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魂ふるえたサンゴ礁ラボ

最近専業主婦をいよいよ名乗れなくなってきました。
もともと家事が好きではありません。ここ数年で健康オタクになったので食事は一生懸命作っていますが、掃除も洗濯も一生懸命やらず、5,6年前から英語学習にかまけ、専業主婦ではなく勉強主婦と名乗ったりもしてました。
ここ数日は、朝早くから予定があったり、皿洗いすら途中でほっぽりなげ、掃除もろくにせず家の中が荒れ、主婦に「専業」がつくかつかぬの問題でもなくなってました。明日は人との約束がないので、家事をしっかりやろうと逆に専業主婦らしくなってみたり、私の小さな世界もマワリテメグっています。

今日は朝の10時から公民館でマンション理事会、その後理事業務を次期理事に引き継ぎ、帰り道にあるスーパーで息子のバレーボール合宿のためにお茶や水の価格調査、すぐさま駅に向かい虎ノ門へ。息子が参加する「サンゴ礁ラボ」の会場に迷った分15分遅れて入室、先に行っていた父子と合流しました。昼食も取れないタイトスケジュール。

「サンゴ礁ラボ」イノカという会社が催しています。イノカは環境移送企業、サンゴベンチャーとして知られているようです。「人と自然が共生する世界をつくる」ことをビジョンとして掲げています。先月息子と夢中になって通っていた地球ミュージアムで息子が「サンゴ礁ラボ」のチラシを見つけ、懇願されて申し込みました。
虎ノ門という、超オフィス街の中のビルのワンフロア、エレベータを降りると水槽だらけ、ラボがありました。そこに集まった子供たちと保護者達。サンゴ愛に溢れた若い研究員の方からサンゴについていろいろ学びました。生きたサンゴを触り、においをかぐ、なかなかできない経験も。全四回のうち今日が初回。配られたシートに沿って今日のワークが終わったとき、ミッションが発動されました。

「今日イノカの見習いになったみんなに宿題です。今日みんなが教わったことを知っている人はほとんどいません。これを次回までにできるだけ周りの人に伝えてきてください。サンゴの危機を多くの人に知ってもらいたいのです」

カタカムナ音読をいろんな人に届けてほしいという松永先生に重なりました。日本語音読指導者認定証を渡しながら「お願いします」といった松永先生。子供たちに申し訳ないと思う先生、サンゴに同じ感情を持っているイノカの人たち。

私は息子がこういうところに丁稚奉公のように通い詰めて、知識を深めるだけではなく社会勉強ができたらと思って、今回の受講を応援しました。終了後一つの水槽をみていたら、講師の人が近寄り、「この水槽は、サンゴ礁ラボ卒業生の小5の男の子が夏休み中毎日通って東大の先生と研究しているんですよ。さっきも来て水質チェックしていました。」と教えてくれました。おお!交渉不要ではないですか!もう前例がある!ブルッ。
先日のソフトバレーに続き、息子の引き寄せ力に感嘆のため息が出ました。

ここのところ忙しく疲れ気味だったので、今日のサンゴ礁ラボは夫に任せて私は家のこととバレーの合宿準備の対応をしようかとも思ったのですが、興味を抑えきれず来て、2時間サンゴの話を聞き、目の前の水槽をずっと眺めていました。色とりどりのサンゴと様々な美しい魚たち、見飽きない。ずっとずっと眺めていたい、これだけでも来た甲斐がありました。それにサンゴ礁ラボと息子がどのように関わっていくのだろう。と思うとワクワク震度計も壊れそうです。

全四回、あと三回、大いに楽しもうと思います。
めぐりあわせに感謝。


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