6月の庭

紙もののデザインしてます。 日記です

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最近の記事

「つらい、うれしい」

月曜日。 お昼ごはんのあと、ka na taのショップへ。 なんとなく気持ちが憂鬱で閉じていて、出かけるのも億劫で、 でもお店に行けるチャンスだったので、行った。 どうしても行きたくなくなったら途中でも帰ろうね、と決めながら。 結果、とてもいい気持ちになって帰ってこられた。 とてもきれいな目をしていてゆったり話す店員の男の子とぽつぽつ話しながら、着心地の良いきれいな服を触ったり着てみたりしていたら、 うわあああ、と踊り出したいくらいにしあわせになってしまった。 使いやす

    • 「すばらしき世界」

      毎日毎日が健康維持と、より思った通りのデザインに近づくためだけに使われてゆくー… 西川監督の「すばらしき世界」観たいのだけれど。いつ観れるかな。 胃炎になって以降なんとなく揚げものを食べなくなっているのだけど、 そういう“食べない側”の目線で見るとこの世界は揚げもの天国ですね。 包囲されてる、揚げものに。定食屋さんのメニューも8割揚げもの。 こりゃあ食べないほうがむつかしいよなあ、としみじみ。 食べなくなるとぜんぜん欲しくなくなるのもとても不思議で。 依存していたのではない

      • 「おいしいバタークリームケーキをいつでも探しています (あとミルクフランスも)」

        毎日仕事と生活をぱつぱつにがんばっていて、日記が止まってしまっていた。 ええと。 1 CD周りのデザインが無事に終了。 残すはおまけの豆本のみ。 とても良いものになった、と思う! 無事にがんばれて良かった。ほっとした。 これのためにおうちにも出力システムを導入(と言っても、もともと写真用にプリンターはあったので紙を買っただけ)したのもとても良かった。 なんてらっくちん! 2 ずっと気になっていたSAVEURのバタークリームケーキをついに食べられた! ラム+チョコがけ(V

        • 「しろたえの女の子」

          会社へ。 おなかの調子はまだ悪く、なになら食べられそうかな、と思ったときに浮かんだのがしろたえのチーズケーキ。 むかし、代理店の人が「喫茶室がいいいんだよ」と教えてくれた。 よく考えたら赤坂で働きだしてもう10年くらい経つのに、一度も行ったことがなかった。 しろたえのチーズケーキやシュークリームは、会社に来るえらいひとがたくさん買ってきたものをそっとお礼を言って席でPCの画面と向き合いながら食べる、ずっとそんな存在だった。 こんな時期だけど、ランチタイムだからかお店の前には

        「つらい、うれしい」

          「最悪が普通の日々」

          今日は作家さんと打ち合わせ。 Mさんは“渋谷なのにいつも空いている飲食店”を見つけるのがとてもうまい。 本題に入る前に、 むかしは「最悪」が「普通」だったことなどをつらつら話す。 話していて違和感がない、というだけでとても気持ちが軽くなった。 年齢、性別は関係なくて、やさしくて鋭いひとはちゃんと進化して変わっていくんだな。 今年の怒涛のスケジュール、やりたいこと、今の状況など共有したあとで、昨日つくった装丁のラフを見せる。 とても喜んでもらえてうれしい。 正解が正解だと自

          「最悪が普通の日々」

          「まぼろしの餃子」

          昨日はずっと装丁を考えていた。 イラストレーション誌が装丁特集だったので買って読む。 あらためて、「ここは良い戦いの場だなあ」と思う。 やっぱり、その文化に、対象に愛がある仕事がいい。 装丁、とてもむつかしくてうんうん悩む。 プレッシャーもあるんだろうな。 でもこれってなんのこわさなんだろう、って考えていくと 結局自分本位のこわさだったりしたりして。 そういうのぜんぶ投げ出して楽になれたらいいのに。 夜はCDのデザインの詰め。 盤面、なかなかがんばったのだけど別方向でや

          「まぼろしの餃子」

          「体調こそがすべて」

          週末からずっと胃痛。 月曜日に会社の近くの病院へ。 評判を調べて行ったら、本当にとても感じの良い先生だった。 弱っているときって特にセンサーが働いているから、ちゃんと話を聞いてくれているか、適当じゃないか、にすごく敏感になってしまう。 不安を汲み取ってくれて丁寧に診てくれて、安心した。 体調こそがすべてなんだなあ、と思った。 ストレスに関してはわたしはわたしのことをあまりよくわかっていないのかもしれない。 よく眠る、とか体に良いものを食べる、ならできるのに、気持ちに負担がか

          「体調こそがすべて」

          「なんにも変わりがない それがうれしい」

          朝、カーラジオから流れてきた青葉市子さんの 「嘲笑」「サーカスナイト」のカバーがとても良かった。 WEB投票でどちらかをフルで聴ける、という企画で、「サーカスナイト」は大好きな曲だけどここは、と思っていたら最終的に逆転で「嘲笑」になっていた。 ビートたけしさんの子どもの作文のようなきれいな歌詞と「嘲笑」というタイトル、玉置浩二さんのきれいなメロディ、そして市子さんのきれいな声で奇跡のようなうたになっていて思わず涙ぐんでしまった。 うたのちから。 きれいだということの強さ。

