猫を棄てる感想文 その11

今日はベストセラーでロングセラーの五木寛之さんの『大河の一滴』がテレビで取り上げられていました。

人がみな大河の一滴という部分がこのなかの人が簡単に代用されて個性すら存在しない一つの水滴という部分に重なるような気がしてしまいました。

そういえば五木寛之さんの『作家のおしごと』のなかに村上春樹さんとの対談が収録されていますね。

現代の名作家の二人、生きている文豪といえるお二人。

年の差からいうとまるで親子ほどとまでは行かないが、兄弟にしては離れている二人。

でもなんだか ナポレオン・ヒルがいっていたマスターマインドを思わされた。

作家のマスターマインド、うらやましい限りです。ただ読書家を拗らせている私にとっては。

あと、猫と物語で、ある種のノスタルジーと1から10まで綺麗な話ではないけれど叙情詩としては美しさを秘めている物語を思い出しました。

『カモメに飛ぶことを教えた猫』

私は大佐と部下?の二匹の丁々発止のやりとりがストーリーに関係なく、好きです。


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