3.「医療からみたデザイン」として捉える

さて、このままでは、医療とデザインの話をしたいが、
”デザイン” が捉えどころがないまま終わってしまいそうではあるが…

僕のとしては提案は、
「医療からみたデザイン」
として捉えていくのが良いのではないかと思っている。

微妙なバランス感ではあるのだが、これが設定できると、
医療者が”デザイン”をなんとか捉えること ができるのではないかと。

このような営みは、「インダストリアルデザイン」という言葉が、
デザイナーの役割を産業界が捉えるために、
もしくは、産業界に伝えるために、
外界の影響があって定義されてきたことを鑑みると、
デザイン領域の文化的バックグラウンドとしても、
現象としてはおかしなことではないと思っている。

つまり、今、医療において”デザイン”が必要 とされており、
なんとかして捉えたいと思っている
医療とデザインのコラボレーションの過渡期にいるわけである。

ちなみに余談ではあるが、
デザインを含む教育を行った学校であるバウハウスが設立されたのが1919年。
ナイチンゲールが看護学校を設立したのが1860年。

デザインの歴史は100年くらい。
看護の歴史は150年くらい。

「看護」とは何か? を、文章的には定義されているが、
看護の専門性を全てを表すには、不十分であり、
150年経ってもよりいっそう定義が難しくなってきている。
それと同様で「デザイン」を端的に定義するのは難しく、
よりいっそう定義が難しくなってきているのは、
文化的な積み上げとして、近しいフェーズにいるのではないかと思っている。

そう思うと、少しだけ”デザイン”領域の営みを、
身近な存在として感じることができるのではないだろうか。
(無理やり感ありますかね?)

さて、医療もデザインも現代がまさに変革期という話をしてきたが、
医療や看護という編むように積み上げられてきた文化の中で、
医療から“デザイン”をどう捉えるか は、
僕らの世代が考えていくことなのかもしれない。

「ことはじめ」が長くなってしまったが、
このマガジンでは、「医療からみたデザイン」の話を
ちょっとずつしていきたいと思っている。

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病院にデジタルアートを届けたり、3Dプリンタを使ってケアの現場を支える実践や研究をしています。 Digital Hospital Art / FAB Nurse/ vvvv Japan Community

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