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人生の挫折を乗り越えた低学歴が教える、高学歴のエリートよりも稼ぐ方法

こんにちは。ありゅー(@junpei_ariu)です。


僕は過去に、たまたま知り合った某有名企業のエリートのMくんにこんなことを言われました。

「このままじゃヤバいだろ。将来どうすんの?」と。

要はバカにされたわけです。


相手は心配して言ってくれているのだとは思いますが、その目の奥はこちらを口にはせずとも見下したような空気が漂っていました。


こういうマウンティングを取られたことあるって人、世の中結構多いのではないでしょうか?


悔しいですよね。


彼は、親の方針で高校3年間を海外で過ごした帰国子女、AO入試で早稲田に入り、学部のカリキュラムでニューヨーク一年留学、卒業後は外資系投資銀行に入社。

眩しすぎる経歴。いわゆるエリートコースです。


かたや僕は、父親が幼い頃自己破産し蒸発。母親はパート勤めだけど身体が弱く、ボロアパート住まい。しかもそのせいで借金まで背負うという。

当然日々の生活で精一杯で、中学、高校の学費すら自分で賄うレベルのいわゆる最貧困家庭に育ちました。


この23歳までの過ごし方で、すでに圧倒的に差をつけられています。


この環境の差ってもう埋めることはできないのでしょうか?


周りの環境は人生を大きく左右する

「水は方円の器に随う」


これは人間の人生を決める大きな要因を如実に表している表現で、僕のnoteで大反響があった「お金と女2.0」にも登場してきますが、多くの人はこの事象に気付かないまま日々を過ごします。


僕達も、エリートですらも。


どういうことかというと、僕達は幼い頃から良くも悪くも周囲の環境の影響を受けながら生きていくことになります。

 環境とは大きく分けて3つ。

①家庭環境
②友人のグループ
③学校の担任、先生

です。魚が生涯にわたって水の存在に気づかないように、僕達はこれらの影響の大きさに気づけないことがほとんどです。


影響のほとんどが、稼ぐのにマイナスな方向へと導いてしまいます。それは、世界人口の最富裕層と言われるお金持ちの1%が、世界にある資産の48%を握っており、多くの人間が貧しさを感じているということが如実に表しています。


あなたが今、置かれている環境が成功の足を引っ張ると思うなら、なるべく早く環境を変える必要があります。


貧困サイクルから抜け出す方法とは

頭の良さに遺伝や才能は確かに関係あるのかもしれません。ですが、やはり環境による影響は大きいです。


貧しい家庭は毎日の生活で精一杯。当然貯金もあるはずがなく、充分に教育に投資してもらえない。家に勉強するための本なんか1冊もありません。

当然、頭のいい学校にいけるはずもなく、貧困は連鎖していく...というのが今の貧困家庭の実情でしょう。

さらに運が悪いと、バカというだけで変な宗教やネズミ講、詐欺に騙される可能性がグンと上がります。まさに貧困スパイラル状態です。


これを抜け出すためには、まず親の言うこと聞いてはいけないと言うことです。


もちろん、道徳や哲学など世間の常識やマナーについてはきちんと耳を傾けるべきですが、将来に繋がることだったりお金に関わることは、自分で道を切り開いていかなければいけません。

親は当然自分の子供を守るという立場にあるため、子供に依存します。どんな親でも騙されたり危険な目に合わないようにしつけをし、平和で安定した暮らしを望んでいますよね。


これは逆をいえば、様々なリスクを回避する方法を教えてくれますが、リスクを回避するということはリターンを得られないということも意味します。


過保護な親の助言は足枷になる場合が多いです。ビジネスの世界において、ノーリスク・ノーリターンと言われるように、リスクを分からないことには収益は得られないということを肝に命じておきべきです。

あなたが低学歴だけど稼ぎたいのであれば、必ずリスクは取らないとダメです。

数多くの試合をこなしていく中で、失敗や挫折、負けることは絶対にある。なので、「負けない態勢」を整えることが大切です。


低学歴は稼ぎに影響するのか

親の多くは、「なるべくいい大学を出れば、いい職業につけて、出世すれば、生涯いい暮らしが送れる」なんて言います。僕はそもそもそんな教育すら受けなかったですが。。。

これは、日本社会の暗黙のルールみたいになっていて、今でも深く根付いていますよね。

でも、果たして本当にそうなのでしょうか?


