実質、新卒の僕が入社半年でテスラを買ったわけ
少しだけタイトル詐欺な部分があるので先に書きます。
「じゅんせいって実質、新卒だよね」という言葉をよく会社でかけられます。
自分は大学卒業後に文系未経験からフリーランス1年やってソフトウェアエンジニアになった話に書いたように大学卒業後、フリーランスをやってから今の会社に中途入社しました。なので、会社員としては0年目です。それを揶揄してそう声をかけられることがよくあります。
のでタイトルは正確には「実質、新卒(とよくいわれる)の僕が(中途)入社半年でテスラを買ったわけ」ですし、この話は新卒が車を買った話ではなく、中途入社して、26歳でフロントエンドエンジニアの平均的な収入がある人がテスラを買った話です。
ともかく、自分が4月頭にテスラモデルYという600-800万円する車体価格の車を納車しました。
以前から家族の車やカーシェアなどの車を運転する機会は多かったのですが、自分の車として所有するのはこれが初めてです。いつのまにか1台目がテスラという称号や1台目が電気自動車という称号も達成していました。
なぜ買ったのか?
主に3つの理由があります。
エンジニアならテスラだと思っていたから
テスラをカッコよく買えるのは今しかないと思ったから
向こう3年は車のある生活を体験したかったから
エンジニアならテスラだと思っていたから
そもそもテスラを知ったのは、2019年から1年間短期留学したアメリカのシアトルという街での出来事でした。
通っていたチャーチの人たちとランチを食べようと、それぞれの車に別れてレストランに移動したときにたまたま乗せていただいた車がテスラでした。
あのときのことは今でも覚えています。
ドライバーはMicrosoftでソフトウェアエンジニアとして働いていたチェンさんでした。
自分は、そのときソフトウェアエンジニアになりたくて必死に勉強していたのでチェンさんはとても良いコネクションだと思っていて、Microsoftのような素晴らしいIT企業でソフトウェアエンジニアとして働くコツをなんとか聞き出さなきゃと思いながら乗っていました。
しかし、自分が助手席に座ってチェンさんが車を走らせ始めると、自分はおかしなことに気づきました。
いつもの車なら見慣れたエアコンの吹き出し口や計器がなくて、前の席の真ん中にはでかいタブレットしかありません。
「これ、ipad?これしかないの?」
「うん。タブレット。エアコンが操作できるよ」
「ええええ、すげええええ!」
びっくりです。今は見慣れた光景ですが、チェンさんはテスラのタブレットのUIでエアコンの風向きを操作してくれました。
「なんていうメーカーなの?」
「TESLAだよ」
この時、初めてテスラというメーカーを知りました。
別の日、現地で仲良くなった留学生の友人と「車買うなら何が良い?」というたわいもない話をしてました。
自分がチェンさんの車に乗せてもらった話をしたとき、友人は言いました。
「アメリカなら絶対テスラ!みんなの憧れの車だよ」
この会話がきっかけで「将来、テスラを運転してみたいなあ...」と思うようになりました。
また、最近では世界のソフトウェアエンジニアの憧れの場所であるシリコンバレー(サンフランシスコ)では、道路を走ってる車のほとんどがテスラだと聞きます。
「エンジニアならテスラ。」そういうレッテルもなくとなくいいなあと思っていました。
テスラをカッコよく買えるのは今しかないと思ったから
持論にはなりますが、テスラをカッコよく買えるのは、26歳の今しかないと思っていました。
ソフトウェアエンジニアという職業は、現在とても人気と需要が高い職業であり、自分よりも先のキャリアを進めている30代、40代以降のソフトウェアエンジニア(のとくにシニアエンジニアやエンジニアリングマネージャーなど)で世間的に高給をいただいてる方をたくさん知っています。
しかし、僕の感性ではそのような方が「テスラを買ったぜイェーイ」としても「そりゃ買えるだろうな」という感覚になります。
今、「26歳のフロントエンドエンジニアの平均年収しかいただけていない自分がテスラを買う」ことが一番カッコいい自分になれるなと思いました。
向こう3年は車のある生活を体験したかったから
自分は最近、名古屋に引っ越してきましたが、恋人と出かける行き先を増やしたり、若いうちにしか出来ない体験を広げたいと思っており、人生の中で今から向こう3年は車のある生活をしたいなと思っていました。
しかし、今の時期に新車を発注すると納車までだいたい1年間待つ必要があると聞きます。(テスラ以外は、あまり真面目に比較しませんでしたが…)
これでは、今から新車を注文しても向こう3年のつもりが向こう2年になってしまいます。
ところが、現状のテスラ車だと在庫車なら2週間、オーダーしても1ヶ月ほどで届きます。
実際に注文してから納車までは3週間ほどでした。
田舎にこそEV車は向いていると思う
最後に、2ヶ月ほどEV車であるテスラに乗って思ったのは、田舎にこそEV車は向いてそうということです。
自分は、実家が岐阜にあり実家では車が欠かせません。(だいたい、最寄りのコンビニエンスストアまで車で20分かかるぐらいの田舎)
このような田舎では、車は1日おきに片道20~30kmほど走らせて都市部で用事(職場に行ったり、食料品の買い物をしたり)をすませて夜帰ってくるという運用で使われます。
また、ガソリンスタンドは運送コストのために地元で入れると都市部に比べて10円ほどそれぞれ値上げするため街へ行ったときに入れることになります。
でも、テスラのようなEV車なら夜間に家充電でバッテリーがほぼ満タンまで充電されるうえに、ガソリンに比べて2倍のコスパで走れます。(燃料費における走行距離がだいたいガソリンを入れた時に比べて2倍の電費(燃費?)になる。)
なので、土地に余裕があり、気軽に家充電の施設を設けることができて、地元のガソリン代が高くつきがちな田舎でこそEV車は向いていると感じています。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
自分のテスラ購入という一見突飛な決断も、そんな自己探求の一部でした。この選択が誰かの人生に少しでも影響を与えてくれれば、自分としてこれ以上ない喜びです。
この記事を通じてじゅんせいという人物に興味が沸いたなら気軽にTwitterなどでお声がけください。