          「なんにも変わりがない それがうれしい」

          「あたらしいやりかたと音楽」

          今日は午前中だけ会社へ。 提出書類などなどを片付けて、借りているCDたちを取り込んで、まだ時間があったのでsuzuriでONIスウェットをつくったり。 朝の会社はほんとうに誰ひとりいなかった。 世界が終わってしまったような感覚になりつつ、やっぱり快適、とも思う。 おひる近くなってくるとちらほら出社組が登場。 ここに全員がいた日々があったことがもう不思議な気さえする。 わたしたちは毎日をどうしていたんだっけ。 人とふれあいたい欲がぐんと減ってしまって、 今のいちばんの欲求は

          「あたらしいやりかたと音楽」

          「なんかいい感じの字だな」

          午前中、作家のMさんの連載の文字を書く仕事をする。 朝、湯船に浸かりながらふと書いた文字についてtwitterで検索してみたら、意外なほど多くの人があの文字を気にしたり気に入ってくれていることを知った。 自分の文字を良い、と思ったことはあまりなく、ただデザインとして「この文章を書く人の文字はこうだったら良いなあ」と考えての書き文字だった。 こんなにアイコンとして続いていることはその考えが正解だった気がしてうれしい。 昨日、編集の方から新しい本のデザインの依頼が来ていた。

          「なんかいい感じの字だな」

          「Touching From A Distance FUTURE MEMORY」

          お祝いごとがあったので朝ごはんは千疋屋のショートケーキ。 今朝は開店を待って銀座の伊東屋で紙を買って、 そのあと有楽町の阪急メンズ館にFIVEISM × THREEの香水を嗅ぎに立ち寄る。 パロサントの香り、が気になって。 自分で選んだわたしの香り、はいまのところ ・Aēsopのマラケシュ ・diptyqueのタムダオ ウッディ、スパイシー、ジェンダーレスなのが好きみたい。 Touching From A Distance FUTURE MEMORY、というすてきな名

          「Touching From A Distance FUTURE MEMORY」

          「下着とインドカレー」

          雪の予報が外れて、冷たい雨の日曜日。 朝ごはんは昨日の残りのわかめのお味噌汁、ご近所のパン屋さんのチョコレートのパウンドケーキ、ゆでたまご、アーモンドミルクでプロテイン。 なんともとっちらかってる。 ずっとできていなかった下着の整理と、化粧台の整理整頓をする。 下着は、もうずっとシンプルで機能的なのが好きなのが続いているので、最近身につけていないただただきれいなものや、かわいいものたちを眺めて、またしまう。 不自然なくらいにきれいなあれこれ、いつかまた身につける日がくるん

          「下着とインドカレー」

          「またあしたね」

          休日。 買い物に疲れてキャンプグッズの売り場のテントの中で寝転がっていたら、子どもたちが入ってきてちょっとした交流会があってとてもたのしかった。 まずはみんなで自己紹介。 男の子はじょうくん5歳。 女の子姉妹のお姉さんはきいちゃん7歳。 妹はにいなちゃん5歳。 じょうくんはとても人懐こくて、 何か話すと「いいねー!」「すごいね!」「かわいいね!」と褒めてくれる。 通りすがりのおじさんにも「ねえー、そのTシャツかっこいいね!」と話しかけていた。 いいなあ、その資質。 父ち

          「またあしたね」

          「こちらの世界も太陽はあったかいです」

          今日は朝から美容院へ。 担当のMさんに年賀状を手渡しして新年のごあいさつを。 Mさん、独立が決まったとのこと。 おめでたいなあ。そして、作り出す空間がとても楽しみ。 その話がきっかけで働きかたについて色々話す。 「楽しい仕事しかしたくないんですよー」って言い切っていてとても良かった。 仕事は本来、楽しいことのはずなんだよね。 髪の毛は、インナーカラーをやめて黒髪へ。 ばいばい、緑色。たのしかった。 そのあと、中目黒の古本屋さんへ向かう。 その前にお昼をずっと行けていなか

          「こちらの世界も太陽はあったかいです」

          「全部書く」

          植本一子さんの日記の話をしたり、全部書くことをしているひとの話を聞いたりして。 全部書く、の全部ってなんだろう。 そりゃあ無理よ、などと思いながら、けど書いてみることにした。 岸本さんのエッセイにもあるように、残そうとしなければ消えてしまうのだ。誰も知らないまま、わたしすらもきっといつか忘れてしまう。 今日は装丁の案を出力しまくりたくて、会社へ。 たくさん出してたくさん検証するぞう、とはりきっていたのに、昨日の夜に「ああ、これじゃないかな」と眠くなりながらもはっきり思っ

          「全部書く」