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綺麗だ。誕生秘話〜うんともすんともレインボー〜

我々レインボーはコンビ結成からうんともすんともだった。ひので池田が新しいコンビを組む、それが元首席の感動ピストらしい。少しばかり近い芸人の間では話題にもなった。初舞台の日、今でも忘れない。当時からお世話になっていた2期上の先輩であるダンビラムーチョの大原さんが袖で我々の初ネタを見てくださってた。とにかく優しくて有名な大原さんの言葉は、、

「実方と池田が組んで、あんなにスベる??」

心配そうな大原さんの優しい顔を俺は忘れない。そう、我々の初舞台は、、

うんともすんともだったのだ。

成せばならない状況だった。やってることはあんまり今と変わらない。初舞台のネタは(新小岩駅のホームに歌手の夢破れた女の子が座って居て、駅員さんと恋に落ちる)というものだった。俺と池田は今でもこのネタを気に入っている。ただ、単純に笑いにくいネタだ。我々は劇場でも上から2番目のランクには居たが、上に上がる気配もない、コンビを組んで一年程だっただろうか。

うんともすんともだ。

今では70人の太いファンを持っている池田君(本人は400人と豪語している)もこの時のファンの数は5人程度だった(池田君曰く、この時が1番ファンがいなかったらしい、なんか俺のせいみたい)池田君は異常に焦っていた。その理由は明確だった。

おばたのお兄さんブレイク

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