私たちが生きる時代は本当に幸せなのか?
おはようございます!エグゼクティブコーチのJunです。 昨日経営コンサルタント養成講座の同期とZoomで勉強会をしていた時の話です。 日本という国は飢餓という事はほとんど起きない社会になっているが、世界には飢餓や差別に苦しむ人たちがまだ沢山いるが、それって未来の人から見たら、ひどい時代ですよね。
飢餓でなくなる人や十分な医療を受けられない人がいる一方で、お金は限られた人に集まり、食べ物が廃棄されている。
人の最低の尊厳である十分な食料、教育、医療を地球規模で守れなく、限られた人が莫大な富を持っている時代って、未来の人が私たちの時代を見たら、「お金に支配されたひどい時代」って思われるんじゃないの? という事の話をしました。
資本主義経済という今の時代は、お金によって、人生の失敗や成功が語られることが主流だけど、人の存在の目的ってお金を得ることではないはずですよね。
もし田舎町の貧しい漁師の家に生まれて、都会に出るほどの学力もなく、家を継ぐ人の場合、何をもって人生の成功といえるか? という話をしました。
人生の価値って、お金だとしたらその人は人生の成功は漁師として莫大な利益を上げることかもしれないけど、海という大自然と闘いながら知恵をつけたり、海がとても好きだったり、家族や町の人たちと愛ある生活をする、その経験自体がとても尊いものなんじゃないかな。それも人生の成功なんて話をしました。
今、地球規模ではまだまだ全体にお金が分配されていません。たまたま裕福な家に生まれたり、裕福な国に生まれたりするだけで、尊厳はある程度守られている。分配すれば世界中の人が尊厳を守れるだけのお金が足りているのに分配ができていません。
目の前で人が死ぬほどおなかをすかしているのなら、何か差し出しますよね。世界で飢餓が起こっているのに関心を示さないのは、やはり無知から来るものだと思います。
例えば、ベーシックインカムという事を世界中で開始したらどうなるのでしょう? 毎月何もしなくても10万円もらえるとしたら、そして学校や病院がタダだとしたら。
安心して人々は生活のためのお金ではなく、自分がしたいことをし始めるのではないでしょうか。
そしてそれは、AIやロボットの導入が始まればさらに現実的になります。
子供たちに対しても、給料が良くて安定した会社に行くように勉強しなさい! ではなく、自分がしたいことをできるようにするために、勉強しておいたほうがいいよ、になるのではないでしょうか。
まだまだ私たちはお金という恐怖に日々縛られています。その恐怖は、飢餓で亡くなる人を無視するぐらいの恐怖です。または、飢餓で亡くなる人を無視するぐらいの欲望です。
お金は幸せになるためのツールでしかありません。ツールが目的となると、本来の目標を見失ってしまいます。
会社にとっての利益は目標ではなく、目的を達成するための手段と同じです。
富を独り占めしようとする考えって、椅子取りゲームに似ているような気がします。みんな一人一つの椅子があれば問題ないのですが、一つでも欠けると、自分の椅子を得るためにみんなで椅子を奪い合います。
でも、誰かが2人掛けですわるとか、みんなの椅子をくっつけて全員で座るとかするだけで問題は解決します。
十分に足りるだけのお金はあります。みんなでお金の不安をなくしてお互いが安心して幸せになれるのに、そうしようとしない時代。
少しずつでも変えていきたいですね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。 ちなみに、写真はタンザニアで働いた時のものです。
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