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オーストラリアの原子力潜水艦と中国の停電、いよいよロシアの足音…

JUN AMANTO 公式NOTEへようこそ。

※このNOTEでは、JUNが代表を務めるAManToグループの、オンラインサロンEART LIFE LABOに投稿された記事の一部を、特別公開しています!

オーストラリアの原子力潜水艦と中国の停電

=世界版、風が吹けば桶屋が儲かる=


中国・恒大集団が倒産したら中国版リーマンショックか?!などと言われているが、僕の予想では一般とは逆に中国共産党の介入があるので大丈夫と話していますが、それより中国全土で大停電が起きています。年内、それ以上に続く見込みがあり、それはオーストラリアの原子力潜水艦と関係しているというお話です。

=AUKUS・米英豪軍事同盟=

アメリカは9月15日、オーストラリアやイギリスと新たな軍事協定「AUKUS」を結んだ事をキッカケに、オーストラリアに原子力潜水艦の建造技術を提供することになりました。
中国包囲網の一環としてアメリカがコロナ前から、オースラリアをけしかけ、中国との敵対を強めさせてきています。
中国は報復としてオーストラリアに経済制裁をやってきました。特に石炭の輸入制限です。
今回の原潜製造計画は、オーストラリアが原潜を持つことを米国に頼み込んだのではなく、オーストラリアを米国の手先として使って米中対立の代理をさせようとしている策略…
オーストラリアは、経済面で中国に依存しているので本来中国と対立したくない…なんだか日本と似ている。

=中国だけが悪いのか?=

確かに中国は、共産党の弱点である海軍力の強化もあって、この10年は、太平洋や南シナ海など派遣を主張してたくさんの国とぶつかっている。
中国を悪者にして共産党の脅威が増しているから米豪日は対抗せざるを得ないとマスコミはいっていて、皆さんもそれを鵜呑みにしているでしょう。
これは、そんな簡単な話ではないんです。

=同じ手口・同じ作戦・同じ構図、相手を強くさせてるのは誰?=

米国は911以来の20年間、イスラム諸国などを「テロとの戦争」として次々と敵視し潰してきました。
そして、その次の目標は中国とロシアといわれて、米国に敵視され脅され続けたので、中国は軍事を強化したんです。(ロシアなど非米諸国との連携を強めました)
米国が中国を追い詰めなければ、中国はもっと穏やかに90年代のようにお金儲けに勤しんでいました。
アメリカファーストはトランプさんから始まったものではなく、911から長い時間をかけて進んできたものです。
日本は対米従属し続けるのも、日本の長老衆に親米利権を与え、その日米同盟の姿勢が、中国の台頭を誘発してきました。
今オーストラリアは、アメリカの代理戦争をさせられようとしています。

=原子力潜水艦で、アングロサクソン包囲網 

元案は、ダイヤモンド構想にあり=

(⇩オンラインサロン月1世界情勢ライブの様子)

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原潜保有は、国連安保理の5つの常任理事国(米英仏露中、UNP5)+インド、ブラジルなどBRICS諸国でした。
イギリスの原潜は、1950年代にアメリカが技術提供して始まり、核ミサイルを含め核保有国にしていきました。
今回のオーストラリアへのアメリカの協力は、新たにアングロサクソン軍団で原潜を保有しようというアメリカの長期的な思惑でもあります。
(ニュージーランドは原発、核兵器、原潜といった原子力を拒否。カナダは北極海用の原潜計画が頓挫)
安倍元首相は「日本、インド、オーストラリア、アメリカのダイヤモンド構想で中国包囲網を」と提案しましたが、これを利用してアングロサクソン包囲網による中国敵視を加速させています

=誰がいつから仕掛けているのか?=

この一連の流れを、中国が極東、南シナ海などユーラシア大陸に覇権を広げて、世界から悪者にされていました。習近平は悪者。しかし、それを推し進めているのはトランプさん?だったと言える構図ではないでしょうか?いいや実は、もっと昔からアメリカが仕掛けている事なのかも…?

=ニュージーランドが親中で、ファイブアイズを離脱=

ニュージーランドは平和主義。太平洋アングロサクソン軍事同盟(諜報同盟)としてアンザスとかファイブアイズなどがあったけれど、ニュージーランドが平和主義を掲げ、この春、離脱…機能不全に陥りました。


これは、中国が良い経済関係をエサに、NZ離脱へとけしかけた結果です。
今回のAUKUSはこの動きに対応して、中国に作らされたようなものだけど、オーストラリアも立場は同じ、国内の経済を回すために中国との敵視を続けられなくなって、いずれAUKUSから離脱していくでしょう。
(政権は交代する必要あり)
アメリカは、アングロサクソン同盟を潰して世界を多極化するため、ヤンチャを演じ、わざと嫌われ、見捨てられるように自分から仕掛けているのです。

