こんにちは。ボイストレーナーの古川淳一です。 花粉症の方にとっては辛い季節がやってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。私は例年以上に対策を講じているものの、やっぱり症状は少しずつ現れてくるもので・・・。 そうでなくても寒暖差が激しかったりして体調管理が難しいこの季節。皆様がどうにかこうにか無事にやりすごせるようお祈りしております。 さて、今回も「ボイトレモニター募集」についての記事になります。 前回は数多くのお問い合わせをいただきまして、おかげさまでたくさんの経験を
こんにちは。ボイストレーナーの古川淳一です。 長かった夏もようやく終わり、季節も変わり目。涼しい風は心地よいですが、油断すると風邪をひきそうな時期でもありますね。コロナはもちろん、インフルエンザも流行っているようです。今一度気を引き締めて、まずは手洗いうがいから、こまめにやっておきましょう。 さて、久しぶりの更新となったこのnoteですが、今回は皆様にお知らせがあって更新をしております。 実は今年の7月から、ボイストレーナーとしての自分のスキルにより一層磨きをかけていく
こんにちは。ボイストレーナーの古川淳一です。 先日、こんなニュースが流れてきました。 ご存知の方も多いと思いますが、Official髭男dismのボーカル藤原聡さんが声帯ポリープを発症し、療養が必要との医師の診断があったことから、イベント出演を見合わせるということが公式サイトで発表された、というニュースです。 もちろん当事者でも関係者でもない私には、どういった経緯でこのような事態になってしまったのかは知る由もありませんが、まずは何より、適切な処置を受けた上でゆっくり
こんにちは。ボイストレーナーの古川淳一です。昔から宝飾品の類にはあまり興味がないのですが、誕生月である2月の誕生石アメジストだけは、ちょっと気になっています。紫色の輝き。不思議なパワーを感じます。 本日は皆様に本の紹介をしたいと思います。 2022年11月30日に出版された、二重作拓也さんの新著『強さの磨き方』です。 二重作さんは格闘技ドクターでいらっしゃいます。また、私にとってはプリンスというミュージシャンの偉大さ素晴らしさの手解きをしてくださった方でもあり、
こんにちは。ボイトレスタジオ・エウレカ ボイストレーナーの古川淳一です。 今日は表題の通り「ボイトレスタジオ・エウレカのホームページができました」の報告を致します。 どんなサービスを使って、どんな写真を使って、どんなコピーや説明文を載せるのか。個人のホームページを作るのは初めての経験でなかなか難航しましたが、先日の記事にも書いたように素敵な写真を撮っていただき、素敵なサービスとデザイナーさんに出会い、なんとか公開まで漕ぎ着けました。写真はもちろん全て仁科勝介さんに撮
こんにちは。 ボイトレスタジオ・エウレカ 古川淳一です。 先日、写真家の仁科勝介さんに写真を撮影していただきました。とっても良い感じに仕上げていただいたので、皆様にも是非見てもらいたくて、この記事を綴っております。 すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、先日TwitterやInstagramでも投稿いたしましたし、このnoteでも、アイコンとバナーの写真を変更しております。(いいね♡やフォローもお待ちしてまーす♪) 自分自身が被写体になるのは、ボーカリ
突然ですが、長期投資の魅力の一つに「複利のうまみ」があります。運用で得た利益をさらに運用に回し、利息が利息を生む。複利って素晴らしいなぁと思います。(最近投資についての勉強を始めました。ニワカもイイトコです。) 長年ボイストレーニングをしておりましても、この「複利」と似たような効果を感じることがあります。時間をかけて丁寧にやるべきことを繰り返す中で、突然何かに閃く。その閃きが自分をさらに深みへと導いてくれる。新たに発見した何かをこねくり回す中で「おぉ…これは使える…」と
こんにちは。ボイストレーナーの古川淳一です。 今回は、音程を取ろうとすればするほど歌が上手く歌えなくなる、というお話です。 一瞬でも「エッ!?」と思ったそこのあなた。そんなあなたに是非読んでいっていただきたい。 大事なことなのでもう一度言います。 音程を意識しすぎると歌が ヘ タ に な る というお話です。 そもそもポップス系のボーカリストは、【声を「前」に出してマイクに乗せる】という意識で歌うことを目指します。 マイクを使わない前提のオペラや合唱などとは違い、
