見出し画像

D2C After 2020公開企画会議から学ぶブランドとお客さんとのあるべき関係

豪華スピーカー勢による「Laluce(ラルーチェ)」の公開企画会議がStand.fmで開催🎤

昨夜大盛況だったAfter 2020番外編のLIVE配信!
すがけんさんと豊田さんの熱のこもったキャッチボールから始まり、リスナーの皆さんもメモメモ!と聞き入ってしまってました笑

そして、Instagramで1万2千人以上のフォロワーを抱えるLaluce(ラルーチェ)さんの紹介からブランドを立ち上げた初期の段階にはどんなストーリーがあったのか惜しげもなく話して下さりました。

なんと今回のLIVE配信は白熱の1時半!!凄い!
全てをご紹介したいのですが、一連の会話も全てアーカイブとして残してくださっているので、中でも特にハッとされられた内容をご紹介していきます!


私が参加させて頂いた経緯をちょこっとご紹介🌱

私は約3年程度クリエイティブブティックのQT by quark tokyoという事業部で広告事業のストプラとしてコミュニケーションプランニングを行なっていたのですが、今年4月〜D2C事業「Rainy, But I'm Fine」のブランドマネージャーとして活動を始めたことをきっかけにD2C事業にのめり込んでいます。

業種はアパレルでもコスメでもなく、「天気」です☔️!
本日、関東の「梅雨入り」も発表されましたが「雨の日」を楽しむためのアイデアやライフハックなどを毎日発信していますので是非フォローしてください♩(思わずクスッと笑ってしまうようなTwitterが身内ながら楽しんでます笑)

RBIF_HP_素材

note.
https://note.com/rainy_but_imfine
Instagram
https://www.instagram.com/rainy.but.im.fine/?hl=ja 
Twitter
https://twitter.com/rainybutimfine 


簡単な紹介にはなりますが、そんな経緯もあり今年から「ブランドを作る側」に回れたことはとても嬉しく、誰かに好きになってもらう、愛してもらうことってそう簡単な道のりではないと思っていますがチームメンバーと一緒に日々奮闘しています。

前置きが長くなりましたが、
そんな中で1年程前からご縁を頂いた
河野さんのStand.fmでD2C業界や
ブランドに関わる人なら絶対に知っておきたい
初期段階のエンゲージメント獲得のアプローチを
すがけんさんやラルーチェの豊田さんと行う熱烈な公開企画が!!!

画像1

■豪華Speaker Member
〇Moonshot Inc. CEO / 菅原 健一さん
https://twitter.com/xxkenai
〇Laluce / 豊田 翔さん
https://twitter.com/toyotakakeru
〇FRACTA CEO /  河野 貴伸さん
https://twitter.com/TakaKouno


Laluce(ラルーチェ)の企画づくりから学ぶファンとの伴走スタイル

ラルーチェさんのシグネチャーアイテムは「バゲットバッグ」です。
SサイズとMサイズがあってどちらもとっても可愛いですね!

画像5

画像3

様々な商品展開が行われる中で、どのブランドにも代名詞となるようなシグネチャーアイアテムがあると思うのですがラルーチェさんではこのバゲットバックを恋人への「クリスマスのプレゼントアイテム」として今年もコミュニケーションをとっていくとのこと!

昨年のクリスマス施策に引き続き、12月の需要に向けて9月から事前予約を受け付けているとこのことで公開企画会議ではこの一連の流れと今後の改善点をみていきます。
 

■クリスマス販売までのタイムライン
・9月:事前予約受け付け開始
・11月:商品発送開始
・12月24日、25日:クリスマス🎅🤶


昨年、とても大好評だったことから既存のお客さんのリピート率は高いものの「新規ユーザーの認知・ファン獲得」の面で少し伸び悩んでいる様子。

ここの不安に対しての解決策として、
オーダーから当日プレゼントするまでの
リードタイムが2ヶ月程あることに焦点を当てて
商品をオーダー→手元に届く→パートナーとクリスマスを一緒に過ごす
この一連の流れを「ストーリー」として展開してみたら良いのではというアイデアが💡

ここでなるほどな、と思ったのが
既存の購入ユーザー層(昨年のクリスマス購入者)を通して「ファン同士のストーリー共有」を行う場を設けることで「商品購入検討ユーザー層」の熱意をあげようという仕組み。

すなわち「クリスマスプレゼント相談会」を
開催しちゃおうという発想です!

昨年ラルーチェをギフトに選びクリスマスを過ごしたユーザーからの「ほっこりエピソード」「感動エピソード」を共有してもらいながら恋人に限定せず、家族や友人への贈り方を話せる場を作っていくのは良いな〜と思いました。(意外とこういうのは他人の方が相談しやすかったり?)

