見出し画像

参考書記録📚化学

いろんな方が既に仰ってることですが、近年の参考書はとても質が高いので、どの参考書を選ぶかはそこまで重要ではないと考えています。自分に合う参考書を見つけてやり込んで、それに載ってる情報を余すことなく吸収できれば良いはずです。
(もしお持ちの参考書を読みながらでも過去問や模試の問題を解けないということであれば、それは参考書を変える必要があるでしょうけど!)

そんな参考書探しに、私の記録がお役に立てたら嬉しいです🌷


勉強計画と結果

1年目

高校生の頃はそれなりに得意でしたが完全に忘れてしまっていたのと、大学(生命科学系専攻)の有機で挫折して化学恐怖症になっていたのとで、最初は生物・物理の2科目で行こうかと思っていたほどでした。が、高校生物は未修範囲があり受験レベルまで持って行けるか不安だったので結局高校時代と同じ物理化学選択に決めました。

最初は重問を買って問題を解きながらで感覚を取り戻せるか試してみたのですが、解説が手薄なところやレイアウトが自分に合わず挫折し、参考書①②③でインプットする傍ら⑤で問題演習をして進めることにしました。

8月後半からざっくり理論を2ヶ月・無機を1ヶ月・有機を1.5ヶ月で終わらせ、年明けに桃青緑パックと過去問2年分を解いて共通テストに臨みました。共通テスト後は⑤よりやや難しい⑥の問題集で演習を積んで2次試験に備えました。

結果
 共通テスト:75
 2次:大阪公立大学 117/150
でした。主な反省点としては以下の3点がありました。

  1. 大抵の問題を「考えれば解ける」状態になって満足していたが、試験では緊張で飛んでしまい時間がかかるので、「瞬発的に思い出せる」レベルにならないといけなかった。これは特に有機分野の化学反応式で顕著だった。

  2. 問題集で分野別の演習をするばかりで、試験本番に即した演習をしていなかった。

  3. 2次直前に難しい問題集を解いて、「あれ思い出せない」「これも忘れたかも…」と自信を失ったままでの受験になってしまった。

2年目

1年目の反省をもとに、
 1→単語帳を作成し日々トレーニングする
 2→模試とセット演習をたくさん取り入れる
 3→直前期は解き慣れた問題集⑤と自作単語帳や資料で自信を付けて臨む
ことで改善を試みました。

単語帳は無機1冊、有機3冊作りました。


また、志望校を神戸に上方修正したので参考書④⑦を追加購入し難問対策をしました。

結果
 共通テスト:72(→得点調整で78)
 2次:滋賀医科大学 8〜9割
(科目別には得点開示されていないため正確には分かりません)

共通テストはできたと思ったのですが大問3がまさかの1題しか合っておらず18点も失点していました🙄
(結局直視できないまま辛くて捨ててしまったので何が起きたのか分からずじまいですが開示もこの点でした)

共テは得意科目の英語と化学さえ悪く、全体は言わずもがなでかなり自信を失った上に、志望校変更のため単科医大の激ムズ試験を受けなければいけないことになり精神を相当やられました🥲が、もう2度と共通テストを受けたくないから何としてでも合格しようという思いで⑧も購入して頑張りました。

結果的には1年目も2年目も、共通テストより2次の方が得点率高かったんですね…。今でも悔しいです。

以下、使用した参考書です。例によって1年目に使用したものには★マークをつけています。

参考書

インプット

①鎌田の理論化学の講義★
②福間の無機化学の講義★
③鎌田の有機化学の講義★

①②③はインプット本としてはかなり支持されているDoシリーズですね。王道には王道たる所以があるなーという感じで、これらの知識を押さえれば大抵の大学で戦えると思います。特別簡単というわけではありませんが、解説が丁寧かつ図が豊富で覚えるべきポイントが際立っています。

厚さ5mmほどの赤シート対応 知識総整理冊子がついているのも良いところです。特に無機はこの一冊を見れば入試で問われる全ての知識が復習できるようにと、たくさん書き込んで使い倒しました。

知識の総整理冊子。左は理論、右は無機編です。
カラフルにしがちです😂

理論と有機については問題演習が軌道に乗ったらこれらのインプット本はお役御免になったのですが、無機は各章冒頭の知識整理問題が良かったのでドリル感覚で何度も解いていました。

無機編の元素毎の知識整理問題


④マスターノート理論化学 超頻出98題

これは私の中ではインプット本と問題集との中間的な立ち位置で、⑤の問題集で標準的な問題を解けるようになってから、この問題集で復習をしつつ1段階上の問題の解法を身につけました。
有機編も非常に評判が良かったので購入していたのですが、時間がなくて結局解けませんでした。

