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エゴの代償/長すぎる前置き

Lと過ごした日々は
楽だった

それまでの旅は1人で何とかしなきゃ
言葉が通じない
あれができない
これができない

彼がいれば大体の事は助けてくれた
リトリートセンターにいる間とかは
ディレクターが助けてくれたり
とにかく楽だった

その一方
夜はつらく、きびしい日々が続いた
極度の睡眠障害
1時間寝れば起きる
激しい震え
何か強く苦しい感情と向き合わなければ
いけなかった

シュリナンダンさんのところに戻る事もできたが
それは今すべきではないと思った

私は1人でこれを乗り越えなければいけない

Lの事情で私たちは
私の帰国ギリギリに
マイソールに行く事になった
どちらにしてもフライトはマイソールからだったのでマイソールに私は行かなければいけなかった

マイソールにはバスで行って
野生の動物も見れたし
遠足みたいで楽しめた

1泊だけして
私は空港へ

こうして束の間の楽しみは終わった

マイソール旅立ちの日
朝メールを見ると
インド国内線が遅れるというメールがきていた
遅延2時間

これはまずい状況だったが
2時間ならまだギリギリ間に合う

空港に行って事情を説明すると
荷物を優先にしてくれたが
それ以上なす術はない

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