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プロスポーツ事業は熱狂せずに

 私が主体者として将来のスポーツ×ITを踏まえてプロスポーツ事業に参画をして、ようやく2年半。
まぁフツーの事業家、経済人、社会人として長年生きてきたヒトからみると、まぁなんていうか・・・この業界の歪さや人々のゆがみやゾンビ感がハンパ無くて、ある意味では自分の過去の常識が当てはまらないので、考え方をアップデートできたとは思っています。
 昨年はガバナンス・コンプライアンス不全なスポーツ団体のトップがハラスメントや違法性などで咎められる事例が続きましたね。
まぁあれもスポーツの世界は、感動や共感性があって、コミュニティが創造できやすいモデルで、ビジネスの原理原則がフィットしていないと権力がトップに集中して既得権益化し、ガバナンス不在になりやすい世界なので、そこを叩かれているってことが多いんですが、しかもスポーツ界にはキャラの立ってるヒトが多いのでメディア受けしますよね(笑)
とは言え、みなさん悪いなどとはこれっぽっちも思ってなくて、そりゃ1980年代までの世界が常識だと思っている世代ですから、当時は世の中全部がそんな社会だったので、彼らは特別なことをしているとは思っていません。
でも、競争が持ち込まれる事業環境においては、変化が求められた30年ですが、彼らは当時から時間が止まっているというだけのことですね。スポーツ界にはビジネスの原理原則が持ち込まれなかったので。
 それで、ようやくビジネスの原理原則が持ち込まれ始めたプロスポーツを事業とすることについてです。
そんな感動や共感、そしてコミュニティが創造され、ファンが熱狂する世界。アメリカではプロスポーツ産業に就くことはドリームジョブと言われるほど、その仕事に就くことは難しいとされています。
ですが、日本のプロスポーツの世界はようやくこれからというスタートラインに立ったというレベルだと思っています。
そして、このプロスポーツ事業の成否を握るのが、表裏一体となるのですが、観戦者やパートナー様(スポンサー様)、地域の行政様など多くのステークホルダーには感動や共感、熱狂を提供しつつ、主体組織はクールヘッドを貫いて熱狂しないことですね。もちろんウォームハードですが!
 ここのバランスが難しく思えるのですが、そのためにはスポーツのオーソリティや、そのスポーツ業界のヒトではなく、事業家が組織を運営すること。
事業として、ビジネスの世界での原理原則をキチンと回すことが重要です。
って、そんな当たり前のことを書くな!って言われそうですけど、スポーツが持つ感動、共感、熱狂というものは本当に素晴らしく、故に組織がそれにはまり過ぎたり、逆に悪用しようとすれば、いくらでも間違った道に堕ちてしまうところが、この事業をややこしくしていますね。
 なので、規模はフツーの中小企業並みですが、にもかかわらず属人的ではなく、ガバナンスを効かせ、内部管理体制を整備し、統制を浸透させる必要があり、しかも一定レベル以上のスキルを有する事業家が運営し、且つファイナンスの戦略を有していなければ結果を導けないってことに難しさがあるんですね。
 そのベースは、公共財であるプロスポーツクラブを運営するという尊い意義にコミットし、さらに選手同様に「稼ぐ」という事業家としての結果で競う正当なマーケットがあるということなんですが、日本もそういうプラットフォームが整備されてきて、これからの10年が本当におもしろい時期に差し掛かってきたと感じています。
スポーツ事業に本気でチャレンジするヒトタチが、原理原則通りに評価されて、正当に勝負できることが大事ですね!


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株式会社スマートバリュー代表取締役社長。プロバスケットボールBリーグチームオーナー。自律分散社会を会社組織で目指すことも仕方なし(笑)創業91年の町工場からベンチャー型事業承継(とか言うらしい・・)を経て、デジタルソサエティな時代の社会システム創造を熱狂しながら目指します!

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