戦後であれば、確かに大卒さえあれば管理職につくことは可能という時代でしたが、高度成長が落ち着いた1970年代から今に到るまで大卒が溢れかえってしまい、学歴の価値が下がり続けているという現状をきっと知らない親も多いですよね。


今の親世代の概念では、「いい大学に入る=高い年収が貰える」ということだと思います。それを子に教えるというのは、当然といえば当然ですが、実際のところ学歴と年収よりも企業規模と年収のほうが、深い相関関係にあります。

高卒と大卒とでは生涯年収の差は2500万と言われていますが、企業規模の違いによってこの差は簡単に逆転すると言えます。


たとえ高卒でも、ある程度大きな規模の会社に勤めればそれなりの収入は得られますし、そもそも2500万しか差がない。

しかもこれは、サラリーマンとして一生涯を終えるということを前提としての話です。要は稼ぎに上限があります。


僕個人の意見としては、別に学歴はなくてもいいと思っています。


学校は、国家の政策と企業の成長のために奉仕する労働者の養成機関です。

よく考えてみて欲しいのですが、子供に労働者になる素晴らしさは教えてくれても、雇用主側のことは教えてくれません。つまり、学校は稼ぐ力やお金の知識というのを教えてくれないんですね。


なぜなら、国が国民からお金を搾取していることに気づかないようにするためです。


サラリーマンの方は、確定申告を自分でした経験てないですよね。

源泉徴収税なんかをみてもらえればわかりますが、会社が給与から所得税を引くのを代行してくれます。


給料を銀行で確認するくらいの人も多いと思いますが、国はそれが狙いなわけです。自営業でもないほとんどの人は、具体的な納税額もきちんと理解してる人も少ないし、ましてや税務署に行く機会もない。


つまり、システムを複雑化し国民からお金を吸い取っているという感覚をなくすことに必死なわけです。年末調整は、大蔵省からすれば会社が税金搾取の肩代わりまでしてくれる美味しい利権。


だからお金持ちや経営者、起業家など、それを知ってる人達の海外放流が止まらないと言われている所以です。


だいたいの人の人生は国によって決められていると言っても過言ではありません。学校でお金の仕組みを学ばずよくわからないまま就職。問題自体を意識もしないまま会社のために邁進し、気づけば定年。

わずかな退職金と共に、将来あるかわからない年金を頼りに不安を抱えたまま生きていくことになります。


こんなボロカス言っておいてなんですが、日本は大好きですww


もちろんいい環境に恵まれているのであれば、安定したレールに乗ったほうがリスクもとらなくといいので、いい大学を目指すというのはアリです。


ですが劣悪な環境で育った場合、そのままFラン大学に入学するなんてことになった時に、自分にどういったメリットがあるのかよく考えてみてください。

奨学金という名の借金を背負うことになるだけかもしれません。


なので、あなたがまず稼ぐためにやらなければいけないこと。


それは、大学を出ることではなく、「お金の知識を身につけること」なのです。


親が「とりあえず大学にいけ」というのはあまりに短絡的であり、「海外で就業するのに大卒がいる」などの明確な理由がない限りは、後の人生が不幸になる可能性を大いに秘めています。


貧乏人やクズほど起業すべきです。


プロスペクト理論でいうところの、生活困窮者の場合は元からすでに精神的ダメージを負っているため、これ以上失敗や挫折をしても損や負けのダメージは大したことはないです。


むしろ、果敢に挑戦することに幸福感や満足度の期待値はプラスになるということです。


低学歴は高学歴よりもリスクをとればいいよという話

ここからは、僕の実体験も交えた低学歴が高学歴よりも稼ぐ方法のいよいよ具体例に触れていきたいと思います。


僕のことを経歴を簡単に説明すると、水商売→クラブ、ラウンジのマネージメント→起業失敗→デジタルクリエイター。ざっくりこんな感じです。

ファッション好きで水商売引退後にアパレルで起業したのですが、失敗しています。

細かい事業の内容については長くなってしまうためまた別の機会にしたいと思いますが、もちろん僕もたくさん失敗、挫折を経験してきました。


ですが収入に関していえば結論、エリートよりも格段に早く高収入を得てきました


サラリーマンdisになってしまって申し訳ないですが、ある調査によると彼らが43.5歳で手にできる平均給与463,684円(手取り35〜36万)を僕の場合、勤続8ヶ月目にして20代手取り月100万以上です。


