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小説『NARUTO-ナルト-』烈伝シリーズの立ち上げにあたり

・「烈伝シリーズ」の立ち上げ

『NARUTO』の小説シリーズはこれまでにたくさんの作品を刊行してきました。劇場版アニメのノベライズにはじまり、東山彰良先生の『ド根性忍伝』『ド純情忍伝』『鬼燈の城 ブラッド・プリズン』『迅雷伝』、原作漫画の完結後も「秘伝シリーズ」「真伝シリーズ」「新伝シリーズ」と数々の作品が生まれ、ありがたいことにみなさまにご好評をいただきました。

小説のなかからアニメ化されるものも生まれました。劇場版の『鬼燈の城 ブラッド・プリズン』をはじめ、TVでは『シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲』『木ノ葉秘伝 祝言日和』『イタチ真伝 光明篇/暗夜篇』『サスケ真伝 来光篇』がアニメ化されました。『BORUTO』でもアニメの忍者学校編とリンクする「BORUTO NOVELシリーズ」を刊行、アニメでは描かれなかったエピソードを小説化しました。今年の2月は『ナルト新伝 親子の日』がアニメ化され、続いて5月からは『木ノ葉新伝 湯煙忍法帖』が好評放送中です(5/31現在)。

小説シリーズは『BORUTO』連載開始後も『NARUTO』のタイトルで刊行しているものが多数あります。これは個人的なことなのですが、岸本先生が生み出した『NARUTO』という作品のナルトという主人公の活躍を見て、私も一緒に成長することができたという思いがあります。ですから、大人になってもナルトたち親世代の姿をまだまだ見てみたい…そんな思いをこめて『NARUTO』のタイトルで小説シリーズを続けさせてもらっています。

今回発表する「烈伝シリーズ」は、昨年『サスケ新伝 師弟の星』を執筆された江坂純先生と「ナルトたち親世代の話をもっと掘り下げてみたい」と話し合いを重ね、新シリーズの構想を練っていきました。ナルトたち親世代のことを掘り下げていけばいくほど、岸本先生が生み出したキャラクターや世界の広がりや深みを感じることができ、そこで生まれる感情を小説として届けられればと思っています。

・「烈伝シリーズ」のテーマ

これまでに刊行された小説版は、どのシリーズからでも、どこから読んでも大丈夫です。好きなキャラや好きな時代から読んでいただければと思います。

今回新しく立ち上げる「烈伝シリーズ」はストーリーがつながる「連作もの」になります。6月に『カカシ烈伝』8月に『サスケ烈伝』10月に『ナルト烈伝』を刊行予定です。すべて岸本先生がカバーイラストを描き下ろし、小説のストーリーはすべて江坂純先生が担当します。

「烈伝シリーズ」でとくに意識しているのは、ナルトたち親世代だからこその「チーム・コンビの戦い」です。『カカシ烈伝』では、六代目火影を経て今は隠居の身のカカシが、異国の地で落ちこぼれの少年と出会い、その少年の「先生」となって、彼をリーダーとして成長させていきます。先生と生徒、二人のコンビの戦いなわけです。

『NARUTO』が班を基本としながら里や国、最終的にそれらを束ねた忍連合という、チームの戦いが描かれたのと同様に、チームやコンビという要素は「烈伝シリーズ」のなかでより深めていきたいと思っています。ちなみに、『カカシ烈伝』はリーダーと師弟、『サスケ烈伝』は夫婦と死生観、『ナルト烈伝』はチームワークとテクノロジーが、キーワードになりそうです。

3冊そろったときに、親世代のナルトたちのどんな姿が見られるのか、私自身いまからとてもワクワクしています。『カカシ烈伝』の試し読みは発売日同日に、J-BOOKS HPとnoteで序章を全文公開します。ぜひご期待ください。


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