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畑から届く野菜・果物レシピ

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旬の野菜の素材を活かした美味しいレシピを野菜ソムリエプロ目線で紹介しています。
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記事一覧

「レモンのはちみつ漬け」の作り方

レモンの「旬」は冬から春。つまり、今。 国産レモンの収穫時期は10月~5月なので、おいしい時期に漬け込んでおく手仕事が始まりました。 今回は「はちみつレモン」 レモンを買ったら輪切りにして、種を取ります(◀手仕事これだけ) あとは、はちみつを加えるだけ。 私は真空にして保存していますが、瓶に入れても可愛いです。 使い道は、私はそのままかじることが多いですが笑、あとはお湯で割ったり炭酸で割ったり、牛乳を加えるととろっとしておいしいです。 以前書いた、こちらの「究極の

「大根と豚バラのオイスターソース煮」の作り方

最近、お仕事で大根の食べ方の動画をUPしました。見ていただけると嬉しいです! まだまだ旬の大根。私は大根が好きすぎて、冬が終わり近くになると余計に大根を買います。 この動画では、レシピもいらない程の簡単料理を紹介していますが、今回特別にnoteで紹介するのは、一人暮らしの時からずっと作っている「大根と豚バラのオイスターソース煮」本当においしいです。 ➋フライパンにごま油をしき、つぶしたにんにくと適当な大きさに切った豚バラ肉を加え中火で炒めてから塩コショウをします。 ➌

伝承農家に教わった郷土料理「山形の芋煮」の作り方

地域発信型ソーシャルグッドマガジンのLocal letterさんのサイト内で始まった連載「公務員フードアナリスト松本純子とゆく100年先も守りたい郷土料理探訪」 今回、ご紹介したのは、山形県の郷土料理「芋煮」です。 教えてもらったのは山形県真室川町の伝承野菜農家「森の家」の佐藤春樹さん。2009年に父方の家で自家採種していた里芋「甚五右ヱ門芋」を発見し、専業農家に転身。郷土料理を作るおばあちゃんや地元生産者たちと真室川の地域に伝わる食文化を伝える活動をしています。 山形

野菜をたっぷり食べるための「海老マヨ」の作り方

畑に通うようになってから、ソースたっぷりのおかずがあったら、葉物野菜をたくさんしいて食べるようになりました。 こちらが週末農作業の様子です。自分のいる省庁だけでなく、様々な職種の人たちと一緒に野菜を育てています。 (頑張って作ったのでクリックしてもらえると嬉しいです!) 中でも、大好きな海老マヨは、絶対に野菜とセット。 今回紹介する「野菜がたっぷり食べられる海老マヨ」のレシピは、メインのソースが美味しすぎて、野菜が大量に食べられます。 衣にソースがもったりと絡みつく下

とうもろこし農家に聞いた「1分でつくるコーンスープ」の作り方

先日、北海道江別市の滝農園を訪れました。 しろみつとろきび®︎というブランド名で、とびきり美味しいとうもろこしを作る滝一芳さん。 詳しくは、こちらの日経ビジネス電子版の連載で書いてます。 滝農園さんは、とうもろこしの美味しいレシピもたくさん持っていて、なかでも私がお気に入りなのがこちらのレシピ。 なんと、1分でつくれました! とうもろこし農家直伝!「1分でつくるコーンスープ」 (材料) とうもろこし 1本 牛乳 150ml 塩 少々 (作り方) ① とうもろこしを

国産チーズで作る「桃モッツァレラ」の作り方

こんばんは。私の本業は中央省庁勤務の職員なのですが、 まず、こちらの動画をご覧いただけるととっても嬉しいです。 最近、国産チーズの工房が増えてきています。 農林水産省の広報ウェブマガジンaffによると、全国にあるチーズ工房の数は現在332カ所。14年間で3年にも増えているそう。 今回は、SHIBUYA CHEESE STANDさんのモッツァレラを使った、桃モッツァレラのレシピを紹介します。 YANOBI[http://yanobi.com]井出八州さんがデザインしたうつ

1年中使える「実山椒の下処理」と「ちりめん山椒」の作り方

5月下旬から6月に採れる山椒の実。この時期に入手して1年間つかいます。 今回は、さゆり農園さんの朝倉山椒を入手しました。 この時期になると山椒を下処理して、色んな方法で保存しています。 まずは基本の下処理から (作り方) ①実に付いている枝と軸を取り除きます。軸は少し残っていても大丈夫 ②鍋に水と塩、実山椒を入れ火にかけます。沸騰したら弱火にし、4分煮ます。 ③柔らかくなったらザルにあげ、冷水にさらします。 ④そのまま1時間以上アク抜きをしたのち、キッチンペーパーで

