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じぇねと行く! 日本全国城巡りツアー


※書くまでもないことだがジェネはほぼ関係ない記事です

こんにちは。
季節ばかりが俺を置き去りにしていく。Junoです。
気がつけば10月。記事を書き続けていると「3ヶ月連続すごいですね」などと褒めてくれるnoteの口車に乗せられ、もう2年近くも雑記を更新し続ける日々ですが、今日はいつもと趣向を変えて秋旅の記録を認めていこうと思います。旅は秋に限る。秋には全てがある。ないのは休みだけ。

元はと言えば三度の飯と秤にかけてしゃらくせぇ! 他所で食うメシは家メシよりうめえんだ! と謎理論を展開しながら貧乏旅行を繰り返す性分であり、故人も多く旅に死せるあり…と正当化に余念がない旅好きであります。暇さえあれば謎に外泊を繰り返し、コロナ禍に於いては謎に県庁所在地のホテルをとる(※終電は12時半という立地に住んでいる)という奇行を繰り返していましたが、何も誤魔化すことなく遠征が出来るというのは非常に良いことですね。ということで1日2日の僅かな休みを犠牲にし、折よくツアー中だった推しグループのコンサートを口実に東奔西走、ついでに国宝級の城をたくさん見てきましたの記録を残しておこうと思い立ちました。
総合エンタメオタクなので何を見ても喜んでいます。

前半戦 9/22-23@名古屋, 彦根


1日目

基本的に準カレンダー通り(完全ではない)の仕事のため平日のライブなんか行けますかいな福岡行くのでやっとやがなとプンスコしていたわけですが、急に降って沸いた休みとカレンダーを見比べ、「あれコレ行けんじゃね?」と思い立ってから光の速さでチケットと宿と経路を押さえた。名古屋は諸事情あって割と身近な場所なのでなんならはじめは日帰りのつもりだったのですが、敬愛するフォロワーさんと飲めるチャンスに恵まれたので何の躊躇いもなく泊まりにしました。
そのかわり予算の問題で往路は新幹線から高速バスに。高速道路好きなので時間のゆとりさえあるなら全然それでいい、全然……大阪の乗り場が死ぬほどわかりにくい以外はまったく問題なかったです。あとSA休憩が甲賀だったのですが、甲賀では少なくとも神戸プリンが売っているという知見を得たので関西でお土産を買いそびれた皆さんは参考にしてください。

到着した頃の名古屋。天気わるい

ちょうど名古屋に着く頃にD.F.B.P.が始まる。そう、この日は木曜日でした。ライブ前にも律儀やな〜! ちなみに同じ車内に同じ荷物を持った人が何人かいたので、同じようにしてみんな見ていたのではないでしょうか。どうでもいいですが、下車して歩き始めた頃に今度はRIKUさんの配信が始まったので暫く画面見てぼーっとしていました。CL忙しい。
宿に大きめ荷物を預けて間髪入れず会場へ。日本ガイシホールへの行き方は予めフィギュアスケートファンの友人に聞いていたので何も困りませんでしたが、金山で乗ってくる人の多さには辟易しました。いやラッシュアワーの平日によそから来てる我々が完全にアウトサイダーで邪魔な方なのは百も承知です。お疲れのところをお邪魔しました。車内のファンたちがいぬ(※GENERATIONSの冠番組キャラクター、メンバーを模した犬のぬいぐるみを現地参加の8〜9割のファンが保有している)を押し潰されまいと身を挺して守っていたのが実に印象的でした。

会場に着く頃に暮れ始める日。当日は雨がパラついていたのもあって薄暗くなるのが早かったような気もしなくもない。人波に流されながら入場口を横目に物販へ突き当たり、フォトカードを買いながらゆるく待ち合わせ。前回の神戸でもご挨拶の機会があったフォロワーさんと開演前に旧交(?)を温めるなどしました。
ライブの模様は詳しくはこちらをご覧ください。

