見出し画像

僕が思う結婚に失敗する根本的な原因

結婚は人生における最も大きな決断の1つですので、絶対に失敗したくないですよね。

もし離婚となると、それまで一緒に過ごしたパートナーとの思い出や時間が全て無駄になってしまいます。仮に子供がいたとなるともはや自分たちだけの問題ではありません。


この記事では、多くの人が結婚に失敗する根本的な原因について説明し、一般的によくある失敗例の対処法についてもお話ししていきます。

・結婚が失敗する原因がわかる
・結婚で失敗する可能性を最小限に減らせる
・結婚に対する認識が変わる

この記事を書くにあたって結婚関連本を10冊以上読みました。その内容プラス僕の結婚に対する考察を加えて書いていきます!

結婚したい理由がそもそも間違ってる

結婚したい理由を検索してみると、下記のような内容が上位にランクインしています。

・さみしさを埋めてほしい
・悩みを相談できる人、頼れる人が欲しい
・周りの目が気になるから
・社会的ステータスのため
・一人前に見られたい
・親を安心させるため
・好きな人と一緒にいたいから

みなさんも思い当たる節があるかもしれません。


でも、結婚本10冊以上+僕が徹底的に考えた結果、

これらを結婚の目的にしてしまうことが、結婚に失敗する理由

なんです。


もちろん、これらの要素は結婚した結果として得られることは多いですが、それ自体を結婚の目的にしてしまうとマズいことが起こります。


なぜかと言うと、

これらの要素は結婚しなくても手に入るから

です。

例えば

・さみしさを埋めてほしい ⇒ さみしさを埋めてくれるなら結婚相手である必要はない ⇒ 離婚
・悩みを相談できる人、頼れる人が欲しい ⇒ 結婚相手よりも相談しやすい人・頼れる人を見つけた ⇒ 離婚
・周りの目が気になるから ⇒ より顔やルックスの良い他の人を好きになった ⇒ 離婚
・社会的ステータスのため ⇒ より社会的ステータスの高い他の人を好きになった ⇒ 離婚
・一人前に見られたい ⇒ 結婚してなくても一人前と認められている人もいると気づいた ⇒ 離婚
・親を安心させるため ⇒ 結婚しなくても親が安心してくれる方法を見つけた ⇒ 離婚
・好きな人と一緒にいたいから ⇒ 3年後好きじゃなくなった・他に好きな人ができた ⇒ 離婚

のように、これらはほんの一例ですが、ちょっと考えただけで破滅へのルートが思い浮かびます。

つまり、結婚してなくても手に入るものを目的にしてしまうと、

家庭の外で目的を達成する方法を見つけてしまうと破滅する

ということです。


ですので、重要なことは

なぜ自分は結婚しないといけないのか?

ということを徹底的に考え、

結婚することでしか手に入れられない目的

を見つける必要があるということです。

結婚することでしか手に入れられない目的とは

では、結婚することでしか手に入れられない目的とはどんなものでしょうか。


それは、数日前に会った相手とは絶対に達成できないような

1人の相手と長い期間人生を共にすることで初めて実現できること

となるはずです。


例えば

・お互いに100%信じあえる信頼関係があり、常に安心感に包まれた人生を送れること
・人生の最大の協力者を作ることにより、経済面・精神面・体力面など様々な面で困った時にずっとお互いに助け合えること
・若い時から二人の思い出を蓄積し、それを語り合えるような幸せな老後を過ごすこと
・子供を作り共同で育てていくこと

などです。


なお、この記事でいう「結婚」とは、固定のパートナーと人生を共にするという意味だと思ってください。

なので、法的な婚姻関係という意味ではなく、事実婚等も今回の話に含まれます。

これからの時代、結婚はマストじゃない

・大人になったら結婚するのが普通でしょ
・結婚は社会的ステータスだ

と思っているかもしれませんが、今後日本社会では、結婚が当たり前ではなくなっていきます。


今後、結婚している人の割合はどんどん低下し、20年後には人口の半分しか結婚していない時代が来ると言われています。


つまり、その頃には

結婚するのが当たり前ではなく、結婚したい人だけが結婚する

という社会となっています。

そうなったとしても、

自分は結婚する必要があるのか?

