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動画制作者(社)は動画の『尺・画面サイズ・発信媒体』によって得意領域が異なる話

   



最近、僕の周りでも動画制作・編集し始めてる人とか会社が増えてるなと思ってて(まぁ僕もその中の1人なんやけど)
  
去年までは僕の会社は動画での売上はほぼなかったけど、受給のバランスと自分の得意と楽しさを鑑みて、『2020年は動画で行こう』って決めてから今は動画に関する仕事が多いです。
  
やり始めた当初は、色んなパターンの動画を作ってました。とにかく案件も欲しかったので『動画制作』に関わることは基本的に受けてました。
 
そんな感じで動画制作の事業を進めつつ、今年の9月くらいに『Youtubeの制作と運用に特化させよう』ってことを決めました。
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◉動画の『尺・画面サイズ・発信媒体』で制作の進め方が全く違う

当然、『動画を作る』ってことはあくまでも手段なので、その動画によってどんな効果を得たいのかを作る前に明確にしておく必要があります。
  
動画編集するにはただ『それっぽい動画』を作るだけじゃなくて、その部分もしっかりと定める必要があると思ってます。
  
で、動画編集って一概に言っても、
 
・テレビCM
・企業プロモーションムービー
・Youtube動画
・SNS広告用動画
・イベントダイジェスト
・テレビ番組
それ以外
 
って色んな種類があるわけで、それぞれの特徴もコンテンツの目的も全然違ってくるわけ。
 
さらに言えば動画を見る媒体がスマホなのかPCなのかパソコンなのでその他なのかも違ってて。
 
当初は『動画編集』って言う広い枠で案件を募集して、色んな動画を作ってました。
 
で、色々と作ってて思ったんやけど、『短い(60秒以内)で人間の感情を動かすエモーショナルな動画を作るのはどうやら苦手らしい』ってことに気がついて。
 
苦手というか、他のクリエイターさんのそういう動画見て『今からここで勝負しても勝てる気がせん…』って思ってしまいました。
  
ある種の芸術センス、みたいなやっぱり数年、数十年その分野で作り続けて感性を磨いてきた人たちに今から追いつこうって考えても同じ土俵で戦える気がしなくて。
 
だからああいう短い動画で人の感情を動かせる動画を作れる人はマジですごいと思う。
 
    
そんな感じで『動画編集』っていう作業を
 
尺    :動画の長さ
画面サイズ:テレビなのかスマホなのかそれ以外か
発信媒体 :テレビなのかSNSなのかそれ以外か
 
っていう3つの軸で考えたときに、絶対的に得意不得意っていうのは出てくるなと思いました。
   
で、その中で不得意なことを捨てて得意なことに特化させることが、自分らみたいな小さい企業・編集者が他の競合に勝てる方法やとも思いました。
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◉『Youtubeで尖る』

 
じゃあ自分は動画制作においてどの分野なら戦えるかなって考えたときに『Youtube』が出てきたという。
 
(きっかけはフトン巻きのジローさんと一緒に東京行って、武田塾の林さんと竹村さんとの会合に厚かましくも参加させてもらったときに色々見て感じて)
 
Youtubeの特徴としていいなと思ったのは、作ったコンテンツの成果が数字で細かく分析ができるというところ。僕も大学の頃からマーケティングとかは実践的に学んできてた分野でもあったので、
  
『数字を見て、改善箇所を見つけて、仮説を立てて、検証する』っていう、WEB広告でやってたような流れを、動画の分野で応用できるのがYoutubeやなって思いました。
  
あとはコピーライティングとかも時間かけて勉強してたので、Youtubeの『タイトル・サムネ』とかの成果にダイレクトに影響してくる部分にも応用が効くなと。
  
あくまでも企業にとってのYoutubeは『入り口』でしかないので、そこからどう売上に繋げるかみたいなマーケティングの話もできる。
   
最近僕の周りでも『動画編集始めました!』って人が多いけど、大体は「編集ソフトをそこそこ使える」くらいのもので、ここの観点はそんなすぐに身に付くものでもないかなと思ってます。
   
あとビジネス的にもYoutubeに特化させた理由はあるんやけど、本筋からズレるのでここでは割愛。
 
あとは単純にYoutube動画の企画考えたり作ったりするのは楽しい。
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◉まとめ

   
要するに、一概に『動画編集・動画制作』と言ってもその人(会社)によって得意な領域って全然違ってると思います。
 
だから自分らの強みはどこなのか、っていうのを明確にして、そこのスタンスを明確にしていくことが、増えてくる動画編集者の中で生き残るためのポイントかなと。
 
自分はしばらく動画制作事業においてはこの『Youtube』で特化させていこうと思ってます。
 
とはいえ正直まだまだ勉強中で、やりながら新しい発見だらけでもありますが、そこそこ知見は溜まってきたと思ってます。
 
いま個人的にすごく興味あって課題でもある部分が、『いかに制作コストを減らしながら成果の上がるコンテンツの制作量を増やせるか』っていうところ。
 
ここは引き続き考えながら何かしらのパターンを自分の中で発見できればと思ってます。
 
あと個人的に『すべての会社が今すぐYoutubeをやったほうがいい』とは全然思わないので、その部分についてもいつかアウトプットしたい。
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(ちなみに、動画制作やりたいって思った当初一番作りたかったのがウエディングのダイジェスト動画でした。)
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写真は最近家の近くにオープンしたマックカフェ。マクドナルドよりモスバーガーやけどここは0時以降も空いてるので作業場所としてよき。

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