終了後。何を食べるか迷った挙句名古屋駅の西口で放浪し、平日なのも手伝ってか閉店時間とのチキンレースを余儀なくされ、チェーンの海鮮系居酒屋へ。
ホッキのひらきがやたらうまい。
ライブの感想のみならずつい先日発売された「昨日より赤く明日より青く」について激論を交わし合うナカツカファン2名、中務裕太氏のガチ恋ファンではないが「良介さん(中務氏が映画で演じた板前の青年)とは結婚したい」「女にだらしなくて甘え上手であの見た目はやばい」「狂う」と宣いながら魚を突く。もう(ロケ地)北陸に旅行すべきでは?
ベロベロに酔いながら裕太犬を撫でさせてもらいテッペン超えたあたりで解散。深夜の名古屋駅前は閑散としており、寂寞を感じるたびに「ちゃうねん、今日平日やねん」と己に言い聞かせて帰りました。

宿はビジホですが24時間の大浴場があり、アルコールが抜けた(本当は抜けてないので真似はしないように…)夜中の3時頃に入浴。ぬるめのお湯が心地よいまま部屋に帰って即寝。例の如く布団に入ってからの記憶がありません。


2日目
余韻を引きずりながら朝食へ。寝巻きをツアーTにする派閥なのか、それともファンを一本釣りしようとしているのか、見覚えのあるTシャツのお姉さんたちを複数人見かける。同じ行動パターンですか?
この日はさっさと帰って全然よかったのだが、今まで何度か名古屋に来ているのに絶妙に行けてなかった名古屋城にどうしても行きたく、昼前までに行けばいっか! 城なんか朝からやってるやろし! と謎の持論を展開して弾丸名古屋城突撃ツアーを敢行。怪しい雲行きに傘の購入を検討するも、いやまだ…まだいける…と恐る恐る地下鉄に乗り込む。

舗装されてない道のぬかるみを見よ


名古屋城最寄りの地下鉄駅に到着。すでにドチャクソ降ってる。
コンビニを探すが名古屋城一帯はかなりのオフィス街であり、ぱっと見なにかの量販店があるわけではない。というか探し回る気力をなくすほどの雨。もうこれは直接目的地に行ったほうが絶対早いやつですね?
ツアーグッズのかばんを背負い直し歩き出す。私の肩はいくら濡れてもいいがトートバッグだけは濡らすまいと必死である。城門に辿り着く頃にはもはやツアータオルでは誤魔化しの効かない濡れ方をしていたがそれはそれ。
だがそこは名勝名古屋城、なんとビニール傘の城内貸出を無料で実施している。城の敷地内に入るだけで入場料とるの珍しいな? 地元の人が犬の散歩できひんやん! と思ってすみませんでした。恩恵にあずかり、やはりトートバッグを濡らすまいと必死で傘を荷物へ傾ける。
だが雨足は強まる一方。名物のお濠もこの有様である。熱帯雨林か?

瑞々しすぎる


雨宿りを兼ねて茶屋へ。濡れた体に温かいお抹茶が大変ありがたかった。ちなみにこの茶屋、名古屋色を観光客に向けてサービスするあまり茶屋でありながらモーニングも提供していた。このサービス精神はいろんなところで見習わなければならない。

上品


しかもお茶を嗜んでいると唐突に徳川家康公が現れた。武将おもてなし隊の存在は丹羽仁美ちゃん(アイマス)の言及から知っていたが、まさか茶をしばいているところにあちら様から来てくださるとは思いもしなかった。この雨の中をお召し物も濡れるでしょうにさすがの東照権現、懐が深い。店内の他の客に色々と話を振っていたが、隅っこで茶菓子を貪り食う私には振らなかった。たぶん前日から同じカバン、同じタオルを持った人に散々話を振ってきたのだろう。次に行くことがあれば家康公とお話ししてみたい。

雨足が若干弱まってきたのでそろそろ天守へ…と思ったところ、長蛇の列。傘をさして並ぶ人たち。これは…なんかもう…ええかな……乗ろうと思ってた電車に間に合わんな…と思い、なんとここまできて天守を断念。やっぱなんか縁がねえんだよな名古屋城(やめろよ)
リベンジを固く心に近いながら城の前で写真だけ撮っといた。
そして事務所で日本100名城スタンプを押す。地味に集めています。なんなら続100名城も集めています。続のほうの難易度の高さについては思うところがあるのだが、本編100名城に関してはぜひともコンプしたいところですね。まあ城って登るだけが城じゃないですからね。城の要は濠です(また謎の持論)

