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vol.6 愛おしい夏

もうあっという間に8月も終わり。
去年の夏は、イタリアにいました。
ヨーロッパの大好きなところの一つが、休みたいときはしっかり休もうぜ、っていうスタイル。地元のレストランなど、観光客がメインでないお店商売は2週間、お休みします。
留学生の私たちは授業がしっかりありました。でも週末は市内にいても行けるところないし、なんせ暑い!ということで、€20で買ったダイビングマスクを持っていろんなビーチに行ってました。岩場に暮らす生き物を見に行って、疲れたらビーチでお酒飲んでダラダラしたり。夕暮れ時のジェラートは最高だった。
あれは人生の夏休みだったのかもしれないなぁ。

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(イタリア チンクエテッレ 個性的な地形が綺麗な海の街。)

何年も過ごしてきた日本の夏は大好きだけれど、初めて過ごしたイタリアの夏は記憶に新しく思い出したら心が踊る

たのしかった海も大切な思い出だけど、もう一つ増えたのが、大聖堂(Duomo)を眺めることができる市立図書館の日陰で過ごした時間。
友だちになるため、仕事をするため、生活をしていくため。どうにも必要なのが語学力。
今日は、頑張ったイタリア語編を書いてみます。
トスカーナの海の名所、チンクエテッレ(5 terre)の写真と共に^^

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イタリア語歴、独学で1年。
初めてイタリア語を話した相手はシェアハウスの大家さんでした。お世話好き、綺麗好きな老夫婦で、まるで孫のように接してくれました。生粋のイタリア人のイタリア語は着いた当初は全っっったく聞き取れず、、、大変だった。イタリア語会話の教室でも通っておけばよかったかなぁー。なんて思ったりしてたな。
大切な滞在証明書の手続きや学校の話というのは単語でわかるけど、難しすぎる!早すぎる!偶然帰ってきたシェアメイトに通訳をしてもらって、なんとかその場を乗り切りました。

広いアパートに3室とリビング。たくさん太陽の入るサンルームのあるかわいいお家でした。
フィレンツェの物件には珍しくエアコン完備。これにはかなり助けてもらいました。
はじめに住んでいたのはイタリア人の女の子とスペイン人の女の子。
語学学校は1日5時間で、基礎のキから学ぶA1クラスから始まりましたが、家に帰るとネイティブとネイティブ並みに話せる二人との生活。イタリア語漬けの日々が始まりました。

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(イタリア チンクエテッレ 強い日差し、海風の中でも青々と。綺麗なお花咲かせてました)

学校では、先生の言っていることがわからない、生徒が何を答えているのかもわからない。
先生はもちろんがっつりイタリア語で話していくし、ヨーロッパは似た言語を使っているから、クラスメイトのみんなはなんとなーく理解している。ついていけないのは私だけ??
現地に行ったら上達するはず!と勢いで来たけれど、とんでもない計画を組んでしまったなぁ、とさすがにくじけそうになりました。
そんな時に助けてくれたのがクラスメイト。ロシア、スイス、ドイツ、リヒテンシュタイン、年齢層も18歳から65歳まで様々で、こっそり英語で耳打ちしてくれたり、目配せしてくれたり、みんな穏やかにフォローしてくれました。

脳が活性化しているのか、帰宅すると熱ぽくて、夜中には先生の顔が浮かんで目覚めてしまう。気持ちがネガティブだったら"病んでる"と部類されそうな現象が起きましたが(笑)、吸収するチャンスだ!と無理に寝たりせずに眠たくなるまでコツコツ勉強してました。

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(イタリア チンクエテッレ 透き通る海水。ここの海は本当に透明。さらさらしていて気持ちよかった。)

何も言わなければ自動的に次のレベルに上がってしまう学校だったので、基礎のA1クラスはお願いして2回受けました。これが今思うとすごく良くって。小学校低学年レベルをしっかり染み込ませることで、その後の応用編が理解しやすくなったように思います。
自分の進捗具合や理解度を自分自身が知ることって、とっても大切。
正直、かっこよく上級レベルへ駆け上がりたいところだけど、こんなにできてなかったかーとか、ショックも受けました。でも自分で自分のプライドをへし折って、必要なことを身につけていくことが将来に活きていくんです。

2ヶ月が経つ頃には、会話が成立するようになりました。がんばったー

ここからはイタリア語の応用が始まります。
知らない世界に飛び込みたい。新しいワクワクが起きていました。
3ヶ月目からは、超カタコトのイタリア語で就活をするように。お花屋さんに履歴書を持って直談判。このことはまた今度ゆっくり。

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(イタリア チンクエテッレ  キラキラと輝く、キュンとする青さの海。)

今年は湘南にお引っ越をして、海遊びに拍車がかかるかと思いきや、コロナ。何が起きるかわからないなぁ。今は、眺めたり人の少ないところで足だけ入って満足してます。
この夏のことも懐かしく思う日がいつか来るんだろうなー。

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