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【ATEEZ】 VOGUEインタビュー

🔽原文

所要時間:13:35-16:09(2時間34分)

<VOGUE>4月号ATEEZ  Bカット写真公開

カメラのシャッターが切られる度、質問が投げかけられる度にATEEZメンバーたちは新しい姿を見せ続けた。<VOGUE>4月号の誌面にATEEZの面々が初登場。メンバー8人のBカット*写真と誌面に収まりきらなかったインタビュー。

*Bカット 誌面に掲載されなかったアザーカット

●ホンジュン

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3年以上活動していますね。ATEEZのターニングポイントはいつでしょう。

アルバムのリリースと<KINGDOM:LEGENDARY WAR>の活動を並行しましたが、当時ATEEZのカラーとこれからの可能性についてみんなで膝を突き合わせてたくさん勉強しました。その前までが’これもATEEZ、あれもATEEZ’だったとしたら、それ以降は’僕たちみたいな感じは僕たちしかいない’と言える自信が生まれました。個人的にターニングポイントは今回米国ツアーを通して経た変化です。

米国ツアーでどんな変化を経験したのですか。

デビュー後、ATEEZとして活動しながら個人的に悩むことはあまりありませんでした。しかし、今回公演が終わって、SONGCAMPもしながら’目的のない挑戦’について考えました。これまで’焦らない’といいながら、ひとりとても生き急いできました。また、’目標に向かって(生きる)、淡々と生きない’といってきたように、今まで目的なく何かを作り上げたことはありません。しかし、今回目的なく作業して、目的なく写真を撮ってまわって、’人生は長いんだから、今の歳に楽しんでできることをもっと探してみよう’という余裕が生まれました。’僕がしてみたいこと、得意なことはなにか’を考えるきっかけになりました。

今までの活動をグラフにするとしたら、その終わりには何がありますか。

終わりを設定したくないです。どこまで上り詰められるかわからないけど、ある時、それまで以上に日の目を浴びることがなくなったとしても悲しまないという自信が最近生まれました。いつまでもATEEZの活動を続けたいので、グラフが落ち込んだり変化がなくても、ちゃんとやれると思います。グラフの終わりに僕たち8人がいて、ファンの方たちも変わらずいてくれたら嬉しいです。したいこと全てを成し遂げれないで勢いが落ち込んできたとしても、終わりを悲観的に表現したくはないです。

●ソンファ

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’時代の反抗児’というコンセプトで写真を撮影しましたが、反抗はあなたに通ずる言葉ですか。

今となっては遠い話ですが、かつてはよくしていました。振り返ってみると、よくやったという思いです。僕にとって反抗の表出は夢に対する執着だったんです。両親は反対しましたが、結果的に良い方法でなんとか乗り越えました。反抗が今この夢に影響をもたらしたと言えます。

最近舞台でキリングパートをよく担当していますね。直覚的に視線を惹きつけなければいけないと思いますが、どんなところに焦点を当てていますか。

最初からキリングパートを決めるわけではありません。メンバーそれぞれが1曲全てを歌ってみてからパートを決めるため、最終的な決定までは誰もわかりません。戦略を打つよりも、良いステージを作るために視線を惹きつける要素を研究したのが役に立ちました。

デビューからTREASURE(宝石)を探しに行く世界観を見せてきましたが、あなたにとってTREASUREはなんですか。

ツアー最後のコメントで「今、この上なく幸せだ、ATINYという宝石を手に入れたみたいだ」と言いましたが、その言葉の通りです。僕にとって宝石はATINYで、今の僕を存在させてくれるありがたい人たち、また一生を共にしたい人たちでもあります。正直最初は’僕の宝石が何か’について本当にたくさん考えました。振り返って考えてみたら、その時も今も宝石はATINYです。

●ユノ

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<KINGDOM:LEGENDARY WAR>舞台にはどんな気持ちで上がりましたか。

今もその時の記憶が鮮明に残っています。とても悲壮に’明日はない!’と上がっていったのですが、我に返ると舞台が終わっていました。知らぬ間にのめり込んでいたみたいです。チッケムを見ましたが、’いつこんな表情をしたっけ?’と思いました。メンバーたちもみんな’自身を労わるのもいいが、舞台上では一切をためらわない'という心持ちでいます。

振付師と一緒に作業をしましたが、メインダンサーとして一番集中したことはなんですか。

メンバー同士、動線やジェスチャー、見え方などについてアイディアをたくさん出しました。補わなければいけない部分や伝達力に注力する方です。また以前はアーバンやHIP-HOPのようなダンスを主に踊っていて、それが僕に合うスタイルだと思っていましたが、今はすべてのジャンルのダンスをうまく踊りたいです。K-POPをやっているうちに、多様なジャンルを自身のスタイルを通して表現するのがいいという考えに変わりました。

