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マンガでわかる流体力学

最近は古典なり各学問分野の入り口として、漫画で解説してくれる書物が増えてきたように思います。
初学者としては、ありがたいばかり。

本書はヨビノリたくみさんにおすすめされていたのと、ちょっと自分も訳あって流体力学が勉強したいなと思ったので購入した一冊。
非常にわかりやすくまとまった、良書でした。

土木系の学科でベルヌーイやレイノルズ数などを習ってはみたものの、それらが意味するとこがいまいち理解できない・・・という人は、本書のような機械工学的なアプローチも見てみると、理解が進むと思います。
本書は、そういった流体関連の書物でよく見る式や係数などの意味から丁寧に解説されています。

本書が秀逸な点は、身近な生活と結びついた解説がなされているところ。
・ストローで吸うってどういうことなのか
・なんで飛行機は飛べるのか
・カーブボールが曲がるのはなぜ
・ゴルフボールの表面が凸凹(ディンプル)してるのはなぜ
・ヨットが風上に向かって行けるのはなぜ
と言ったことが、式とイメージとリンクさせながら学習することができます。

日常で見かける現象が数学的に理解できたり、その理由がわかったりするのは純粋に面白いですよね。
そう言った、新しい視点を手にいるれるべく新しい分野を勉強してみるのも良いかもです。


さて、こんな本の感想を書いてはおりますが論文も佳境。
自分で見直す度に、記載がたりない、参考文献が漏れてる、説得性(必然性)が弱い、など山のような気づきがあり、見るたびに自己嫌悪のような状態に・・・で、毎回、もっと早くから計画的にやっておけば(泣)と思うわけです。
成長してるんだか、してないんだか。。。

指導教官の先生も言ってましたが、まずは歯抜けでも良いので、最初から最後まで書き上げるというのが大事だそう。
1つ1つレンガを組み立てて論文にするのではなく、何度も絵の具を重ねて絵にしてく、そんなイメージ。
いわゆる、仮設思考ってやつでしょうか。

早く楽になりたい・・・みなさま、がんばりましょう。

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