年度末のこの時期。新年度に向けて世の中が慌ただしく進んでいくのに合わせて、各種学校に入学が決まったとか、芸能プロダクションと契約を結んだとか、生徒さんからご報告をいただくことが多くなります。 今年度も嬉しい報告をいくつかいただき、めちゃくちゃ喜びつつも、新しい環境でどうすれば輝けるかの戦略を個別に立てたりしておるところだったりします。 音楽のメジャーレーベルの方と知り合う機会があり、活躍が認められて正式に契約を結ぶことができそう…とか、俳優や声優の養成所や研究所からオ
皆さんは、歌う時や喋る時の口の開け方にこだわりはありますか?「とにかくハッキリ大きく開けている」とか「先生に習った通りにやっている」とか色々あると思いますが、結論から言うとその人の口に合った開け方が見つかっているのであれば全然OKです。口の大きさも口腔内の形も表情筋のつき方も、顔の形は人それぞれなわけですから、各々の最適解を見つけていくことができると良いですね。 で、以上を踏まえた上で、頑張って自分に合った形をどーにかして見つけてね!だとあまりにも無責任なので、ここで口
ジーンズのフィット感のお話ではなく、リズムの感じ方についてのお話でございます。(紛らわしいトップ画ですいません) 前回の記事でテンポ、リズム、グルーヴの話をしましたが、今回はリズムについてちょっと深く掘り下げてみます。 リズムがタイト(tight)だとかルーズ(loose)だとか、そう言った表現を聞いてピンとくるでしょうか?よく「タイトなスケジュール」とか「時間にルーズ」とかいう表現を耳にすることがあると思うのですが、感覚としてはほぼ同じと言っても良いでしょう。洋服
どうしてもボイトレというと音程(ピッチ)を良くすることばかり考えがちですが、テンポ・リズム・グルーヴを理解していくことが必要不可欠です。特にリズムが理解できていないとアンサンブル(合奏)は難しいのかなと感じます。 それぞれの定義を話すととんでもなく長い難しい面倒くさい話になってしまいますので、ここでは例え話を。 私たち人間の居るこの世界には、時間という概念があります。一年、一ヶ月、一日、一時間、一分、一秒・・・という感じで細かくなりますが、この時間の流れが変化したり
題名からしてボイストレーニングとのつながりが容易に想像できないかもしれませんが、このお話は、私がボイストレーニングにおいて最も大切にしている話であり、これまで書いてきた記事のいろんな部分に関連してくる話になっています。歌を歌う時やボイストレーニングをする時に、どのような意識で取り組めば良いのかについて具体的に説明していきたいと思います。 レッスン時に生徒さんから「先生って歌ってる時どんなこと考えながら歌ってるの?」という質問をよく受けます。もちろんその時の状況によりけり
レッスンの中で、生徒の皆さんから頂くご要望の中で最も多いものの一つが、音域を広げていきつつ、高いキーの歌を楽に歌えるようになりたい、というものです。裏声に逃げてしまって、力強さが出せなくなってしまったり。力づくで無理矢理に出そうとして、すぐに疲れてしまったり。思い当たる節のある方も多いのではないでしょうか。 そんな場合、まず私がレッスンでよく生徒さんにお話しするのが、高い声が出したいからといって、高い音域でばかり発声練習をするのはナンセンスだということです。無理して高い
昨今、ボイトレに関連した情報がどんどん溢れてきています。インパクトの強い言葉が耳目を集めるなんてこともよくある話です。何を信じればいいかわからない、何が正しいのかがわからない、と常に不安と隣り合わせで進んでいかなければいけないという気持ちもよくわかります。そんな中で私は、質の高いトレーニングメニューをとにかくひたすら愚直にきちんと反復練習することこそ、成長や進化の王道だと強く信じています。 まずは当たり前の話から。どうやったら歌が上手くなるの?と聞かれたら、それはもう「
人間が声を出す時には声帯を震わせているわけですが、では何がその声帯を震わせているのかというと、それは肺から上がってくる呼気(=体外に吐き出そうとする空気)になります。この呼気の量や勢いをコントロールしやすくなるというのが、発声練習の時や歌う時に腹式呼吸をすることの大きなメリットの一つとなる、というのは以前にも話した通りですね。 で、そうやって声を出している時に息が混ざってくる場合があります。意図的に混ぜようとしたり、意図せず混ざってしまうこともあるかもしれません。「ウィ