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高校で習った内容、といえどきちんと理解できてなかったな・・・と思った話(現代社会)

いわゆる一般書も読んでおりますが、高校時代の学習が意外と身についていないことに今更ながら気づき、受験用の参考書を読んで理解を深めているところです。
なんだ、高校レベルか、と舐めるなかれ。

自分の感覚でも、いわゆる大学受験レベルの知識を極端な偏りなく身につけている人ってあんまりいません。もちろん、仕事に関連する分野であれば一般人が太刀打ちできないような知識なり経験を有しているわけですが、きちんと日経新聞に書かれているような内容を理解し、自分の会社の財務状況をきちんと把握し、そういったことを踏まえて個々人の専門的な業務に当たっている。そんな人って極めて少数かと思います。

例えば、自分が毎月支払っている年金。
今、どういうシステムになっていて、自分がどれくらいの額納めていて、将来どれくらいの額受給できるのか?きちんと答えられる社会人ってあんまりいない気がします。現代社会の参考書をみると、どういった仕組みになっているのかが分かりやすく解説されています。

あと、へぇ〜と思った例でいうと、ちょうど今日読んだ労働関係法令のパート。
「ストライキ」。労働者が団体で勤務を放棄するという行為なのはみなさんご存知かと。
一方で、会社で働いている人は就職の際に就業規則を遵守するように契約することになっており、その規則にストライキして良い、なんてことは書いてませんよね?すなわち、行為だけとると就業規則違反になり、それを盾にクビにされたって文句は言えないわけです。
じゃあ、なぜ我々はストライキが可能なのか?
こういった疑問を持ちながら本書を読んでいくと、いろんなことがわかります。
労働組合法という法律があって、そこでストライキの行為に対する免責が認められているんですね。

これまで、ニュースなどでストライキの話を聞いても
「おお、やっとるやっとる」
くらいに(?)しか思ってませんでしたが、産業革命以降にイギリスにて世界で初めて労働組合なる団体が結成されて以降、使用者対労働者の構図は常に存在し、過去の多くの犠牲・戦いを経て今の制度が成り立っている。
そんなことがわかると、これまで右から左で流してしまっていた労働に関する報道の中身もより深く理解できるようになりますし、会社員としての組合活動も、より解像度高く・意味を理解して取り組める気がします。

COTEN RADIOの深井龍之介さんが、大学受験の頃のように仕事をすれば、大抵の課題は解決できる、といった趣旨のことを話していました。言い得て妙、というかその通り!と思わず膝を打ったコメントでした。
社会人になると、意識しないと脳みそに汗かくことなく、過ごせてしまう部分があるので・・・トレーニングしないと筋肉が落ちてくように、脳みそも鍛え続けないと劣化してしいます。
大学受験の時がピークだった、なんて人生を送りたくないですからね。
日々、勉強也。

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