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デザイン経営とデザイナーにとっての「働きがい」について考えてみた

どうも!iCAREのやまだです!

iCAREに入社してそろそろ一ヶ月経ちます(めちゃ早え〜〜〜)。おかげさまでだいぶ社内の雰囲気には慣れてまいりました。先輩の皆様のおかげですね。ありがたや

さて今回は、「デザイン経営と働きがい」について考えてみました。前回の記事で、「デザインガイドを作っている」旨をお話したかと思います。


デザインガイドを作るにあたって「デザイン経営」の考え方は必要不可欠!ということで色々インプットを重ねていました。

貯めたインプットをアウトプットすればより身につくのでは!?と思ったので今回noteにしたためることに。

完全に自分本位な理由でnoteを書いていますが、誰かのお役に立てれば泣いて喜びます。

なんで今「デザイン経営」が注目されているのか?

きっかけはやはり経済産業省が2018年に出した「デザイン経営」宣⾔」でしょう。

https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf


これをきっかけに、「デザイン経営とはなんぞや?」というような議論がそこかしこで巻き起こったようです(自分はこの時点ではデザイン経営よく知りませんでした。。。)

「デザイン」というものはビジネスを語る上では必要不可欠なものだと思います。営業さんならパワポのデザインを考えたり、製造業なら商品のデザインを考えたり…と、我々の仕事のそこかしこにはデザインが満ち溢れています。

だから「デザイン」が重要なんて今更じゃん!って思う方も多いでしょう。ただ「デザイン経営」は、上記のようなデザインの視点とはちょっと異なります。

デザイン経営は、もっとデザイナーが経営の中枢に潜り込み「企業の思いや価値を見つけ出し、それを世に送り出す行為」を指すものをいいます。(スーパーざっくり言いました)

見た目の、例えば上であげた資料や製品の見た目…いわゆる「カタチのデザイン」とはまた別に「考えのデザイン」が存在しています。

考えのデザインは「この製品、サービスがなぜ社会に必要とされるようになるのか?」という思いを探り出し、見つけ出す、という「問いかけ」の行為かなと思っています。

すなわち、組織文化の抽出、理念やパーパスの形成、といったものがそれにあたるんじゃないでしょうか。

そこで出された結論が具体的なアウトプットになり、「カタチのデザイン」として表に出てくるのです。

アートボード 2-100

今の時代、儲かるから正義の時代ではなくなっている!?

経営、という視点になるとどうしても、「これは儲かる」「これは売れない」みたいな話になりがちです。

もちろんお金稼ぎは大事!です。(僕もお金大好きなのでわかります)しかし、今のご時世自己中心的な拝金主義だけで動くような会社は受け入れられなくなりつつあります。

特に若い世代…いわゆる「Z世代」の層は、応募先の決定打として「社会貢献度の高さ」を最優先事項に挙げているようです。

https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/sdgsshu_202008.pdf

事業の向いている方向が明確な会社であればあるほど従業員に愛され離職率が低く、採用に当たってもいい人材を獲得しやすくなっています。

またSNSが発達したことにより、企業の社会的責任も強く問われるようになっていきました(SDGsなんかもそれですね)。合理的すぎる冷酷な判断は、時として炎上などに結び付きます。

そのような事態を未然に防ぐためにも、会社はお金儲けとはまた別に「企業が存在する意義」を探し求めなければいけない。そしてその意義を探し出すツールとして、デザイン経営が注目されつつあります。

一貫したパーパスとアウトプットは、送り手にとっても受け手にとっても代替できないメッセージを感じ取ることができるようになります。

デザイン経営と「働きがい」について

デザイン経営と「働きがい」は密接に関わってくるものだと思って間違い無いでしょう。

企業の「思い」「価値」が明確になることで「我々はこんなに社会貢献できている&人の役に立っている!」と感じることができます。そんな思い、価値を創造できるのが「考えのデザイン」にあたります。

すなわち、デザイン経営を行うことで自分の、そして従業員みんなの働きがいを創出することができます。

これはやりがいありますね…!!

特にデザイナーは営業さんとかと比べると、そこまで数字を追ったりするような職種ではない(厳密にはデザイナーも数字意識することが大事なのですが)ので、会社への貢献度などが可視化されづらく、働きがいややりがいを感じにくい職種かな?と思います。

なので、会社への貢献度という指標ではなく、「社会への貢献度」という物差しを作ってあげることで、デザイナー自身のやりがいへと結びつくんじゃ無いかな〜と思っています。自分の作ったデザインが人の生活や社会の改善に寄与できてると考えるとブチ上がりませんか?僕はブチ上がります。

最後に:「考えのデザイン」を大事にしたい

どうしてもデザインしていると、表層のみのデザインだけさっさと着手してしまいがちです。それが一番わかりやすいし、簡単なので気持ちはめちゃくちゃわかります。デザイナーって深く考えなくてもある程度綺麗にアウトプットできる生き物ですし…

でもそのもっと深淵にある、思いだったり強い感情を探り出すことによって、自分が今していることの意味だったり「何を成し得たいのか?」ということに気付けるんじゃ無いかな〜と思っています。

本日はここまで!ありがとうございました!

我らが上長の青木さんもデザイン経営について記事を書いておりますのでぜひ↓↓↓



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