3年以上ATEEZとして活動しながら一番シビれた瞬間をあげるとしたら。

6月20日’WAVE’で音楽番組で初めて1位を獲った時。その瞬間に、ただ音楽が好きだった時から練習生時代、今まで汗を流してきた瞬間すべてが走馬灯のように蘇りました。練習生時代から’僕たちがデビューしたら1位を獲ることができるだろうか?’といつも想像していましたが、自分の目ではっきりと確認した成果だったこともあり、とてもシビれました。

●ヨサン

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ATEEZは’8 Makes 1 Team’というスローガンをエネルギッシュに叫びますよね。この掛け声にはどんな役割がありますか。

ステージに上がる前に、最もよく円陣を組みますが、するのとしないのとでは大きな差があります。本当に時間がないときは円陣を組まずに舞台に上がるのですが、明らかにより緊張してドタバタしたまま時が流れていく感じがします。しかし、メンバーたちと肩を組み、足を動かして’8 Makes 1 Team’を叫ぶことで安心感が生まれます。舞台に上がる準備ができていると自分に言い聞かせて、誰かがミスしたらカバーする意志があるということをしっかりと押し固めるという感じです。

ATEEZとして活動していて一番幸せだった瞬間、有意義な瞬間を挙げるとしたら。

久しぶりにATINYたちに会った時本当に幸せで涙が出そうでした。また、メンバー同士で時間を過ごすとき、幸せだと感じます。以前済州島に撮影をしに行ったとき、仕事を終えて2日間の自由時間がありました。メンバーと太刀魚を食べに行って、フィギュアショップにも行ったのですが、そんな些細な出来事がとても楽しくて大切です。そういう時に本当に幸せを感じます。

パフォーマンスにおける方向性について、一番あなたに聞いてみたいです。

他のメンバーはいわゆる’麻辣味パフォーマンス’が得意です。正直にいうと、僕はその表情がとても似合わないんです。そのせいでたくさん悩みましたが、顔(表情)で見せれないなら、体を麻辣味にしようと思いました。それで運動をして少し露出もしながら麻辣味を表現して、ダンスでも強弱を調節することでバランスを取ろうとしています。サンが攻撃力100、防御力20だとすると、僕は攻撃力50、防御力50というわけです(笑)

●サン

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多彩な世界観をもつATEEZの音楽は何を伝えることができると考えますか。

事実、ATEEZの世界観がとても難しくて壮大で、今だに解かれていない要素も多いです。今お話しできるのは、僕たちの世代ができる話をしているということです。どんなことでもできる、諦めない、そんなマインド自体がATEEZの根性ですが、その一面が曲からも感じ取れると思います。

ATEEZメンバーたちの共通点でもありますよね。

メンバー全員、少し上手くいかなくても諦めないで最後まで戦い、勝ち取る、打ち勝つというマインドを持っています。遅れをとるのが嫌いで、誰よりもうまくやりたいという共通点があります。そんな部分が寄り合わさって、練習生のときのATEEZより格段にレベルアップした今があると見ています。

’時代の反抗児’というコンセプトで写真を撮影しました。今までしたことのある一番の反抗は。

とても些細ですが、キムチを食べろと言われても食べない、勉強しろと言われてもしなかったこと?(笑)その時間にしたいことをしました。歌を歌って、ダンスをしました。僕の人生最大の反抗は勉強をしなかったことです。勉強はしないといけませんが、本当に心から望むことがあれば、それが優先だということを伝えたいです。人生は1度ですから。レールの敷かれた人生は面白くないじゃないですか。本当に反抗児みたいじゃないですか?(笑)いいえ。勉強一生懸命してください。勉強は毒になることはないです(笑)

●ミンギュ

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’時代の反抗児’というコンセプトで写真を撮影しました。ラッパーとして活動していますが、ラップ全般に抵抗と反抗が敷き詰められていますね。

HIP-HOPの初まり、そしてBluesやR&Bも同様です。HIP-HOPはそうして始まりましたが、今僕たちがHIP-HOPが好きなのは単純にかっこいいからでもあって、自身の話をできるジャンルだという面で大きなメリットを感じます。ラッパーは堂々と正直に自分の話をしてもいい職業だと考えています。HIP-HOPは、反抗的ではありますが、最近の僕たちにとって正直な音楽です。

