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【村上春樹の信条】たくさんインプットし、わずかだけアウトプットする。

村上春樹は、
『自己とは何か(あるいはおいしい
牡蠣フライの食べ方)』という
エッセイでこんなことを書いています。

「小説家とは何かと質問されたとき、僕はだいたいいつもこう答えることにしている。小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人間です。」

たくさん見て観て見まくって、
わずかしか判断しない、かあ。

これは、村上春樹の
作家としての信条であると同時に、
現代のベストセラー小説や
はたまた一部のSNSに対する
批評ではないでしょうか?

ビジネス書にしても、
noteにしても、 
みんなとはいいませんが、
すぐに答えをだしているものが多い。
これがまた、名案なものが多い。
当りますね。人気も出ますね。

明解で強力な物語や解答が
スピーディに提供される方が、
読者もまた、いち早く約に立ち、
得をした心地になれるに違いない。
わずかだけ見て、
たくさん判断を下すことになる。

でも、日曜の夜くらいは、
スピードも忘れて、
スマートも忘れて、
モヤモヤした気持ちを味わうのも
アリではないでしょうか?

いや、それはちょっと
寝付きが悪くなるのかなあ(笑)。

でも、人間、モヤモヤする場合って
そのモヤモヤの感情の中に、
たくさんのヒントやアイデアが
つまっている事が多いものです。
個人的にまだまだ未整理な事が
たくさんあるからでしょう。

よきnoteを書くには、
たくさん見て読んで考えて
わずかだけ書くようにすれば
良いってことなんでしょうか。

たしかに、
100インプットしても、
アウトプットして形にできるのは、
7〜8%くらいですものね。
100%インプットしたからといって
100%出したとしたら、
ほとんど、盗用というか、
パクリというか、
他人の考えたことを単に横流ししている
だけだから、かあ(汗)。

自分の意見を持つのって、
やっぱり大変。
だからこそ、
たくさん、人や時代や景色を
見て観て見まくるのが
必要になるのでしょう?

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