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再びインドへ④ 達成者と過ごす4日間

ラマナアシュラムから戻ってきて
ちょっと興奮気味だったと思う
疲れもあったけど
有意義な時間だった

シュリナンダンさんは
セッション受ける人のスケジュールは
直近、もしくはその日に連絡をして
何時に来なさい
てスタイルだった

家に住めるのはタイミングよく
空いてる時期にそこに来た子で
タイミングが合わず
部屋が空いていなければ
みんな周りに各々宿泊場所を借りて
すごしていた
比較的欧米人が多くて
私が会ったのは
オランダ人、スイス人、ロシア人カップル
Sはオーストラリア人、
会ってないけどインド人もいたみたい
みんなどこからかシュリナンダンさんに
会いに来てた
ご飯はオープンにしてあって
シュリナンダンさんに会いに来る人
ここに来る人、誰でも食べていいよ、
て感じです

その時誰にもお金や寄付の事を言われなくて
どんなシステムかも分からなかったので
とりあえず言われるがままに来たけども
ちょうど部屋が空いてて良かった
いいタイミングだった

Lに宿泊場所は見つかったのかと聞かれ
シュリナンダンさんの家に泊まってる
というと
値段とかは言われたか?と聞かれた

お金の事は何も言われなかったから
知らない、シュリナンダンさんに聞いてみる

と言うと
Lは

グルジは何も求めない
と言った

ヨガの本来の師弟制度では
基本的にお金の要求はグルからは無いのが
基本スタイルだ

グルが直弟子に対して
修練を施している場合、それに対して
何かを要求してくる事があれば
そのグルはまだ内面の準備ができていない

グルになる1番の条件は

全てを捨てて
全てを持っている

状態である

全てを持っているので
彼らは自分が何かを施した場合に
心の底から何も要求する気にもならないのだ

その気持ちはごくごく自然に起きる
しかしながら現代社会はお金がなければ生きて
いきづらいのも事実なので
多くのグルは自分のそれまでに貯めた資産
弟子からの寄付
弟子以外からの寄付
お金に限らず食べ物や物質も受け取る機会は
多い

いわゆるヨガのみのスワミ(お坊さん)
ヨギ
はこのような生活が一般的
普通の経済からは一線を引いている
人も多い

非常に稀なパターンで一般的な職についている
人がいるが、私の知る限り、かなりの高いエネルギーと修練を短期間で修練できた事のある人しか
普通の仕事をしながらグルの役割を掛け持つのは難しいっぽい。
修練中の多くの人は普通の仕事をしてるか
ヨガに集中してた

修練を受ける弟子はグルのために
何かしらお返しを
しようとする
というのが一般的である
(Lいわく野菜や果物とかが古くからの提供品の定番らしい、お金の代わりに生活必需品を提供しているようですね)

というわけで
シュリナンダンさんに聞いた所で
意味はなさそうなので
寄付をするにしろ、何かをあげるにしろ
自分の気持ちから湧き上がった時にしようと思った

その時
私とシュリナンダンさんの間で
お金というものが意味のないような気がして
とりあえずここの費用などは保留にした
なんか言われたら対応しよう
とにかく今は目の前にある出来事を片付けよう

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