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チーズ職人に教わった フレッシュチーズの間違いのない食べ方 【モッツァレラ、ブッラータ、リコッタを制す】

ここ最近、チーズ売り場で国産の商品を見かけることが多くなりました。それもそのはずで、国内のチーズ工房は年々増加しており、現在はなんと300カ所以上もあるそうです。

熟成しないフレッシュチーズについても、スーパーなどで国産のものが手軽に買えるようになったいま、おいしく食べる秘訣を知りたいところ。

そこで、今回は、以前日経ビジネス電子版の連載で取り上げた、SHIBUYA CHEESE STANDの藤川社長から教わった「フレッシュチーズの間違いのない食べ方」をみなさんにご紹介します。

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「SHIBUYA CHEESE STAND(渋谷チーズスタンド)」は「街に出来たてのチーズを」というコンセプトのもと、都内の牧場から運ばれた生乳を工房で加工し、24時間以内にフレッシュチーズとして提供しています。藤川真至さんはその代表で、チーズを心から愛するチーズ職人でもあります。

日経ビジネス電子版の記事は、こちらからご覧いただけますので、ぜひ読んで欲しいのです⇩

中でも人気商品のリコッタ、モッツァレラ、ブッラータについての間違いない食べ方を聞いてみました。

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「リコッターチーズ」は温めるべし!

藤川さんいわく「リコッターチーズは香りが命」ゆえに、おすすめの食べ方は温めることだそう。

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「リコッタチーズのトースト」の作り方
(材料)
・リコッタチーズ ‥100g
・トースト ‥ 1枚
・はちみつ ‥ 適量
・黒コショウ ‥ 少々
・レモン ‥ 1個(皮のみ使います)

(作り方)
①トーストをフライパンでこんがり焼きます
②リコッタチーズを乗せて蓋をします。
③お皿に盛りつけて、はちみつたっぷりかけて、レモンの皮のすりおろしと黒コショウをかけます。

「モッツァレラ」は手でちぎるべし!

次にモッツアレラ。よく包丁でスライスして使われることが多いですが、実は一番のおすすめは、手でちぎること。

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柔らかいモッツァレラはオイルや野菜・果物のエキスが染み込むと味わいが深くなるため、手でちぎって使うことで、旨味をチーズに馴染ませることができるそうです。

「モッツァレラチーズとトマトのブルスケッタ」の作り方
(材料)
・モッツァレラチーズ ‥ 1個
・バケット ‥ 1/2本
・ミニトマト ‥ 5個
・にんにく ‥ 1片
・塩コショウ
・バジル ‥ 適量
・オリーブオイル ‥ 適量

(作り方)
①カットしたバケットを、オリーブオイルを熱したフライパンで両面焼いて、取り出します。
②フライパンにオリーブオイルと半分にカットしたにんにくを入れ、弱火にかけます。
③にんにくがきつね色になったら半分にカットしたトマト入れてソテーし、塩コショウし、ちぎったモッツァレラを加えます。
④③をバケットへ盛り付け、バジルを添えます。

「ブッラータ」は濃いフルーツと合わせるべし!

最後にブッラータ。カットすると中からフレッシュなクリームが溢れ出すこのチーズは、藤川さんいわく「濃いフルーツとの相性が抜群」だそう。

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今回は、ブルーベリーとチェリーを合わせましたが、夏ならブドウや桃、秋なら柿、冬はブラッドオレンジ、春は苺などが合います。

「ブッラータとフルーツのサラダ」の作り方
(材料)
・ブッラータチーズ ‥ 1個
・旬のフルーツ(今回はブルーベリー、チェリー)
・オリーブオイル、ホワイトバルサミコ、塩コショウ ‥各適量
・あればイタリアンパセリ ‥ 適量

(作り方)
①さくらんぼは縦半分に切って、種を取り出します。
②お皿にブッラータを載せ、さくらんぼとブルーベリを添えます。
③オリーブオイルとホワイトバルサミコをかけて、塩コショウします。
④イタリアンパセリを添えます。

こちらの動画を見ると、2分30秒で理解できます!

YouTubeでは、日本の美味しい食材をたくさん紹介していく予定ですので、ぜひチャンネル登録をいただけると嬉しいです。

もう、どれもこれも間違いのない食べ方。このポイントを押さえるだけで、フレッシュチーズをより楽しめるようになります。

国産チーズでぜひ作ってください。

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中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。