猫を棄てる感想文 その3

猫に関する本の読書履歴をざっと思い返していた。

オレンジ文庫のアンソロジー2冊、ポプラ社の猫と私の7日間のアンソロジー 『あずかりやさん』の「ひだりてさん」とか招き猫が実体になる話とか猫が踊って、雷を落とす話とかのアンソロジー。

漫画だと『差配さん』『骨董猫屋』『うちの犬が子猫を拾いました』とか

そうね、少し前の設定だと拾ってくださいと書かれたダンボールに入った猫とかもっとひどくなるとゴミ箱の上に茶色い紙袋 それががさごそ動く、中に小さな小さな猫が、とかいうのも表現されていたりしている。

どういう事情かわからないけど、懸命に拾ってくださいと書いても、捨てていることには違わないよね。

『骨董猫屋』のなかではケーキを作る猫のノートンが好きだった。

定期的に餌を与えられてきた猫は飼い主をも食べてしまう。『人喰い猫』

私は海に沈んだ遺体が魚に喰われて骨だけになるイメージになってしまったけど。

なんとなく食物連鎖から逸脱した人間全般より喰われた人は森羅万象の輪のなかに還ったような不思議感覚があるなぁ。

猫は所詮猫で食欲という本能は飼い主か否かは関係ないかもしれない。

私は突然餌をやれなくなった飼い主が数日でも猫をいきながらせたと幸福に思って欲しい気がする。

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