ブランドとして「購入前からファンの方と一緒に」プロセスを関われたり、サポートできたりするのは何だかキューピットみたいで嬉しいですよね!

さらに、具体的な方法として

①Instagramのハイライト機能を活用し、
昨年のプレゼント購入者のコメントを公開

②購入→当日までの「ドキドキ感」を伴走するため、ラルーチェ公式アカウントでもクリスマスまでのカウントダウンを発信

③ラルーチェ商品をパートナーで送り合うと更に
HAPPYになる仕組み(インセンティブやデザインの仕掛けなど)を用意

こんなアイデアも生まれました!
初めてみた人がブランドに安心感を抱いてくれたり、今までのお客さんも、もっとワクワクする仕組みは是非真似したい!!



そもそもどうやってブランドを広げてもらうかの疑問

とにかくフォロワーを増やしたい!!!
という意気込みは担当者なら誰でも
葛藤する内容なんじゃないかと思いますが
今回の配信で出た結論は、

一度買ってくれたお客さんにとって、
本当に仲良しなベストフレンド一人だけに伝えたくなる」ようなブランドになること。

購入1件に対して口コミが1件って、ビジネス的には大丈夫なの・・・?
という不安もあると思うのですが河野さんの経験上の数値的観測から言えばこれで十分であるということ。

つまりは、
一人のお客さんがどれだけ喜んでくれているのか」(量より質の計測)
モノの市場価値ではなくその人の相棒となる商品になれるか」(世間評価よりも自己評価による価値創出)

そんな価値観を重視しながら
個人へ届く熱量、
ブランドを想う「深さ」がどれだけ生まれて、
どれだけ刺さっているのか、
届いているのかを
ブランド側はみていくべきだということ。

ちなに豊田さんは、フォロワー0から7000名まで獲得するまでには、「福岡生まれ、POPUP育ち」というパンチラインが生まれるほど月4回のPOPUP実施(ほぼ毎日やっていたということですね)を2年程続けていたそうです。

後追いのブランドにとっては、
つい再現性を追い求めがちですが 

・ブランドの中の人の熱意
・実際に会話をして得られる信頼性
・応援したくなるほどの継続性

が大事であって、リアルの場で地味に「良かったらインスタフォローしてください」と声がけをしていたという裏話も聞かせてくれました。

好きになってもらうのに近道はないですね✍️!


D2Cって実は「中の人」も幸せになる仕組みという気づき

業態・手法としてのD2C(最近ではPtoCとも言われてきてますが)ですが、お客さんに安く良いものを直接提供できるっていうお決まりフレーズ以外にも実は「作る側の人間」が1番幸せな構造なんじゃないかって思いました。

これって凄くアーティストに近いなと。
音楽や映画、漫画、小説、洋服、誰しも好きな分野の表現者っていると思うんですが例えば、大物アーティストって事務所という機関やマネージャーを通してコミュニケーションが行われますが、自分の言葉をファンに伝えることって構造上とても難しい。

個人ミュージシャンと近い概念で、
自分で創った歌詞を自分で歌って、
どうしてこの曲を創ったのかっていうところまでファンの人に語れる。

D2Cで言えばブランドを創り上げた人、ファンや商品のことを四六時中考えている人が販売の場にいたり、SNSで繋がれるってお客さんも熱意のある作り手と直接コミュニケーションが取れるって凄く幸せだし「創った甲斐があるな」って何兆円の市場規模を目指している人には味わえない幸せのカタチの1つがD2Cでは叶うんじゃないかと思います。

市場規模や利益追及を考える場合は、
また違うフィールドになってくるので
あくまでD2Cのフィールドでは
この構造が極限まで伸ばせるんじゃないかと。

配信ではD2Cは、100億規模までは実現できそうと仰ってました!


ブランドを世に出すということ

LIVE後半では、すがけんさんのアシストで河野さんの土屋鞄時代のお話に。
ラルーチェ豊田さんも革製品を本業としているだけに、特に研究されていたようで嬉しそうに会話が弾みます。

そこで革製品という業態で独自の販促方法で地位を築きながらファンを獲得していく秘訣は?との質問に対して
土屋鞄は、経営レイヤーの人間でもモノに対する対する拘りが並外れではなんですよ」と重みのある一言が。

 本当にこの一言でブランドをやるという姿勢がまとまりました。

お客さんが買ってくれた時にどう思うか?を徹底的に考え抜いていますし、ブランドとしてお客さんの期待を裏切らないという“約束”が大事です。

お金や時間、あらゆる人の協力を投下してブランドを作る以上、ブランドはどんなに軌道に乗ってもお客さんとの「約束(届けたい価値・クオリティー)」を守り抜くスタンスが重要なんだという本質的なスローガンで満場一の納得が生まれ配信は終了しました!


素敵な会をありがとうございます!!

shiina.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?