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【やる気クエスト2構想 第3回】三幕構成で全体ストーリーを作る

引き続き、佐々木正悟さんのこちらの本を「やる気クエスト」の世界観で漫画化すべく構想を練っています。

前回の記事以降も本を読み続けていたのですが、キーとなるエッセンスはだいたい抽出できた気がしましたので、とりあえず一旦このエッセンスたちをストーリーの形に組み立てていくことにしました。

三幕構成でストーリーを組み立てる

全体のストーリー構成は、「三幕構成」という脚本制作のフレームワークに則って組み立てていきます。

三幕構成はピクサー映画などでもよく用いられるオーソドックスなフレームワークで、簡単に言うと下記のような構成でストーリーを組み立てるものになります。

第一幕

キャラクター、世界観、ストーリーのジャンル、主人公の目的、障害などを伝えるパート。第一ターニングポイントと呼ばれる、主人公が明確な意志を持って次の段階に進む瞬間がゴールとなります。物語全体の4分の1程度のボリュームです。

第二幕

障害を乗り越えるための試練、行動、克服、最悪な状況などを起こすパート。ミッドポイントと呼ばれる前半と後半の分岐点を経て、第二ターニングポイントと呼ばれる最後の試練への突入の瞬間がゴールとなります。物語全体の4分の2程度のボリュームです。

第三幕

最大の試練、最後の決断、解決までを描くパートになります。物語全体の4分の1程度のボリュームです。

ちなみに、「やる気クエスト」のときもざっくりながら三幕構成は意識していました。具体的には下記のような感じです。

「やる気クエスト」の三幕構成

さて、ここからは本題の「やる気クエスト2(仮)」の三幕構成です。

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