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大杉潤が選ぶ2024年『年間ベスト10書籍』

こんにちは、大杉潤です。


57歳で会社員を卒業し、ノマド&ブランディングという妻が社長の合同会社を設立して独立起業し、今年で10年目になります。
会社員としての経歴や経験については、ぜひプロフィールをご覧ください。

私は、新入社員時代から年間300冊のビジネス書を読んで、その中味を実践してみることを趣味にしてきました。もう40年を超える年月になり、読んだビジネス書は、累計1万2000冊を超えています。

11年前の2009年9月29日からは、毎日1冊ビジネス書を読み、その書評(と言うか要約)をほぼ毎日ブログに書いて公開しています。約7年間はほんとうに毎日、年間365日ビジネス書の書評をブログにアップしてきました。

当初から、WordPress というブログのプラットフォームを使い、公式サイトとしても活用しています。

公式サイトのリンクはこちらで、今もほぼ毎日、ビジネス書の書評をアップしています。現在は、note にも同じビジネス書の書評を投稿しています。


最初は誰も読まない、単なる「読書メモ」でしたが、次第に私が紹介するビジネス書に興味を持ってブログ記事を読んでくださる方が増えてきて、自分でもビックリするほど継続できたおかげで、2025年1月4日現在、3,609冊のビジネス書の書評が公開されています。


あまりにビジネス書が好きすぎて、「自分でも書いてみたい」と思うようになり、起業してからはビジネス書を出版することが目標になりました。
私のキャリアや人生は、ビジネス書によって切り拓かれてきた、と言っても過言ではありません。何かに迷ったり、困ったり、心配したりするたびにビジネス書にその解決策を求め、そこに書かれているノウハウやメソッドを実践することでピンチを乗り越えてきました。

起業して3年目の2017年2月にデビュー作を出版したのを皮切りに、9年間で9冊のビジネス書を出版してきました。出版年月順に、こちらの9冊です。


主に定年前後からのキャリア関係の本が多いのですが、転職・副業・起業など結構、幅広くさまざまなキャリアや人生の悩みに対応できる本のラインナップになっています(笑)。
また、入社3年目までの悩みや、時間の使い方に関する悩みについて、役立つビジネス書を紹介・解説した2冊の本も好評を博しています。

そんなビジネス書にこだわりの強い大杉潤が、年間300冊のビジネス書を読んだ中から、年間ベスト10の書籍をランキング形式で発表する取り組みを毎年行ってきました。2023年までは大晦日の紅白歌合戦が終了する23:45にWordPressのブログにて発表してきましたが、2024年からは年内に発表することを辞めて、年が明けてからじっくりと選び、この note 有料記事にて発表することにしました。ということで、この記事が私の初めての note有料記事になります。

因みに、大杉潤が選ぶ2023年『年間ベスト10書籍』は、note 記事としても投稿しており、こちらです。


では、いよいよ大杉潤が選ぶ2024年『年間ベスト10書籍』を発表しましょう。

はじめに


大杉潤が選ぶ2024年『年間ベスト10書籍』選定基準ですが、2024年に出版されたビジネス書が対象というわけではありません。
大杉潤が2024年に読んでブログに書評を公開した約300冊の中から、最も実践してキャリアや人生に役立った書籍、という基準で選んでいます。

これまでは、ランキングを10位から1位までを順番に発表して、Amazonのリンクを表示しているだけでした。本の内容の詳細は、公開している個々の書籍の書評記事を参照してください、という形にしていました。今回からは、note 有料記事ということで、私が実践してよかったことなど、もう少し「なぜ評価が高いのか」を具体的にお伝えしようと思います。

無料部分でもかなり公開していきますので、もう少しお付き合いください。また、「これはいい!」と思ったら、ぜひ有料部分に進んでいただけたら嬉しいです!


