日本の輸出メーカーは全滅?Co2削減が日常を変える。

みなさん、こんにちは! 30年前、Windows95が販売されたころ、インターネットは今後世の中を変えるといわれていました。

でも、ここまで変わることを皆さん予測できていましたでしょうか?携帯電話が一人一台になることも、それがネットにつながりスマートフォンとなることも、ネットがテレビを超える時代が来ることも、私は全く予測できていませんでした。

2050年、世界はカーボンニュートラルを目指しています。実質CO2の排出を±ゼロにしようという考えです。その前に2030年、あと10年弱の間で日本はCo2排出量を46%を削減させなければなりません。

日本は欧州に比べて20年、この分野で遅れています。やっとCo2削減が叫ばれるようになりました。

例えば欧州の高速道路のパーキングエリアでは、一台もアイドリングをしている車はありません。とても静かです。

30年ほど前に、スイス人をつれて日本を旅行しました。彼女たちはアイドリングしている車を見ると窓をノックし、エンジンを切るように言っていました。30年前は、私も含め、だれもその意味が日本人はわかっていませんでした。

東京都はアイドリングストップ条例を2018年に制定しました。でも、そんなこと気にしていないですよね。コンビニで弁当を買って車の中で食べているときも、エンジンはかけっぱなし。冷暖房のためのアイドリングは条例違反です。

今後、私たちの生活にCo2の削減は大きくかかわってきます。ブロックチェーンにより、すべてのCO2が計算されます。例えば、何かの商品を海外に輸出しようとしたとき。製造の時に使った電気は何で発電されたか。再生エネルギーか火力かでCO2の排出量が製品に上乗せされます。

パッケージに使われたCo2の排出量も上乗せされます。輸送もそうです。一台のトラックに乗せられて運ばれるとき、燃費の良いトラックか、ぎゅうぎゅう詰めで運ばれたか、スカスカで運ばれたかにより、Co2の上乗せが変わってきます。

輸出もそうです。ディーゼルで動く船か、水素で動く船か、LNGで動く船かでCO2の上乗せが変わります。

日本で作られ、欧州に入るときには、Co2の量がかなり上乗せされることになります。ブロックチェーンによりCo2の量がわかります。そのCo2に欧州は税金をかけます。

きっとその税金は利益を吹き飛ばすには十分な金額です。

ということは、日本はみんなで協力し、全体でCo2を削減していかないと、日本の製品は海外で売れなくなってしまいます。

このままですと海外輸出に強いメーカーは、Co2税で高くなりすぎて全滅することになります。既に自動車は燃費により税金の金額が変わり、燃費の悪い車は高すぎて売れません。

最近は、日本でも30年間給料が上がっていない。その間、海外では2倍に給料が増えているという話が良く出るようになりました。頭の良い学生も官僚になるのではなく、外資企業で高級を取っています。一部中国の企業のほうが日本よりも高いのも、良く知られていることです。

失われた30年を、40年、50年にしないためには、Co2の削減が重要です。そのためには同時にDXデジタルトランスフォーメーションも進めていく必要があります。

日本は世界から置いてきぼりです。お互いに学びあい、協力し合い、豊かな日本を創り上げたいですね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。


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