=ユーラシア西側は?イランに託される、作戦は同じく米自作自演=

先日、上海協力機構(中露主導のユーラシアの安保機構)の年次総会がタジキスタンで開かれ、イランは念願の正式な加盟国にしてもらえました。


米国覇権が強かった中東では、アメリカがいつイランを攻撃するかわからない状態だったけれど、これはもうない…と上海協力機構が見ていると言うことがわかります。
アフガニスタン撤退大失敗で、アフガニスタンを中国に追いやったアメリカを横目で見ていたイランは、バイデン政権を無力とみなしました。
結果バイデンさんは、やはり何も言えずダンマリを決め、事実上これを認めています。
ユーラシア大陸の西側は、これもアメリカのワザと嫌われる幼稚な行動をとる事で、イランを後ろにいる中露の傘下に追いやり、まとめさせようとしています

=アフガン撤退とAUKUSの結成=

今回のAUKUSの結成は8月後半のアフガニスタン撤退大失敗=アフガニスタンを中国に追いやったタイミングで始まっています。
メンツを重んじる中国は、AUKUSの動きに激怒し、自国の大変さを隠すためにも、無理矢理ユーラシア東側の派遣を強めていきます。
バイデンさんは親中になるはずでしたが、トランプさん(剛弁知的)から真逆のやり方(弱腰稚拙)で、アメリカ国民への民主党への信頼を壊していく効果をやりつつ、世界を多極化へと向かわせています。

=AUKUSは中国を強化する=

つまり、マスコミのいう「AUKUSは中国をへこませる!」は大間違いでAUKUSが中国を強化していきます。
アメリカは中国をユーラシア大陸の西へ東へ忙しくさせ、国内を構ってられなくなり、中国は国内情勢がボロボロになってきます。
(アフガン撤退、恒大集団倒産(?)など、今、中国では深刻な全国的停電)これは、中国の技術的問題ではなく、内政問題です。
世界一の軍事力を持っていたソビエトが、それにも関わらず、内政状態がバラバラになり、国民が耐えられず文句を言い出して崩壊した時にそっくりです。
アメリカは、もし中国と戦争したら勝者はいなくなるというAIの計算は覆エセないので、内部崩壊のシナリオを作って実行しているわけです。

=中国共産党の体質が悪影響?いいや、わざと…=

中国の石炭生産が追いつかず大停電が発生しています。
中国の発電の70%が、未だ石炭による火力発電に依存しており、14億人の人口を誇る中国で、この石炭依存は一つのネックになっています。

=日本の皆様、食料の備蓄をして下さい/需要による好景気=

「コロナが、いち早く終息した…」ことになっている中国には現在、世界中の生産需要が集中しています。
輸出に関しては金属、ゴム、衣料品などは、前年度の100%増…つまり2倍に増えています。それに対し食料などに関しては、制限をして食料のはめ込みを始めているということがいえます。
これは日本でも同じで、私が食料の備蓄を呼びかけているのも、ここら辺りから来ています。
これに関してはまた詳しくお話しします。

=脱炭素で石炭生産を制限=

中国の工場では今、電力が必要です。
それには石炭がふんだんに必要です。
石炭価格というのは今全世界で高騰しており世界の基準になっているオーストラリアのスポット価格からしてみると今年の間に2倍に上がりここ20年の最高値をはるかに更新し、1トン=200ドルを越えてしまいました。
石炭の価格が高騰すると工場は、購入する量を減らしますので石炭在庫が減ります。在庫が減ると電気の生産量は減らさざるを得なくなるので電力不足になるわけです。
さらに…

=中国国内の石炭不足=

上記のAUKUSの件で、オーストラリアが対中国包囲網を強め、フランスの潜水艦の契約を断り、アメリカから原子力潜水艦を買うという話が出て、中国は激怒。オーストラリアからの1番の輸入品目である石炭の輸入を制限したんです!!
さらに!!
中国では石炭価格、石炭の生産に関する法律が改正されました。


それは環境を破壊しないために石炭の生産量の上限を決め、安全基準を厳守させたんです。
(今までも決まっていたんですが、経済優先でほとんど守らず、国も見て見ぬ振りをしてきたんです)
今回、習近平さんは、モンゴルなどには過去20年間にわたって調べ、罰金を取ったりし始めました
オーストラリアから買えない中国は、オーストラリアが ASEAN諸国に売った石炭を2次的に高値で買わないといけなくなりました。
何かが極端に不足すると、それは裏社会では特需景気となります。安全基準も何もない闇炭鉱が、次々採掘を始め超高値で取引されるブラックマーケットが生まれます。
更に事件は起こります!