帰る前にしかし名残惜しくて売店を冷やかしていたんですが、なんとここで奇跡の邂逅を遂げました。
丹羽仁美ちゃん。

ニワチャーン


情弱のゆえにリサーチ不足でしたがいまデレで名古屋コラボやってるんですね。地図をゲットして帰りました。矢場とんさんの本気度を感じます。
丹羽ちゃんに会えたのが嬉しかったので織田信長公の家紋が入った器を家族へのお土産と称して買いました。嬉しいのお前だけな。
あと雨に濡れるといろんな家紋が浮き上がってくる傘。東海の武将だけかと思いきや竹に雀とか色々いたので、全国の名城に売ってるんじゃないかと思いましたが、城の敷地の外へ出た私を雨から守ってくれるのはこの傘しかないなと思いました。ビニール傘が無限に増えるのを阻止しました。でも持ち手がどう見ても刀の柄なので成人男性が所有してたら秒で職質されそうな気がします。

まっすぐ名古屋駅に帰ってちょうどいい頃合い。実はこの日、家族と彦根で落ち合おうぜと約束していたので、ここから特急しらさぎに乗って米原へ。米原から彦根までは新快速。これがこの日は結果としてものすごく功を奏したわけです。そのあと豪雨のせいで新幹線が止まった。
彦根に抜ける道で岐阜を経由したためテンションの上がる私。岐阜はDOBERMAN INFINITYのKAZUKIと綾野剛というマイ神を複数輩出する私にとっての神域、恐れ多くも土足で踏むことすら躊躇う憧れの地なので……
どうでもいいですが岐阜県民が「岐阜には部活の大会でしか行ったことない」「遊びに行くなら岐阜じゃなく名古屋に行く」(※地域によります)と証言するのがとても面白くて好きです。岐阜城のことも忘れないでいたいね。
また改めて鮎を食いに来るのでその時はよろしくと思いました。

雨が止んだ頃、乗り換えて彦根に到着。滋賀は標高が高いのでなんとなく冷涼で避暑に最適です(まだ9月で暑かった)。家族と無事合流し城下町の一角へ。彦根に来るのはもう10年ぶり以上だと思いますが、土地勘含めけっこう印象に残っているままで楽しく歩けました。なお雨は降ったり止んだりで根本的に止みきってはいないため、例の家紋が浮き出る傘は大活躍でした。
彦根城は城の周りの公園まで自由に散策できますが、ここから城ですよという山の麓で入場料を支払う仕組みです。ちなみにここにはコインロッカーも常設されており、ライブ帰りで荷物の多い民も安心して登山に勤しむことができます。なお雨道で石階段という「どうぞ転んでください」コースのためフィジカルに自信がない人はやめておいた方が無難です。
雨の彦根城からは霞んだ琵琶湖が見えてエモいほか、その全貌が判然としない佐和山も堪能できて非常にエモです。それでなくとも佐和山城と彦根城はエモとエモでぶつかりあって出来た城なので(個人の主観です)、彦根城に登って佐和山城を眺めることからしか得られない栄養があります。いずれ佐和山の尾根も踏破してみたいですね。
ちなみに城の入り口にはこんなサインも飾ってあり

天心くんと龍友くん

そ〜いや行ってたな〜最近再放送で見たわ〜というのを思い出してご飯は近江牛にしました。GENERATIONS食べ物ロケ多いから番組見たら軽率に影響されることない? 

日が暮れる頃に帰路。なんと翌日は仕事でした。無事満身創痍でしたがなんとか倒れずに労働に勤しむことができました。
尾張の武将たちに思いを馳せて東海から中仙道を攻める上洛コース、時間の関係で京都途中下車ができなかったのは非常に心残りですが、人間には「気持ち」と「体力」が同居しないと楽しめないという致命的弱点があるので無理せず楽しみたいと思います。

後半戦 10/16@広島


前日まで労働し、ぐっすり寝て朝広島へ。今回の往路は新幹線です。ちなみに一連の遠征で唯一の新幹線使用になります。
来るたびに広島駅が綺麗になっていてテンション上がりますね。さらにまだ工事しててどないなってまうねん広島と思いました。ビルも増えた気がする。名古屋に似てきた…?
ただ広島を広島たらしめているのはそう、広電です。原爆投下から3日で部分的にとは言え運転を再開したあの広電。JRから降りたらすぐ電停。というか広電沿いにだいたい目的地が展開しているので、余計なことはせずに広電に任せていればだいたいの広島でやりたいことが実現できるわけです。
広島には縁があって何度か来ており、かなり高い頻度で通っていた時期もあるため土地勘があることから「開演まで時間潰すんやったら紙屋町やろ」となんの迷いもなく紙屋町へ。広島市内でチェーン展開する「讃岐屋」といううどん屋へ行きました。旅人はみなローカルチェーンが大好き。

