「尽きせぬ思ひ」のこもった演奏会
週末に大学の後輩の演奏会を見に行ってきました。
僕が昔いた大学の楽団は国立で唯一全国大会に毎年出てるようなところで、練習時間も長くて、夏休み期間とか毎日9:00-17:00で練習が続きます。引退もこの12月の定期演奏会のタイミングなので卒業ギリギリまで就活も卒論もなんとか誤魔化しながらやります。
だから、当人たちにとっては、4年生の代というのは特別な時期になります。夏はコンクールに全力と全時間を注いで、冬は4年間ずっーーーと大学で一番長い時間を一緒に活動してきた仲間と最後の集大成の演奏会をやるわけです。
そこに「COVID-19」が降ってきて、コンクールも中止になり、この演奏会も客を入れて開催できるわからない状態になりました。5月当時の現役の子たちはネット越しからでもほんとうにショックな様子が伝わってきました。
けれど、昨日の演奏会一つのために全団員100名近くがサボることなく1年間ずっと練習してきたわけなんですね。並大抵のことじゃない。ふつうのサークルだったら「やーめた」となるわけだから。
僕は自分の原点がここに一つあります。人を動かすのは思いです。そして、みんなで同じ方向を向いて同じ思いを持てば必ず良いものができあがる。
そう思い出させられた演奏会だったのでシェアさせていただきました。