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【読書日記】8月に読んだ本は中上健次、佐野洋子ら。もう死んだ作家が多かったのはお盆だから?

8月に、読みかじった本たちの
ラインナップ記録です。

その日その日に、
朝読みたいと思って、鞄に入れたり
本屋さんで買った本たちです。

お恥ずかながら、途中の一部を
読みかじった本が大半です。
以下に挙げた本を全部読み通してる
訳ではありません。

ただ、その日はその本や作者の
言葉を、声を聴きたかったんです。
毎日刻々と、言葉を聞きたい相手が
こんなにも変わるんですね。

司馬遼太郎とか、
中上健次とか、
学生時代の「親友」との
時間が多かったようです。
やはり8月は、亡くなった人と
交流したくなる時節なんですかね。

先月から佐野洋子さんとは
親しい交流が続いています。
死の前に書いた『死ぬ気まんまん』は
特に透き通った心が感じられる
名エッセイ集ですが、
タイトルにドキっとさせられ、
誤解されがちで、ちょっと損してるかも。

冒頭はこんな感じです。
「私が愛する人は皆、死人である。
私は知りたい。
死んでも憎みたい人が、
これからも先出て来るだろうか。
あの嫌な奴も死ねば許せるだろうか。
私も死ねば『いい人だったね』と皆
思ってくれるのだろうか。」

佐野さんがこんなに静かな文章を
書いたのは、やはり死を意識して
いたからでしょうか。

意外なタイトルだったのは、
遠藤周作の『怪奇小説集』。
遠藤さんに、怪奇短編集が
2冊もあるなんて、ビックリしました。
相当な怖がりだった遠藤さん。
上手い人は何書いても上手いですね。

最後に、話は唐突に変わりますが、
女子アナの写真集を出来心で
買ってしまいました。
いつもは、10代後半から20代前半の
坂道グループアイドルばかり
追っかけてましたが、 
鷲見玲奈さんは31歳です。
特にファンではなかったのですが、
大人の女性もステキだなと思い、
やっと自分がロリコンではないと 
実証し、安心できました(笑)。



8月1日
ポール・オースター 
『ムーン・パレス』
レイモンド・カーヴァー
『カーヴァーズ・ダズン』

8月2日
ナボコフ『ロリータ』
谷崎潤一郎『痴人の愛』
吉本ばなな『キッチン』

8月3日
カミュ『異邦人』

8月4日
春日武彦『奇想版・精神医学事典』
村上龍『イン・ザ・ミソスープ』
大野晋『日本語と私』

女子アナ・鷲見玲奈写真集
『すみにおけない』

8月5日
高橋源一郎
『ゆっくりおやすみ、樹の下で』
ジェーン・スー『オバさんになったよ』

8月7日
村田沙耶香『ハコブネ』
村田沙耶香『殺人出産』
筒井康隆『パプリカ』
丸谷才一『日本語のために』

8月8日
河合隼雄『カウンセリングを考える』
井上ひさし『ふふふ』
佐野洋子『死ぬ気まんまん』
佐野洋子『覚えてません』
村田沙耶香『きれいなシワの作り方』
中村文則『銃』

8月10日
柳美里『窓のある書店から』

8月11日
柳美里『ゴールドラッシュ』
ジェーン・スー
『生きるとか死ぬとか父親とか』
色川武大『オールド・ボーイ』

8月12日
いくえみ綾
『おやすみカラスまた来てね』⑥

8月13日
河合隼雄『こころの最終講義』

8月14日
中上健次『千年の愉楽』

8月15日
柳美里『JR上野駅公園口』

8月16日
司馬遼太郎
『街道をゆく・韓のくに紀行』

8月17日
川上和人
『鳥類学者、無謀にも恐竜を語る』

8月19日
筒井康隆『虚人たち』

8月20日
小林秀雄『考えるヒント①』

8月22日
筒井康隆『口紅に残像を』 

8月23日
川上未映子
『ウィステリアと三人の女たち』

8月24日
村上春樹『職場としての小説家』
 
8月26日
伊坂幸太郎
『3652伊坂幸太郎エッセイ集』

8月27日
レイ・ブラッドベリ『華氏451度』
中上健次『路上のジャズ』
小林武彦『生き物はなぜ死ぬのか』

8月28日
伊坂幸太郎『マリアビートル』

8月29日
河合隼雄『昔話の深層』
穂村弘『にょっ記』
遠藤周作『怪奇小説集』
司馬遼太郎『街道をゆく・本郷界隈』

8月30日
安部公房『壁』
司馬遼太郎『新選組血風録』

8月31日
安部公房『砂の女』
芥川龍之介『河童・或阿呆の一生』

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