「長く続けられる商売じゃねーだろ」とか怒られそうですが、全くもってそんなことないです。

なぜかと言われれば、僕らのような劣悪な環境で育った最下層民は

「肩書き」にこだわらないし、リスクを取れる

からです。


確かに水商売を始めとした芸能人、モデル、スポーツ選手などの個人の完全実力主義の商売は短命です。

ただし、ヒューマンスキルが他の人よりも長けていることが多いので、集客力を使って飲食店を出して成功する人も多いですし、経営やマーケティングを学んでわりと数年で事業を安定させる能力がある人が多いのも事実です。


実際僕の周りはそんな感じ。商売の基本のキをしっかり抑えてればなんとかなります。


いずれにしても、組織ではないので後ろ盾は何もありません。自分の力で努力をしないと消える可能性も高いです。だからリスクなわけですね


低学歴が高学歴よりも収入面で勝つためには、こうしたリスクが取れる人ほど有利だと考えます。


なぜなら、高学歴の彼らは地頭があるのでエリートコースを走っていれば楽に年収1000万くらいは稼げるからですね。

世の中上には上がいるので、その競争に頑張ってしがみつこうとしても劣等感に苛まれるだけです。

僕のような水商売を始めとした短命な職業の人が稼ぎ続けるセカンドキャリアの道は、2つあると思っていて

①飲食店で起業すること
②ハードスキルを身に付けること

だと思っています。


①飲食店で起業する

水商売上がりの人は、比較的出しやすいBARなどの飲食店で起業する人が多いんです。

まぁ元々そういう仕事で稼いできたわけなので、お客さんも引っ張れるし勝手はわかっていますから簡単ですよね。


BARを出店しようと思ったら最低限以下が必要になります。

・食品営業許可申請
・食品衛生責任者の資格
・深夜酒類提供飲食店営業開始届

店舗の規模やカラオケの有無によっても変わってきますが、最低限これだけの許可を取っていればBARを始められます。

ただ、数年で店をたたむ人が多いのも事実。

僕の知り合いも7、8割店を潰してます。でもそういう人は、味とかクオリティとか技術で勝負しがちなんですよね。

熱いパッションだけで「俺が作るラーメンは味が上手いから大丈夫だ」みたいな。

そうではなく、商売の基本のキくらいは学んでおかないといけないし、極論ですが飲食店は味よりも人(集客)に尽きます。


売上=集客力×客単価×CV率(購買率、成約率、転換率)


水商売で売れてた人間はこの数字をすでに身につけているわけなので、地頭がなかったとしても数千万をキャッシュですっと出せてリスクが取れるから、有名企業に務めるエリートよりも上手くやれば収入で上をいけるわけです。

ただし、どんな仕事でも稼げるのはそれ相応の努力をした者のみですけどね。


なので、商売は味よりもまず、ブランディングが最重要です。


②ハードスキルを身に付けること

低学歴、セカンドキャリアのない人が稼ぐ方法としてもう1つ挙げられるのが、ハードスキルを身に付けるということ。

水商売で売れてた人間はソフトスキルと呼ばれる交渉力やコミュ力といったリーダーシップをとるに相応しい高いヒューマンスキルを既に持っています。

逆に言えば、ハードスキルに弱いです。ITの知識全般ですね。

会計、財務、統計学やプログラミング、Webマーケティングのスキルが低い傾向にあります。

なので、自分のやりたい事業に合わせてここを補強していくとセカンドキャリアも安定して稼ぐことができます。


例えば僕の場合、ベンチャーで起業家たちと一からデジタルマーケティング全般を学びながらメディア運営に携わってきました。

そのおかげで、僕がこれまでにメディアに寄稿した記事にスタンディングバーやマッチングアプリの会社などから企業案件の問い合わせが来たり、美容や恋愛にまつわるアフィリエイト収入がほとんど放置で自動で入ります。