問題集

⑤化学頻出!スタンダード問題230選★
これは私が一番好きな問題集です。解説がとにかく丁寧で、基礎から入試標準レベルまで身に付けられます。レイアウトも色合いも、カバーを外した表紙の質感も大好きで私にとっては運命の一冊でした。
トータル6周していて、2年目の2次直前期はこれを10日で1周して自信をつけて本番に臨みました。

⑥鎌田の化学問題演習★
問題と解説はとても良く、☆付きの問題までやると⑤よりやや難〜難の問題の演習に最適でした。巷では重問と同程度のレベルとされてるみたいですね。結構新しい、トレンド的な入試問題も多い印象を受けました。
文字が少し小さくて、なかなか進まない感じがするところだけ苦手でした…。こういう好き嫌い多いですね私💧

⑦国公立標準問題集CanPass
この問題集は2番目に好きです。合計4周しました。解答が問題冊子よりもずっと分厚いほど丁寧だから、厚みの割に問題数は少ないので達成感を覚えられます。⑤より難しい問題や記述問題が豊富です。個々の問題の解説の後に、一般化した重要事項をまとめてくれているところも良かったです。問題はよく言えばオーソドックスで⑥よりは古めかも。

共テで失敗してから10日くらいでこの問題集の☆3,4問題をバーッと解ききって自信を取り戻した、私にとっては思い入れの深い参考書です😂
次に⑧をやりました。

⑧医学部の化学
Doシリーズでお馴染みの鎌田先生の問題集です。共通テスト後、単科医大を受けることになり慌てて購入しました。
滋賀の化学に関しては単科医大の割には標準的な問題が多い方だとは思いましたが、時々見たこともないような問題が出題されていたので…。

約20日間で理論と無機のA問題のみを解きましたが、「時間をかければ解けるけど、初見で出会ったら面食らうな…」という感じの問題がたくさんありました。各問に記載されている目標時間も鬼のように短いし、まさに修行向けの参考書でした。二次試験まで残りあと10日というところで打ち切って⑤に戻ったので有機はほぼできませんでした。

二次本番で同じ問題が出ることはありませんでしたが、この問題集で様々な事象に対して考えを巡らせて記述するというトレーニングを積んでいたおかげでテンポ良く解くことができました。もっと早く出会いたかった参考書です。

⑨過去問19セット
└京都府立医科大学2年分
└神戸大学5年分
└滋賀医科大学12年分
これに加えて、確実に得点したかった有機の構造決定だけ神戸大学の過去問を+5年分やりました。

共通テスト対策

⑩共通テスト スマート対策★
センター試験の過去問のうち、思考力を必要とする問題を分野別に抽出した問題集です。化学に関しては共通テストと二次試験との乖離が割と小さい科目だとは思うのですが、正誤など言葉のややこしい問題もありましたのでこの参考書で一通り慣れてから臨みました。
レイアウトは解答が別冊になっていないため少し見づらいですが、内容は気に入っていました。

⑪化学実践問題集(河合・駿台・Z会)計15回分
⑫共通テスト問題パック(桃青緑)計3回分
⑬Z会専科 共通テスト対策講座 全11回
⑭過去問7年分(追試2回含む)

これだけ演習してアベレージ90弱、100点もしばしば取れていたのに本番は72点…。恐ろしい試験です、本当に🥲

⑪の共通テスト対策模試問題集の難易度はあくまで私の所感ですが 河合>Z会>駿台 に感じました。
河合は前年度の全統模試の過去問で、実施回によっては範囲が絞られていたり高2向けの模試だったりするので苦手と感じる人もいそうです。範囲が絞られている分、難しい問題が結構あるのは良い点です。
Z会は大体本番通りかやや難くらいな気がします。高分子の範囲は共通テスト対策というより二次対策になりそうな問題が多かったです。
駿台は共通テスト本番と同程度またはやや簡単くらいに感じました。知識の総整理ページがあるところは他の予想問題集にない良さでした。

⑬のZ会共通テスト講座の化学は、物理や数学に比べれば標準的な問題が多かったですが初見で出会ったら時間を取られるような問題に多く触れられたので良かったです。本番72点でしたけど🥲

とても長くなってしまいました🙇‍♀️


上記で紹介した参考書を楽天roomにまとめたのでよかったら使ってください🍵

ここまで読んでいただきありがとうございました😊
ではでは🌷

もし記事がお気に召したら、スキやサポートをしていただけると、とても嬉しいです☺️