と考える必要があります。

結婚は手段であり目的ではありません。

結婚とは、

自分の叶えたい人生を実現するためにする

のであって、結婚自体が目的ではないのです。


つまり、

自分の実現したい人生を自分一人で実現できるなら結婚する必要はない

ということです。


ですので、

・自分が叶えたい人生はどんなものか
・それには結婚が必要なのか
・なぜ結婚が必要なのか
・結婚で実現したいことは何なのか

ということを考えることが重要です。

結婚とは「夫婦共同プロジェクト」

夫婦お互いに、

自分はこういう人生を実現したい、だから結婚が必要だ

という考えがあれば、


結婚とは、

お互い理想の人生を実現するための夫婦共同プロジェクト

と言うことができます。


つまり、

2人で共通の目的を達成するための永遠の協力体制

ということです。

夫婦共同プロジェクトに必要な要素

夫婦共同プロジェクトを進めるにあたり、絶対に必要な物があります。

それが以下です。

・最終ゴール
・フラッグ
・日々のルール
・マネジメント


「最終ゴール」「フラッグ」「日々のルール」は結婚前に決めておくべきことです。

そして「マネジメント」は結婚後、日々意識すべきことです。


これらをしっかりとやっていくことによって、結婚の失敗をかなり高い確率で避けることができます。


正直、これらをちゃんとやってるという人は見たことがありませんが、ここまでやれば失敗する理由がありません。

やっぱりうまくいっているカップルは無意識のうちにこれらを押さえています。


それぞれ詳しく説明していきます。

最終ゴール

夫婦共同プロジェクトの最大の目的は、夫婦2人の最終ゴールを達成することです。


最終ゴールとは何かと言うと、先ほどから言っている

結婚することによりどんな人生を実現したいのか

ということです。


そしてこれを、

夫婦2人で共通のゴールを設定することが必要

となります。

難しく聞こえるかもしれませんが、シンプルに言うと

「こんな夫婦になりたい!」
「こんな老後を送りたい!」

という感じの将来のイメージで良いと思います。

ですが、自分と結婚相手でそれぞれゴールのイメージは全然違うかもしれません。

そのため、お互いのイメージを話し合い、すり合わせ、お互いに納得できる共通のゴールを設定することが必要となります。


この2人のイメージが違っていると、初めの内は好きという気持ちが強いので結束力があったとしても、時間がたつにつれて徐々にお互いの意見がずれていく可能性が高いです。

フラッグ

次はゴールに到達するためにクリアする必要のあるフラッグです。

フラッグとは

結婚生活の様々なタイミングでの重要事項

のことです。


これらを事前に2人で決めておくことがとても重要となります。

事前に決めておかないために、いざその時になってお互いの意見がぶち当たってケンカになり破局というパターンがよくあります。


具体的に、フラッグは以下のようなことです。

・結婚の籍などの法的手続きについて
・結婚式について
・住居について
・仕事について
・経済面について
・家事について
・お互いの親族・家族間について
・子供の時期や人数について
・教育方針について
・老後について


ポイントは、これらの項目について、

・When:いつするのか
・Who:誰がするのか
・How:どうやってするのか

を決めておくことです。


この各項目をしっかりとお互いの考えをすり合わせ、できる限り共通のものに決めておくことで後々のトラブルを最小限にすることができます。

日々のルール

次は結婚生活における日々のルールです。

ルールを決めておくことで日々の生活で起こる問題を未然に防ぐことができます。


ルールを決めていないと、

それぞれが勝手に行動して相手を不快にさせたり、どうすべきかわからなくてうまく結婚生活が進んでいかない

ということが起こってしまいます。


と言っても、決めておくべき日々のルールはかなり多いです。


生活で必要になる事すべて事前に決めておくことは難しいでしょう。

ですが、できる限り事前に決めておく方が良いです。


一覧を参考にできるだけ決めておきましょう。

タスク表


このルールも先ほどのフラッグと同じように、When・Who・Howを決めると言う観点で考えるのが良いです。


ですが、これは実際に生活を共にしないとわからないことも多いため、全て想像でルール決めを行ってもなかなか十分じゃないでしょう。

そのため、結婚前の同棲など一緒に生活をして、実際に試してみるべきです。

いざ、生活を始めてみると

・実際その場面になると想定外の感情が湧く
・やっぱりこうしたいと意見が変わる
・まだ決めていないルールに気づく
・お互いの状況の変化で、ルールが合っていないものになる

などのことが必ず発生してきます。


そのため、ルールは継続的に修正し柔軟に変更していかないといけません。

また注意すべきことは、ルールを決めるということは、

良い意味でも悪い意味でもお互いを縛ることになる

ということです。


つまり、もしどちらかが不満なルールがあった場合、ルールがあることでストレスとなってしまいます。

「これ、なんで私がやることになってるんだろ」
「私の方が家事多くない!?」

みたいな感じですね。


そのため、決めるルールはお互いに心から納得するものにしないといけません。


そういう意味では、全てのことをルール化すべきではないです。


なぜなら、他人同士なのに全てのことをお互いが完全に納得して決めるなんてことは不可能だからです。

例えば、その時々の気分に左右されたり、その都度状況が微妙に異なることもあるでしょう。


つまり簡単に言うと、かたくなにルール化するのではなく

その時々、都合の良いほうがやるようにしよう

等の柔軟さも残しておくことが円滑な家庭ににつながることもある、ということです。

よって、ルール化すべき事は、

状況が変わりづらく、おおむねルール通りに事が進む

と分かっているものだけにするべきでしょう。

マネジメント

ここまで説明した3つの要素は結婚前に事前に決めておくべきことですが、最後のマネジメントは実際の生活の中で日々意識していくことです。


ここまで説明した3つの要素を事前にしっかり決めておいたとしても、実際に結婚生活がスタートすると様々な問題や課題、小さな不満などが必ず発生します。


また、お互いに人間なので、決めておいたルールを忘れたり・守れないということも必ず発生すると思います。


マネジメントとは、それらをうまく対処し円滑に平和な日々を送っていくために意識すべきことです。

例えば、以下のようなことです。

・相手の気持ちを理解しようとする
・相手のストレスや不満に気を配る
・相手に変化に気を配る
・コミュニケーションを継続的に行う
・スキンシップを継続的に行う
・感謝や謝罪をないがしろにしない
・相手に対する要望や不満などの言いずらいことでも言えるような環境・雰囲気づくりをする


つまり、

・問題は起こっていないか?
・問題は放置されていないか?
・問題はちゃんと対処されているか?
・問題が起こった時に対処できる体制になっているか?

