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UX関連記事 (2022/9/19)

近所でお祭りが開催され、3年ぶりくらいに活気が戻ってきた感じです。出店でたくさん散財してしまいました。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

アドビがデザイン共創ツールFigma買収 新興勢力を「青田買い」 (日経クロストレンド)

先週末にかなり話題となっていた Adobe による Figma の買収についてです。
これについては海外の記事でも様々な記事も出ていて、たくさん紹介したいくらいの勢いです。
この記事では、Macromedia(懐かしい!)からの Flash の買収などの成長戦略の一環として説明されているのが興味深いです。
青田買いという言葉が当てはまらないほど、XD と Figma では差がついてしまいましたが、この両者の関係がどうなっていくのか(たぶんどちらかに統合していくのだと思いますが)、今後の行く末に注目ですね。

入門レベルのUXライターに求める5つの資質 (KOTOBA UX)

UXライターに求められる資質ということで、5つの項目が紹介されています。
1番目の「読書家であること」は、やはり良い文章を書くには多くの文章を見ている必要があるのかなと思います。
UI上の文言は必ずしも文章ではなく単語の場合もあるわけですが、それでも文脈から最適な言葉を選ぶスキルが必要そうに思います。
個人的に大事だなと思うのは 2番目と5番目で、これらは UXライターに限らずどんな職種であっても、仕事を進めていく上で必要となるのではないかと思います。

伴走型UXデザイナーの心得 (セカンドファクトリー Designチーム)

クライアントワークでのデザイナーの役割についての記事です。
クライアントと一緒に業務を行っていく上で必要なポイントがまとめられていて、それぞれ詳しく記載されています。
心得1 で書かれているような、自分から Deep Dive するための活動は私もときどき行うことがあり、依頼されたものをこなすだけでは到達できないところまで理解できるようになるので、結構大事だなと思います。
心得3 の言語化のところも大事な内容だと思いますが、課題設定について記載されている内容を読むと、How might we? の考え方に似ているなと思いました。

ユーザーになりきって自分たちでユーザビリティを評価する価値 (Chatwork Design)

ユーザビリティ評価についての記事です。
認知的ウォークスルーなどの手法を使って多数の課題を洗い出したということについて、大まかな流れやポイントが紹介されています。
エキスパートが評価する場合、細かい課題までたくさん抽出されてしまうという弊害もありますが、ここで書かれている通り、深刻度も併せて記載することで、フォーカスすべき課題が絞れると思います。
ユーザーになりきることの難しさについてもその通りだと思いますが、だからこそペルソナを深く理解、共感するという姿勢が大切なのかなと思いました。

The Value of Inconvenient Design (UX Magazine)

不便なデザインの価値についての記事です。
何の障壁もなくゴールを達成できるより、何か障壁を乗り越える労力があったほうが生活の満足度が高い、ということで、現代のアプリやサービスに対して、すべて障壁を取り除くことの懸念を説明しています。
イケア効果について、データを含めてわかりやすく紹介されているので参考になると思います。
多少の障壁が必要、ただしあまりに難しすぎてもダメ、ということで、平たく言うと「自分でコントロールできる感」が必要のようです。
10ヒューリスティックスの「ユーザーの主導権」の話にもつながると思いますが、その意味では不便なデザインそのものではなく、自分自身の目標とそこにかける努力に価値があるのだろうなと思いました。

Meet “Smart Interface Design Patterns Checklists” (Deck With 166 Cards) (Smashing Magazine)

UI デザインパターンのチェックリストについての紹介記事です。
トランプのカード風で、素敵なデザインになっています。
そして数が多い!
記事の下のほうに具体的にどういうことが書いてあるか確認できますが、確かにこれらを一通りチェックしていくと良い UI を作ることができそうです。
PDF の販売や実物の販売もされていますが、カードとしてゲーム風に使えるのかよくわからないので、購入された方がいたらそのあたり教えていただけるとありがたいです。

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