SNSもビジネスアカウントをいくつか保有していて、そこに取材やコラボの問い合わせが入ったり、コンサルティングや人材派遣、店舗紹介などの依頼も入ります。

今あなたに見ていただいてるnoteも、月々のtwitter更新頻度にもよりますが毎月数十万の売上が入ります。


このように、ネットリテラシーを身に付けるとそれが資産となり、僕のような低学歴で社会的ステータスのない人間でもそれなりに稼ぐことができるんですね。

ですので、このソフトスキル×ハードスキルのバランスを上手くとっていくと、低学歴でも成功に近づけることができます。


元々地頭が良い人に学歴や肩書きで勝とうとしても無理です。世の中上には上が必ずいます。


高学歴の彼らは環境が良かったというのはありますが、人一倍勉強を頑張ってきたから、リスクをとらなくても年収1000万稼いでビジネスクラスに乗ってってできるわけですから。


知識と人間性。どちらが欠けてもダメですし、高学歴と収入で同じ土俵で勝負するにはリスクをとることが大切です。


高学歴エリートが低学歴の自分より無知だと思った瞬間

冒頭に上げた高学歴エリートのMくん。彼は確かに育ちもよく順調な人生を歩いているし、周りからリスペクトされますし、実際に僕も尊敬しています。


ただし、羨ましいかと言われればあんまりそんなことはないです。


確かに僕は社会的に見たらなんの肩書きもない凡人なのですが、経済的困窮者がどんな思いをしているのかを彼よりも身に沁みて理解しています。

一方Mくんは、周りが優れていたおかげで常に誰かに甘えてこれた部分があり、人よりもちょっと裕福で安定したレールの上を歩いてこれました。


ただ、貧しい経験とかしたことがないので、心の奥にある人の痛みや苦しみみたいなのが分からないんですよね。


例えば、彼の誕生日に六本木のバーでお祝いをしたことがあったんです。

友達みんなでプレゼントを渡したのですが、受け取った後に一言。

「俺、こういう安物貰ってもどうせ捨てちゃうからさ」

と普通にサラッと口にしたんですよ。

その場にいる女子が全員ドン引きでした笑


いわゆる知識でっかちのKYで、本当にモテないんですよ。でも本人は自分がモテると思い込んでる。

僕も人のことはあーだこーだ言えたもんじゃないですが、まぁ金目当てかタダ飯女しか寄ってこない。


だからMくんがダメということではなく、彼の海外の体験談ってすごく面白くて、ネットには出回っていないような話がたくさん聞けたりします。


つまり、人間は人それぞれ品性や気質があり、自分の置かれた環境を上手く活かして得意な部分を伸ばしていけばいいよねということです。


要は、所詮僕らは同じ人間なんです。


同じように食べて、同じようにセックスをし、同じようにウンコして寝るわけです。


低学歴でも人生挫折せずに高学歴エリートよりも稼ぐ方法まとめ

まとめますが、低学歴でも人生挫折せずに高学歴エリートよりも稼ぐ方法は

・ソフトスキルとハードスキルを合わせ持つこと
・サラリーマン思考を捨てること
・リスクをとること

この3つだと僕は考えます。


時間は巻き戻すことはできませんが、「今」がこれからの人生で一番若いですよね。


世の中には、遅咲きの成功者というのがたくさんいます。

・ウィンストン・チャーチル
・カーネル・サンダース
・ウォルト・ディズニー

障害、生活保護、ホームレスと、彼らは普通の人よりもハンデを背負いながらも、それを諦めずに乗り越えてきた人達です。


"「秀才は就職すべき。でも僕のようなクズは起業するしかなかった」"ジャック・マー


そう。あの著名な彼らだって、僕達と同等かそれ以下だったわけです。


生まれた環境や時間を言い訳にしてはいけない。

なぜなら、日本に生まれた時点で相当な運を持ち合わせている。

失敗、挫折は苦しいかもしれないが、諦めなければそれは失敗にも挫折にもならない。


今何もしないことを恐れろ。

俺達は遅咲きなだけ。

絶対に諦めるな。



粟利生 惇平




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