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大変なのはそっちじゃなかった

母が認知症になったよと話すと
大変だね、と
言われることがありますが
今のところそうでもありません

だいぶネガティブではあるものの
他人目線を気にした言動がほぼなくなり

母のもともとの性質であると思われますが
少女のような真っ直ぐさで
笑ったり泣いたり怒ったりするので
とっても分かりやすく
かわいらしくなったと感じています

案外大変なのは、
その変化をなかなか受け入れられない
父の方で。

お医者さんや薬が完璧に治してくれるんだろ

さっき言ったことをすぐに忘れちゃうんだ

もとの母さんに戻らないじゃないか!

と、口をへの字に曲げています。

この二人を前にし、
さて、どうするんだ?
わたし。 


母の変化があまりに急激だったので
父、なかなか受け入れられないのも
仕方ないよね〜。

まさか、頼りにしていた妻が!!
受け入れたくないよね〜。

医者も薬も治せんのか!!
他人のせいにもしたいよね〜。

なだめ
励まし
前向きにあきらめながら

老いというものを
観察させていただこうと思います。

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