【うつ×休学】私のお守り
「休学したい…」
そう思っているのに、考えるのは漠然とした将来の不安。
「みんなより乗り遅れてしまう」
「進学や就職に響かないだろうか」
「人生を棒に振るんじゃないか」
そんな風に未来ばかり考えてしまって、「休みたい」という自分の意志をなかなか言い出せなかった私でした。
悩みに悩んで苦しんで、私は自分の意志を、担任の先生に話しました。
休学したい、でも「休学」したら、将来に響くんじゃないか。
怖くて震えました。
真っ暗な道に、ぽつんと一人で立っているような気分でした。
でも、先生は、笑っていいました。
「きりしまさんが、今から休学して、仮に4年生になって就活したとするよ。そのときに、『休学』って事実だけで落とすような場所で働きたい?」
これを言われたとき、目から鱗でした。
履歴書に書かれた、たった2文字「休学」
それで、人を容易に判断するようなところで働くか。
たった2文字を、
ネガティブに捉えるか、
ポジティブに捉えるか、
それはほんとに考え方次第なんだと、視野が狭くなっていた私は気付かされました。
私のトンネルに、光が差したのです。
私は、先生の言葉で、休学する意志を固めました。
そして、何かに迷ったとき、先生の言葉を、ふとお守り代わりにしています。
きっとこれから悩んだときも、私は何度も、この言葉に救われるのだろうと、そう思います。
「休学」という事実に負けないで。
毎日のコーヒー代に。