革新的な創造をする時に、思いついたビッグアイデアが本物かどうかを、自己判断できる測定ツールの秘密。

まず、「何だこれは?」という日常的無関心から衝撃を与えて意識を覚醒させる。➡ 相手の意識を遥かに超越させる。


➡そのアイデア世界のほかのだれかのモノまねか?まずは自分にたずねよう!アートか猿まねか?それともなにもアイデアがないだけか?ただの寄せ集めか?革新性など何もないのか?こういうのは烏合の衆の会議では出ない。


ニュートン、ガリレオ、ダビンチ、エジソンやライト兄弟、キューリー夫人、アインシュタイン、デルや現代ではジョブス、ジェフ・ベゾス、ザッカーバーグ、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは人から聞いたり、本や情報商品を買って情報を手に入れたのか?そもそもセミナーに出席したり人から教えてもらったのか?


▶わたしがはじめて1977年パリのポンピドーセンター前の中庭で、27歳の時にクセナキスのポリトープ(世界で5回開演された....)を初めて実際に見た時は、腰を抜かすほどの驚きでした。下記は自分の体験を客体化したはじめての告白になります。

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➡A:初めて見た時に息を飲んだか?(腰を抜かすほど驚いた)見たこともないものだった。定位感が不在した世界観(3次元+音楽+連続した視覚的現実)だった。

1. 見たこともない放物線の形状のテントの中だった。➡照明がないと室内が真っ暗だった。(身体感覚がない。外界との遮断)。潜在意識への直接の刷り込み感➡神経印象感覚(ダイヤグラムへの侵入感覚と刷り込み)/最初のはるか奥の火花(放物線状に内接した格子状の交点の、人工的火花)

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2. BGMの背景音楽(クセナキスの作曲)との光の閃光(人工的電気のショート点が火花を発火)とのリンク(同期)。

➡B. 自分が考えついたら良かったと思えるか? それは2次元でも3次元でもないが、まさしく見たこともない独自の世界ではじめてのクセナキスと言う天才のアートだった。

➡ C. それは独創的か?

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➡ D. 会社であればそれが戦略やビジョン、信念、ブランドイメージ、ポジショニングに完璧に合っているか?


であるとわたしには思えてなりませんが、あなたはどう思いますか?


※クセナキスは建築家で、数学者で亡命者であり、現代音楽の作曲家で唯一人ジョン・ケージの影響を受けていない孤高の総合芸術家だ。コルビジェの弟子で、モヂューロの理論構築とコアコンセプトはクセナキスがデザインしたことは、専門家は知っている。彼が建築を離れパリ音楽院でメシアンに師事、作曲音楽に数学と建築的作曲という未知の隣接芸術へ踏み込んだのも、偶然ではないだろう。ブリュッセル万博のフィリップス館の放物線のテントはクセナキスの作品だが、コルビジェのリヨンのラ・トゥーレット修道院、建築の歴史では得意な才能を持ち天才だった。日本万国博覧会では、『ヒビキ・ハナ・マ』(響き、花、間)(1969年)という日本語の題を持つ多チャンネル360度の再生装置を伴う電子音楽を発表した。


高橋 順一

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