第10位『「働き手不足1100万人」の衝撃』(古屋星斗+リクルートワークス研究所著・プレジデント社)


今から15年後の2040年には、生産年齢人口の減少が加速することで1,100万人も働き手が不足し、あらゆる業界で人手不足になる「労働供給制約社会」というコンセプトとその影響力に衝撃を受けました。

この本では、解決策が4つ提示されていますが、「新しい働き方」が次々に生まれてくるという感触を得ました。私が著書で推奨している「生涯現役のライフスタイル」もこれから多くの支持を受けていくことになると確信した次第です。

また、あらゆる業界・業種で、労働供給制約を前提に事業戦略を策定する必要がある、ということを再確認できました。

note 書評記事はこちらです。


第9位『あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方』(佐藤舞著・KADOKAWA)


まず、「時間のコントロールではなく集中力のコントロールが大事」という指摘に、改めて生産性アップの本質に気づかされました。
そして、何より強く共感したのは、人は「人生の3つの理(①死、②孤独、③責任)を紛らわす行動(=コーピング)」に時間を費やして人生を無駄に過ごしてしまう、ということ。

人は、死や孤独や責任にしっかり向き合うことを無意識に避けてしまう本能があるのです。向き合うのが怖いのです。だからこそ、意識して3つの理に向き合って行動しないと、時間がいくらあっても足りない。
私が昨年3月に出版した『12000冊のビジネス書を読んで試した経営コンサルが 名著100冊から「すごい時間のつかい方」を抜き出して1冊にまとめました』(WAVE出版)より前にこの本が刊行されていたら、必ず「すごい時間の使い方」の名著100冊にピックアップして紹介したであろう本です。

note 書評記事はこちらです。


第8位『成功するビジネスパーソンは、なぜ忙しくても神社にいくのか?』(八木龍平著・PHP研究所)


まずビックリしたのが、コンビニが全国5万7000店に対して、神社は8万、寺は7万6000もあるという事実。それだけ神仏参拝は私たちの地元生活に密着している存在だということ。

松下幸之助稲盛和夫永守重信も、私の尊敬する経営者は皆、神仏の前に立ち、心を静め、ただその時の決意を述べるという習慣を持っているということ。神仏参拝は、神仏とつながる聖なるオフサイトミーティングなのです。

「日本は世界でダントツに長寿企業が多い、1000年以上の企業は神社仏閣関係が多い」という解説も、なるほどと思いました。

私も起業して自ら事業を行う立場になってから、神社に参拝したり、先祖の墓参りなどでお寺を訪れる機会が格段に多くなりました。神仏の前に立ってつながることによって、心が洗われ、無の境地になり、「どんな困難があっても頑張ろう」という清々しい気持ちになれます。
私の周りの起業家仲間でも神社参拝を習慣にしている方は多く、皆さん事業が伸びています。その理由が、この本を読むとよく分かります。

note 書評記事はこちらです。


第7位『自営型で働く時代 ー ジョブ型雇用はもう古い!』(太田肇著・プレジデント社)


日本の雇用スタイルが、「メンバーシップ型」から「ジョブ型」に移行しつつあると言われ始めて久しいのですが、この二択ではなく、それ以外の選択肢として、これからは「自営型で働く」という時代になるという主張はとても共感できるものでした。

ゼネラリストでもスペシャリストでもない働き方。組織に属する会社員であっても、半ば自営業のようにある程度まとまった仕事を一人でこなす『自営型』と呼ぶべき働き方「自営型社員」とこの本では定義しています。

そこから、インデペンデントコントラクター(IC)という業務委託契約で働くフリーランスになり、その先には完全な独立自営がある。
私が多くの著書で提唱している「定年ひとり起業」という働き方を選ぶ会社員もこれから増えていくと確信しました。社会が将来、独立起業するマインドやスキルを持った社員を求めるようになってきているのです。

note 書評記事はこちらです。


第6位『note 副業の教科書』(安斎響市著・ぱる出版)


この本を読んで、初めて note というプラットフォームの凄さが分かりました。「noteはクリエイターエコノミーの一翼を担い、会社員でも手軽に始められるプラットフォーム」という説明は、心に響きました。

そして、AI活用による創作環境のサポートがあることや、「note有料記事は、課金バリアによって守られ、自由に本当に言いたいことを表現できる」という解説を読んで、「これは出版以上に、自分がやりたかったビジネスかも知れない」という直感が閃いたのです。

「最初は月5万円でも、note副業の可能性は無限大」「noteに書き綴った『リアルで生々しい実体験のストーリー』は他の誰かの人生を救う」という説明までたどり着いたとき、私の新しい事業として、note 有料記事の販売に参入しようと決めました。

と言うことで、この記事が初めての note 有料記事になります。

note 書評記事はこちらです。


ここからのランキング第5位から第1位までの5冊については、有料記事となります。同じ形式でお届けしますので、よかったら続きもお付き合いください!

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