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大企業の新規事業部で窓際社員をやっております。

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最近の記事

外部委託を見直そう

今回は「システムを作らせる技術」についてお伝えします。近年、社会を支えるオペレーションやビジネスに欠かせないシステム構築に大きな注目が集まっています。そして、その中で「システムを作らせる技術」が重要な役割を果たしています。この技術は、開発者自身がシステムを意図通りに動かすためのツール群や技術群を実装することができるもので、プログラムによる自動化技術の一つとして知られています。今後ますます求められることが予想され、その重要性が高まっている技術です。本記事では、この「システムを作

    • DX組織におけるベンダー選定

      さて、この記事を読んでいただいている方が企業のDX担当者であれば、今の私と同じような悩みに直面したことがある、あるいはこれから直面することになります。今日は、参考にしていただくためにまとめ記事を書きます。 2023年時点でDX組織の管理者層にいるのは、元々はIT推進部などの”デジタルっぽい”経験をしてきている人が多いのではいでしょうか。そして、担当者層はMBAホルダーであったり、入社後から積極的にビジネス書籍を読んで新規事業開発の知識や、体系的な経営スキルを身につけていると

      • 「走りながら考える」をやめよう

         大企業の新規事業部で働いていると「走りながら考えよう」という考えのもとでスタートすることが多いです。そして、ものすごくゆっくりと、走るというよりも歩くより遅い速度で動き始めて、3歩くらい前進した後で3ヶ月くらい停滞することがよくあります。 「走りながら考える」ことは確かに大切なのかもしれないですし、リーンスタートというシリコンバレー的な考え方に支えられているのかもしれません。 やはりここでも、安直に概念だけを受け入れることを見直す必要があります。全体の経営感を持つ人が言

        • バフェットの誰ハダ問題

          こんにちは、今日も思うことがあるのでメモ程度にnoteに書きます。先日オマハの賢人こと、投資家のウォーレンバフェットさんが来日されていました。2020年に日本の5大商社へ大型出資して以降は、同氏の率いるバークシャーハサウェイのポートフォリオの中でも無視できない割合となっています。 ウォーレンバフェットは多くの名言を残す、詩的な投資家でもありますが、誰ハダ問題という重要な指摘を行なっています。 相場が盛り上がっている時は、多くの人がはしゃいで海に飛び込みます。その中には準備

        外部委託を見直そう

          DXはミドルが失敗をもたらす

          chat GPTが話題なって久しい。日本だと2023年に変わったくらいのタイミングからユーザーが増えているので、もう4月が経過している。一昔前のAIがどのように語られていたか懐かしくなって、昔読んだ「人工知能は人間を超えるのか」を再読した。 2015年3月の技術的な背景も懐かしいし、今読み返しても色褪せることのない本質が書かれていることに気づく。 さて、件のchat GPTに「DXの失敗原因を教えて」と質問すると下記の回答をいただいた。 ビジョンや戦略の不明確さ: DX

          DXはミドルが失敗をもたらす

          岸田政権のスタートアップ育成計画

          こんばんは、大企業とスタートアップの関係性を記事にしていきたいと思います。 岸田政権がスタートアップを支援する理由は、日本の経済成長や産業競争力の向上を目指すためです。スタートアップは新しいアイデアや技術を持ち、急速な成長やイノベーションを起こす可能性があります。そのため、スタートアップ企業の育成や成長を促進することで、新たな産業の創出や雇用の増加、国際競争力の向上を期待することができます。 また、スタートアップはデジタル技術やイノベーションを活用した新しいビジネスモデル

          岸田政権のスタートアップ育成計画