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「問い」のある⽣活をしよう。

消火士ならぬ昇火士という、火を消すのではなく、🔥をつける仕事がある。と言っても、SF小説の中での話だ。レイ・ブラッドベリが書いた『華氏451度』に出てくる。

昇火士の仕事はシンプルで、本を燃やすのが使命だ🔥📚。『華氏451度』の世界では、本を持つことも、読むことも法律で禁止されていて、本が見つかると、昇火士の詰所に連絡が入る。すると彼らは消火士のように真鍮のポールをすべり降りて出動し、昇火車で現場に向かう🚒💨。

防火服を着ているのは、消火士と同じだけれど、カブトムシみたいに黒光りするヘルメットには「451」の文字。この数字は、本を焼く時の温度──華氏451度──に由来しているそうだ。さらに、腕には不死鳥が描かれた腕章、胸には火竜のバッジをつけていて、彼らにとっての「正義」をまとっている。

昇火シーンに出てくる描写が印象的で、「本が鳩のようにはばたきながら死んでゆく」とある。本に象徴される、知識に死を与えるのが、彼らの役目だ。

主人公のガイ・モンターグは、20歳の時から昇火士として働いていて、今は30歳。父親も祖父も昇火士で、本を燃やすことに疑問を持たずに生きてきた。しかし、ある時、本(知識)が持つ価値に気がつき、燃やすのは間違っているのではないかと考えるようになる。

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櫻田潤🎨🌏VISUALTHINKING

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インフォグラフィック・エディター/グラフィック・ノベル作家🦓NewsPicksで働きつつ、個人でも活動中。サイト『ビジュアルシンキング』運営。コミュニティ『ビジュアルシンキングラボ』主宰。📚著書に『たのしいインフォグラフィック入門』『図で考える。シンプルになる。』 ほか。