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オンライン授業の雰囲気を明るくするために意識する5つのこと

ビデオ会議ツール(Zoom・Skypeなど)でオンライン授業を行うと、いつものように振る舞っていても表情や声が思うように伝わらず、生徒の反応をうまく引き出せないことがあります。

今回は、オンライン授業を行うときに気をつけている5つのコツを紹介します。簡単なことですが非常に大切だと感じています。
※ここではZoomを利用していますが、どのツールでもコツは同じです。

つねに“ 笑顔”で話す

Zoomで授業を行っていると目の前に生徒がいないため、真顔になりがちです。しかし、生徒の画面には話者の顔が大きく映し出されるため、先生の表情はいつも以上に生徒に鮮明に伝わっています。

自分が話をしていないときも“ 笑顔”をキープ。 YouTuber や芸能人になったつもりで、いつもの2倍、3倍の明るさを出して話すことを意識しています。
また、声が低い方は高めのトーンで発言すると笑顔の効果がUPします。

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カメラ目線を意識する

Zoomでオンライン授業を行うと、ついつい画面に映し出される資料や生徒の顔を見てしまいがちです。しかし、それらを見ながら話しているとどうしても目線が落ちてしまいます。

パソコンのカメラが画面の上についている場合、生徒から見た画面では少し下をむいているように見えています。授業の中で特に伝えたいことや、資料を見る必要がない場面ではカメラ目線を意識しています。

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部屋を明るくし、顔をしっかり照らす

先生はどこから授業を配信するでしょうか。いつもの教室かもしれませんし、自宅からという方もいるかもしれません。ここで気をつけたいのが“ 部屋の明るさ”です。

YouTubeやテレビになじみのある生徒たちは、それらと同じ感覚でビデオ会議の画面を見ています。生徒は授業の間、ずっと画面を見続けるわけですから、先生の顔が暗くては表情が読み取れず不安になってしまうことでしょう。

窓から日光を取り入れたり、デスクライトを設置したりしています。その他にも、すっきりとした背景や雑音が入らな場所を選ぶことも効果的です。

デスクライト

オンラインコミュニケーションの息遣いをつかむ

オンライン授業を行っていると、発言が重なって聞き取れなかったり、回線の不具合で音声映像が飛んでしまったりすることがあります。発言を譲り合ったり、聞こえなかった部分を言い直したりすることは、リアルのコミュニケーションであれば容易ですがオンラインでは意外と難しくもどかしい思いをするものです。

そんなときは、急がず焦らずジェスチャーで相手に自分の言葉を伝えます。画面に映るのは上半身だけなので、顔の周りで表情とともにオーバーアクション。人差し指を立てて『もう一回お願いします』や、手のひらを差し出して『先にどうぞ』などを取り入れています。

ジェスチャー

画面に映っていないことは“ 起こっていない”こと

自宅から授業を行っていると、いろんな出来事が起こります。部屋に家族が入ってきたり、宅配便が届いたり。一時的に音声などをOFFにする必要がでてくるときもあるかと思います。

こうなると、先生と生徒の間に突如共有がストップしてしまいます。しかし、オンライン授業では画面に写っていないこと、マイクが捉えていない音声は、その授業中には起こっていないことだと考えることが大切だと感じています。

オンライン授業のライブ感は同時双方向ならではの醍醐味。焦らずいろんな状況を楽しみながら授業をしています。画面の向こうには生徒がいますから、多少何かが起こっても笑顔で明るく丁寧に話かければオンライン授業が楽しくなります。

まとめ

オンラインでの授業では相手からどう見えているかを気にかけることが、教室で行うとき以上に大切です。自分がどのように映っているのか、Zoomのレコーディング機能を使って記録すると、あとで見返すこともできます。

同じ空間を共有していない状態で授業をするのは大変ですが、授業を録画して、自分の話し方の癖や振る舞いなどを確認し、生徒の視線で自分を見つめなおす機会と感じています。

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