋に閉じこもっていたところを、友人がヘルスセンターに連れて行ってくれました。ドクターに、「いつ心臓麻痺で死んでもおかしくない状態なんだけど何があったの?」と言われた時に初めて、毎日「死にたい」と言っていたけど、本当は「生きたかったんだ」と気づきました。他に選択肢がなくてもうどうしようもなくて、死にたいってなってしまうけど、本当は助けてほしかったんですよね。

 死にかけたことによって、はじめて第三者のドクターにいじめにあったことを言えたのです。そのドクターが素晴らしい方で、本当に親身になって話を聞いてくれて、セラピーを受けたり、栄養士の先生とのチーム医療を組んでくれました。その二つ目の出会いがあって精神科医になりたいと思うようになりました。私自身も音楽療法を学んでいたこともあり回復は早かったのですが、どうしても薬物療法も必要でした。音楽も素晴らしいけれど、それだけでは限界だと思ったのです。

 三つ目の出会いは、段々と薬が必要のない状態にはなってきていたのですが、またおかしくなっていったのです。本当に精神的に参ってしまった時には、副作用で吐いてしまって薬自体を摂れなくなってしまったんです。その時に助けられたのが、ヨガや瞑想でした。精神的なことですよね。この時、心のケア、体のケアが大事だけれど、というものがあるんだと気づきました。

 さらに四つ目の出会いとして、当時、日本に帰る勇気がなくて、かといってカナダに滞在するにもお金も必要だったので、色々なバイトを掛け持ちしていました。その中で、懐石料理のレストランに連れて行ってもらうという出会いがありました。摂食障害なので食べることが苦痛で、有難いことではない状態でしたが、懐石料理は本当におもてなしであり、芸術であり、その美しさに凄く感動したのです。美しいから味わってみたいと思えたのです。

 そのレストランに3回ぐらい頼み込んでやっと雇ってもらって、3年ぐらいそこで働かせてもらい、その中で食べ物との関係を修復しなおすことが出来たのです。食べることは、生きることだし、自然と寄り添うことだし、人と人とが繋がることなんだと凄く感動して、さらに日本人であるということさえも改めて誇りと自信が持てる、とても深いことだったんだって気づきました。

 そして五つ目の出会いは、たまたまレストランに来ていた方が、自然医学の学校を卒業された方で、その方のお話を聞いた時に私が本当にやりたいことかもしれないと思い、自然医学を学ぶことになりました。そして精神科医の方との色々なとつながりが出来て、クリニックを持つことができるようになったのです。
 自然医学というのは、西洋医学も含めて学ぶ統合医療なので西洋医学を否定するものではないんですね。やっぱり適材適所で、薬が必要な時は必要ですし手術が必要な時は必要なので、それをちゃんと見極めることがとても大事だと思っています

記者:ドクターになるまでには、そのような経験をされていたんですね。

Dr.まみ:はい。20年間海外にいましたが、私自身が患者さんに気付かせてもらうことがたくさんありました。ドクターとして教育を受けると最初はどうしても、相手が病気があるとか問題があるから治すという見方をするんですけど、そうではないんですね。私の前提次第というか、私の中にそのような価値観や世界観、記憶があるから目の前の現象として起こって来るので、自分の方を変えないとと思ったのです。
 患者さんが来る時は すべて順調だからこれが起こっているというように、自分自身をマインドシフトしました。量子力学を学ぶとその通りだと思いました。

出会ってくれて、ありがとう


Dr.まみ:私のクリニックは、一般の診察室みたいなものではなく、一緒にお茶を飲んでお菓子を食べながらお話をするという感じでやっていました。癒しとは寄り添うことであると思っています。答えはその人の中にあって、今起こっていることが良いとか悪いとかではなく、そういう現実を受け入れられるような準備ができたから私のクリニックに来てくれた、私はそれに寄り添わせてもらい、その方が気付けるようにサポートをさせてもらえて、ありがたい感動する仕事なのです。
 ですからおめでとうであり、ありがとう、ということなんです。

記者:ここまでお話を聞かせて頂いて、改めて凄い経験をされてこられたんだなと思いました。素晴らしいお話しだと思います。

Dr.まみ:私の経験やしてきたことが、どこかで生かされたり役に立てる場が最近出来てきて、こういう風に生きていくのが私にとっての信念というか、結局なんだかんだ言ってもやっぱり私はドクターなんだと感じています。

記者:今日は貴重なお話を聞かせて頂き、本当にありがとうございました。

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【編集後記】
今回インタビューを担当しました戸來、高柳です。 
まみさんはお会いした最初からとってもウェルカムで、スタジオにされてる空間もとても明るくて、そして優しくて、あり方そのものからおもてなしの心をもの凄く感じました。今回お話を伺って、まみさんとの出会いを待ってる方がたくさんいらっしゃるのだろうと思いました。今後のまみさんのご活躍を心より楽しみにしています!

この記事はリライズ・ニュース”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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