フィンランドに潜むトラップ④学校選び
私の仕事の関係でフィンランドに1年間滞在することになったのですが、3年生の娘を一緒に連れてきました。異文化体験の絶好の機会ですから。
フィンランドでは外国人だからインターナショナルスクールにはいるんだよね、だから少しだけでも英語を勉強して…と私は思っていましたが、娘は見向きもしてくれませんでした。そりゃそうだ、日本にいれば外国語の必要性なんて微塵も感じないもの…
そして娘は英語の学習をしないまま、フィンランドに到着。
「インターナショナルスクールにはいりたいんですけど」「日常会話レベルの英語、できますか?」「いいえ…」「では無理ですね」「無理??じゃ、どうすればいいのですか?」「現地校の移民クラスへ行ってください」
コロナもあり、そんなに多くの外国人が来てないから大丈夫だろう、と楽観的に思っていましたが、英語で教育を行うインターナショナルスクールはフィンランド人に人気で、おまけにテストで選抜されるので、あぶれてしまった外国人の子どもたちが現地校に通っているという現状だった!のでした。そんな状況で英語ができないうちの娘が入れるはずもない…
結局娘は近くの現地校の移民クラスへ。ソマリア人、ルーマニア人と一緒にフィンランド語で勉強しています。はじめは、ネガティブイメージのある「移民」のクラスかぁ、550万人しか話していない言語を学ぶことに意味があるのかなあ、とも考えましたが、結果としてよかったと思っています。娘の世界が広がったし、家から近いし、何より娘が楽しんで学校に通っていますから。今では「将来、フィンランドと日本をつなぐようなしごとがしたいなー」なんて言ってくれます^^
しかーし!もしフィンランドで、子どもをインターナショナルスクールに通わせたいとお思いなら、英語は必須ですよ!