かもねぎ

食後運悪くノーマスクデモ団体とかち合いましたが、逃げるようにしてグリーンアリーナ方面へ。

すでに開演前にもかかわらずものすごい数のお客さんが集まって写真を撮ったり談笑したりで微笑ましかったです。
ここでもフォトカードを購入。日出が揃いました。

同行の方とは入場後に合流の約束をし、時間が余っていたので広島城へ。
広島城は毛利、福島、浅野の城であっただけでなく、広島大本営が置かれていた場所でもあり、護国神社もあり……とそれぞれに意義を見出して回ってたらとてもじゃないけど開場に間に合わないので(場内BGMも聴きたいオタク)、神社と濠だけさくっと回ります。また濠。城の要は濠(持論)。
広島城は別名を鯉城といい、この鯉から球団名の「カープ」が名付けられたという伝統があります。ちなみにこの近所に己斐という地名があり、こい と読みます。あと受験クラスタにはおなじみの進学校、市立基町高校もこのへんにあります。

こいほーーーー

鯉超いた。あと忍びのものもいた。武将隊流行ってますね。


思わず「秋の安芸…」と言いたくなる美しさ

やっぱ武将にネームバリューがあると武将で呼び込み出来ていいよなあ…池田や榊原じゃそんなにだめかなあ…と某世界遺産の地元のことを思いました。

ライブに関してはもう、うん、よかったです。セトリちょっと変更になってたけど、だからなんだと思えるくらい素晴らしかったです。推しが開幕正面で踊ってるのに情緒が吹っ飛んであんま覚えてません。サイコーよ。

のみすぎ

ライブ後は同行の方と紙屋町へ。名古屋でも飲んだフォロワーとゆうぴかわいい会(仮称)をやるのが毎回の慣例となっています。いつもお付き合いくださってありがとうございます。
串カツで一杯。写真はアスパラガスです。
他にもうずらとか椎茸とか変わり種が美味かった。
食べかけですみません。いつも美味しいものを見るとこう、食いついちゃうのがね…慎み無いよね……
この日は解禁された24時間の番組のことや年始の多次元裕太結局どないなるんですかという話から仕事休みにくいから転職しよかな…というガチな相談まで至り、まさかのフォロワーにアフターで転職相談という訳の分からない場になっていました。申し訳ない。

わけわからん度合いでいうと今回は翌日なんと仕事が入っていて(社畜つらい)、広島で飲んだくれた挙句夜行バスで関西まで帰るというウルトラCをやらかしました。ただ広島から関西って車で来たことある人はわかると思うんですけど、夜行で帰るほど遠くないんですよ全般的に、どう考えても時間を持て余して3回くらい休憩していました。深夜の三木SAとか初めて降りました。コンビニだけ営業してて感動しました。
多少早めに時間ついてくれていいよ…と念じながら揺られていると予定より20分くらい早く目的地につきました。そこから最終的にUSJに行くバスだったみたいですが、このバスでジワジワ揺られて朝からUSJで遊ぶのはホンマもんの強者やな……と思いつつ、帰って仮眠して仕事してまた夕方まで寝ました。若いっすね。いつまでこんな無茶ができるやろう。

なんやかんやでやってきたワンダースクエア、初めて行った単独がド地元だったために追っかけようと思うとずっと遠征なのですが、あと自分は残すところ福岡が待っています。冬の福岡遠征、まるで3年前みたいですね。あの頃もマリンメッセでした。マリンメッセで「急いだらPayPayドーム間に合うよ」というわけのわからんMCを聴いていましたが、まさかそのPayPayでやってた側に3年後ハマって追っかけてるとは人生はわからないものです。
あと福岡で行くとしたらどこの城行けばいいですか? 福岡城には天守がないと聞いていますが濠が命だと思ってる人間が行ったらそれなりに楽しめますか? 
お詳しい方の見識を募集します。よかったら私と一緒に城に行きませんか? 濠の魅力をわかってくれる方とお友達になりたいです。濠は宇宙。

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