ラップもスタイルがいくつかありますが、どんな方向性を追求しますか。

以前は僕のトーンが荒くて、好きな音楽も1980年代のBoom bapのように力強い音楽だったがゆえに、そのような音楽をしなきゃいけないという考えがいつしか自身を縛り付けていたと気付きました。今は僕が感じたことを音楽で解きほぐすことができると思っていて、HIP-HOPはその中の要素のひとつです。ひとつのアイデンティティに囚われないで、たくさんのジャンルを聞いてみることで独自のジャンルが確立するという考えから、最近そんな方向性を追求しています。

作詞をしていますが、インスピレーションは主にどこから受けますか、作業スタイルが気になります。

メモする習慣があって、いつも書き留めています。もともと即興的なスタイルなので、その二つを組み合わせて作業しています。ATEEZの音楽自体はコンセプチュアルですが、ストレートな単語よりもそこから連想することができるような方向で書いています。映画などからもよくインスピレーションを受けます。

●ウヨン

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ATEEZの舞台を観た人に何を感じてほしいですか。

チーム全体で見たとき、’僕たちがATEEZだ!ATEEZにしかできない舞台だ!’という考えですべての瞬間、ステージを飾ってきました。個人的には’すっきりしていて淡白’なイメージを抱いてくれたら嬉しいです。他のメンバーたちは、観客をより没頭させるために目を引くようなことするので、僕みたいなメンバーもいないといけないみたいです。もともとそうじゃなかったんですが、他の先輩たちのダンスを見ながら考えががらっと変わりました。シンプルイズベスト!

韓国観光公社とともに江陵、慶州など韓国各地を紹介するコンテンツを作りましたね。

外国から韓国に遊びに来た際にソウルにだけ滞在したり、漢江など有名所のみを訪れるのはもったいないです。地方は距離がありますが、きれいなところがとても多いです。僕が外国に行ったらその国の歴史を勉強するように、外国に住んでいるATINYたちも韓国にきたら歴史にも一度目を向けてみたらどうかと思います。慶州はスターバックスも韓屋スタイルなくらい、本当にソウルと雰囲気が全くちがうじゃないですか。そういった部分を見せようと思ったんです。個人的に韓国史が大好きなので、慶州が一番印象に残っています。

新年を迎えたYoutubeの動画で今年の目標を’僕たちの幸せのために’に決めましたが、その理由はなんですか。

みんな時々、人生とは何か、人生の正解は何か、幸せは何かについて追求しますが、今回のツアーを終えて休息時間を取りながら、僕も幸せについて考えるようになりました。チームとしての一番大きな幸せは、チームが成長することだと思います。成長しながらまた新しい目標を設定してそれを成し遂げながら、息の長いグループになれたらいいなと思います。チームの成長のためには個人が成長しないといけないので、がんばらないとですね。本当にSHINHWA(神話)先輩たちみたいに長く活動できるチームになれたら嬉しいです。

●ジョンホ

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’THE FELLOWSHIP:BEGINNING OF THE END’ツアーで一番重点を置いたことは何ですか。

‘安全で楽しく締めくくろう’でした。相変わらず懸念が多い状況にも関わらず僕たちを見にきてくださったファンたちなわけじゃないですか。最大限、防疫規則を守りながら公演をしました。久しぶりに舞台に立ったので歌うだけでも楽しくて、ファンたちの声援を受けるだけでも幸せでした。

ATEEZはパフォーマンスに劣らずボーカルが強みですよね。ボーカルとして多くの挑戦をしてきましたが、一番愛着があるのはどの曲ですか。

‘夜間飛行’は慰めがほしいという心情が歌詞に込められています。レコーディングのときに泣きそうになったんですが、その感情がそのまま込められています。だから大きな意味があって、僕自身の話をしているような感じがしました。これから歌手ジョンホとして歌をお聴かせするうえで、直接作詞してみたいという気持ちも湧きました。歌手になって人々に感情を伝えたい、心を通わせたいと夢見ていたその気持ちを再び思い起こさせてくれる曲です。生きていて大変な時は誰にでも訪れますが、’どうしたらいいんだろう’と思った時、この曲に出会いました。

ミュージシャンとしてあなたのボーカルの幅を広げるために新たに身につけたいことはなんですか。

限界を知らない歌手になりたいです。感情を伝える歌手になりたい、僕からパワーをもらえる人たちがいたら嬉しいです。僕はまだ歌がとてもうまいとは思っていません。ボーカルとしてもっと成長したいです。僕はR&B、バラード気質のボーカルだと思っていたのですが、ATEEZの音楽に触れながら僕のボーカルがロックにも似合うと気づきました。リズミカルな歌もやっていますが、もしこれからアルバムを作るとしたら本当に多様なボーカルを盛り込めると思います。

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