ということを常に気を配る必要があります。

それまで一人で暮らしていた個人が他人と生活を共にするということは、想像以上にストレスが多く問題が噴出します。


しかも、家庭というのは誰にとっても安息の地です。

つまり、仕事など外で戦ってきた身体と心を休めるための最も重要なスペースということです。


そこが自分の理想の環境でないということは、人にとって逃げ場がなくなることなのでかなりのストレスとなります。


また、人は誰でも日によって気分が上下するものですよね。

誰も相手にしたくない日があれば、そばにいてほしい日もあります。


そういうことは事前のルール決めでは対処しきれません。

その時その時で、お互い柔軟に助け合っていく必要があるのです。

このマネジメントがしっかりできていないと、仮に目的や計画が一致していたとしても、日々の些細なストレスや不満から離婚に発展してしまいます。


多くの人の離婚原因を見ていると、マネジメントができていないことで日々のささいな原因から破局していることがすごく多いです。

結婚に失敗するよくある原因と対処法

最後に、結婚の失敗のよくある原因を確認して、本当に今回の記事の通りやっていれば避けられる原因なのかを確認しましょう。


以下に、よくある離婚原因とそれに対する対処法を書いていきます。

一部ひどすぎて論外のやつもあったけどね


【離婚原因ランキング】
1位
 性格が合わない(男性に聞いた回答)
⇒ゴール・フラッグ・ルールをしっかりと話し合っていないことが原因。もし性格が本当に合わない相手なら、話し合いの中で選ぶべき相手じゃないと言うことに気付けるはず。

性格が合わない(女性に聞いた回答)
⇒既出


2位
異性関係(男性に聞いた回答)
⇒日々のマネジメント不足。相手の感情を察知できておらず、スキンシップやコミュニケーションができていないことで不満を抱いていることが原因。

暴力をふるう(女性に聞いた回答)
⇒これは論外なので別れてよかったかも。とは言っても、ルール決めでなるべくフラストレーションがお互いにたまらないようにすることができる。それプラス日々うまくマネジメントしていくことが重要。


3位
精神的に虐待する(男性に聞いた回答)
⇒これも暴力と同じで論外。

生活費を渡さない(女性に聞いた回答)
⇒フラッグでお金に関することを決めたり、お金に関するルールを最初に決めていないことが原因。


4位
家族・親族と折り合いが悪い(男性に聞いた回答)
⇒家族感や親族間の価値観に関するフラッグや、どれくらいの頻度で実家に顔を出すかのルールを話していないことが原因。

精神的に虐待する(女性に聞いた回答)
⇒既出


5位
性的不調和(男性に聞いた回答)
⇒結婚後スキンシップをとマネジメントしていくことは不可欠なので、結婚前からちゃんとそれができそうか確認しておくことが必要。

また、日々ちゃんとコミュニケーションを取っていれば、実際性的不調和が起こった際もコミュニケーションを取って解決できる。

異性関係(女性に聞いた回答)
⇒既出


6位
浪費する(男性に聞いた回答)
⇒お金に関するルールを最初にすり合わせていないことが原因。

浪費する
⇒既出(女性に聞いた回答)


7位
同居に応じない(男性に聞いた回答)
⇒住居などに関するフラッグやルールを最初にすり合わせていないことが原因。

家庭を捨てて省みない(女性に聞いた回答)
⇒最終ゴールがそもそもずれていることが原因。また、フラッグや日々のルールをすり合わせる中で考えがずれていることにも気付くチャンスがあるはず。


8位
異常性格(男性に聞いた回答)
⇒論外。でもゴール・フラッグ・ルールを話し合っている中で多分「コイツやばいな」と気付けるはず。

性的不調和(女性に聞いた回答)
⇒既出


9位
暴力をふるう(男性に聞いた回答)
⇒既出

家族・親族と折り合いが悪い(女性に聞いた回答)
⇒既出


10位
家庭を捨てて省みない(男性に聞いた回答)
⇒既出

酒を飲みすぎる(女性に聞いた回答)
⇒お酒に関するルールまで決めていなかったとしても、この問題が発覚した際に、ルールの設定もしくは修正をすることにより解消できる。


どうでしょうか。論外のもの以外は、大体解決できている気がします。

「納得いかない!」

というところがあればコメントしてください(笑)

サポートしてくれたら、ブドウ糖を買おうと思います。