いちごの神様に教わった「いちごのフルーツサンド」の作り方

いちごがまだまだ美味しい季節です。 日経ビジネス電子版で「作り手とレシピで知る日本の食」という連載を書いているのですが、今回は、名だたるシェフからいちごの神様と慕われる『ハート&ベリー』の野口圭吾さんについて書きました。 記事はこちら⇩です。お時間ありましたらご覧いただけると嬉しいです! さて、そんな野口さんから教わったいちごの扱い方で、フルーツサンドを作ってみたら、びっくりするほど美味しくできたので、紹介します。 いちご農家直伝!「いちごのフルーツサンド」の作り方

ウクライナ人アローナに教わった「ボルシチ」の作り方

私がボルシチを作る時は、ウクライナ人のアローナに教えてもらったレシピで必ず作っています。 ロシア料理と思っていたボルシチは、実はウクライナが本家本元。5年前にアローナに教えてもらうまで実は知りませんでした。 こちらのレシピは、本人に了承を得て掲載していますので、ぜひ作ってもらいたいなと思います。 ①じゃがいもを乱切りにし、水にさらしておく。 ②たまねぎをみじん切りにし、人参はスライサーで細切りにしておく。 ③豚肉の脂の部分を取り除き(置いておく)、残りを2~3㎝の厚さに

チーズ職人に教わった フレッシュチーズの間違いのない食べ方 【モッツァレラ、ブッラータ、リコッタを制す】

ここ最近、チーズ売り場で国産の商品を見かけることが多くなりました。それもそのはずで、国内のチーズ工房は年々増加しており、現在はなんと300カ所以上もあるそうです。 熟成しないフレッシュチーズについても、スーパーなどで国産のものが手軽に買えるようになったいま、おいしく食べる秘訣を知りたいところ。 そこで、今回は、以前日経ビジネス電子版の連載で取り上げた、SHIBUYA CHEESE STANDの藤川社長から教わった「フレッシュチーズの間違いのない食べ方」をみなさんにご紹介し

苺農家に教えてとせがまれた「夏苺のパスタ」の作り方

友達の苺農家さんから送ってもらった栃木県の「夏苺」。 「信大BS8-9」という四季成りの品種です。 苺といえば冬から春を旬とする「とちおとめ」や「あまおう」といった一季なり品種が通常ですが、一季成りは、低温にならないと花がつかないので、冬から春の気温の低い時期にしか収穫ができません。 一方、四季なり品種は、高温や日照時間が長くても花を咲かせ実をつけさせることができます。つまり夏でも苺を栽培することができるのです。 この夏苺は、甘みと酸味のバランスが優れていて美味しい。

私を忘れさせてくれない「広島風つけ麵」の作り方

仕事の都合で広島に6年半住んでいました。そこで出会ったのが「広島風つけ麺」。広島に住むまではそんなもの知らなかったのに、上京してからもたまに食べたくなるんです。冷やし中華だと物足りなくて、激辛麺よりほんのり甘い。忘れたくても忘れさせてくれない広島のソウルフードです。 そこで、昔色んな店で食べた記憶を遡り、レシピを再現してみることに成功。 料理家の夫からは「君、つけ麺屋さん開いた方がいいんじゃない」と褒めてもらうまでに。 さらに、南アフリカに勤務している同僚から「どうして

「トマトとパクチーの冷製パスタ」の作り方

愛媛県西条市「鎌田農園」の鎌田さんからカラフルお野菜が届きました。  嬉しいメッセージ付きです。 今回は、西条やさい便!を使って送ってくれました。Facebookでメッセージすれば野菜が届く仕組みだそう。(承認制です)こういうのもいいですね。 美味しそうなトマトを使って。 早速、トマトとパクチーのパスタを作ります。 トマトとパクチーの冷製パスタ (材料)2人前 パスタ(そうめんでも可) ‥ 2人分 トマト ‥ 2個 オリーブオイル ‥ 大さじ2 にんにくすりおろし 

レモン農家直伝「究極のレモンサワー」の作り方

暑くなってきましたね!もうすぐ夏がやってきます。 レモンをギュッと絞って、キーンと冷やしたサワーやスカッシュを飲みたくなる季節になったので、今回は、日本一のレモン産地である瀬戸田のレモン農家に教わった「究極のレモンサワー」の作り方をご紹介します。 その前に、レモンの「旬」をご存知でしょうか。実は夏ではありません。意外と知られていませんが、国産レモンの収穫時期は10月~5月、冬から春が中心なのです。 先日書いた、日経ビジネス電子版の連載「作り手とレシピで知る『日本の食』」