=全国に電気の効率使用を強制=

習近平さんは、火力発電の電気が足りないので「エネルギー効率の悪い省庁に、電気を供給しない」という電力供給制限法律をつくったんです。
中国語ではコントロールする事を「制御」ではなく「控制」とよくいいます。
今は「双控制度」というエネルギー効率の高い製造をしている所に優先的に電気を送りますよ…というルールを適用してるんです。

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電気を無駄遣いしているラキングに入ってしまうと、国家が電気を送ってくれないとなるわけです。
民主主義では考えられない事をして、電気の利用効率は無理矢理上げさせられるわけです。こうなると石炭を使って電気が売れる値段より、石炭や電気代の方が高くなるので、儲けにならない闇炭鉱はあっという間に操業をやめてしまいました。

=外国との顔色を見て人民(=国民)を見ず=

これらのコントロールを行っていたのは、中国の「発展改革委員会」という所てす。
世界は、バイデン政権を中心に世界の脱炭素が勧められる中、中国が世界のリーダーとして覇権を取るために、習近平さんは重要視してきました。
習さん中国は、国外の石炭火力発電を取り止めることを発表し、これは国連で称賛されていました。
次は国内目標の達成です。
「中国発展改革委員会」は、火力発電のエネルギー使用量全体量と、その効率を数値化してランキングまで作りました。
国の達成目標は、各自治体に振り分けられていきます。
更にこれに追い討ちをかけるように、習近平さんは、電気の管理に対して改善が必要な省や自治体ランキングまで全国に発表してしまいました。
一時、21の省で大規模な停電が起こり、国内の生産体制に大きなブレーキがかかりました。
何故そこまで放っておくのでしょう?

=冬を目前に、暖房も使えない?=

地方は大変冬が寒いので、東北三省の人などは冬の暖房はどうするんだー!…ということで人々が大騒ぎをしたわけです。(これは後日政府が優先的に燃料を保障すると発言し、今は収まっています)
この地方は、産業が少なく元々、石炭電気を他の大都市に移出してお金を儲けていました。
そして設備の安全基準も要改善地域、つまりランキング最悪地帯!
お役人達は、自分の責任の範囲の規制は守らないと罰っされる…でも工場の電気の使用量を効率的に減らすにはどうしたらいいかわからない…そして一般の人たちの電気を切ってしまった…という事になったわけです。
共産主義の理念である「全ての人の平等」というお題目は、組織全体の保身と利権争いのために不平等まで平等に配られたというわけです…庶民にだけ(^◇^;)

=全てを党が掌握できる仕組み=

情報筋によると、政府の許可のない安全基準の満たされていない闇石炭を再開し、事故が多発したようです。
本来この事は国が取り締まらないといけないことですが、そうするとまた石炭の国内生産量が減ってしまうので、電気の使用量の効率を取り締まる法律の方を作り、闇炭鉱の取り締まりは、自治体にやらせるわけです。
闇でも生産を上げれるなら良しとし、見つければ、中央はルール違反をしていた地方の役人を捕まえればいい。
中国共産党というのは日本よりも考えられないぐらい縦割り社会です。
発展改革委員会はエネルギーの使用料しか見ない。
石炭の生産管理部門は生産量しか見ない。
外交政策担当者は外国の顔色しか見ない…。
これらの部署横に連絡を取り合ったりはしません。
全員が自分の上に気に入られる事だけに専念しやすい構造なんです。

=はたして習近平さんは本当にわかって…なのか?=

この中国共産党の体質は、構造的な共産党の問題です。
この利権構造をぶち壊すために、彗星のように現れ、党改革を進めてきたのが習近平さんでした。
それが今では永世皇帝を目指し、第二次の文化大革命のような文化思想弾圧をし、世界の覇権を取るために国内の事を無視して中国自体を危機に陥れている…?
本当にそれだけでしょうか?
僕は、そうは思いません。

これは中国共産党の体質をうまく利用した、中国共産党の解体、もしくは弱体化を目指した習近平さんの作戦だと思います。
以前から話しているように、習近平さんの行動は、在任中のトランプ大統領にそっくりです。
極端なことをやって、皆に嫌われながらアメリカの闇の部分を表に出していく。
今習近平さんはバイデンさんと似ています。
失策をして国内を混乱に陥れ、両国の世界覇権は弱まりつつあります。
(違うところはメンツを重んじる習さんとメンツガタガタのバイデンさんという違いはあります。笑)

=人々よ、目覚めよ=

これらの茶番劇は、今の世界の支配者層の体制を潰すには、米中二大大国が危機に陥り、世界の人が今の支配体制ではダメだと気づく必要があるからです。
中国の三峡ダムの危機+恒大集団の危機+電力危機そしてアフガン問題は、中国を身動きできなくしていってます。
同時にアメリカはバイデン政権により、世界的信用を落とし(フランスの潜水艦契約を反故にした事で、NATOはアメリカ抜きの世界体制を模索し出しました)そして、9月末、アメリカはデフォルトしそうになっていました。

=これらが両巨頭の共倒れが、画策されていたものだとしたら…?=

実は、9月21日…世界は第三次世界大戦に突入する寸前までいったんです!!
でもご安心ください、その危機は避けられたから僕もここに書けるので…
次回は、そのあたりのお話、中国共産党やバイデン政権の裏を仕切る人々の暗躍と世界の戦いについての「現場」のお話しします。
今一つだけ語れるとしたら…それは今、日本が中心に起こっているという事です…。

=そして、いよいよロシアが出てきます=

...... つづく

=EART LIFE LABO=

これらの記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOだけに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開することにしました。
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=JUN AMANTO=

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。

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