優先順位
上司と一緒に外出中、相手先の建物から出てすぐにさっきまで話していた担当者の方が走ってきて、伝え忘れたことがあると上司を呼び止めた。
先に車に戻っててと上司に言われたので駐車場へ向かう途中、後ろから女の子の声がした。
「マジであいつ、最悪だわ」
かなり、ご立腹な様子。
横を通り過ぎていったが誰かと話してた感じだったのに一人。
関わっちゃいけない人かなと思ったら、イヤホンが見えたのでハンズフリーで通話してるようだった。
「マジで最悪だと思わない?だってさ、私だよ?この私を振るんだよ?
あいつが女子力高い女の子が良いっていうから、あいつの理想通りの女子力高い女子になったのにマジでふざけてるわ。ソッコーでブロックした。マジで〇ね!」
めっちゃデカい声で話してんなーって、思いながら、その娘を見送った。
遅れてきた上司が、
「なんだありゃ?独り言か?」
と、言うのでイヤホン付いてたので電話みたいですと言うと、
「はー、まぁ、どっちにしても、あれはヤベーな」
笑いながら言っていた。
確かにどっちにしてもヤバい。
彼女が言っていた女子力。
“ 世間一般的に女性らしいと思われる仕草や言動・行動 ”
なんかを指すのだと思っていたけど、彼女の言う女子力って、
“ 戦闘力 ”
こう書いて、“ じょしりょく ”と呼んでそうな…
これを想像してしまった。
彼女にとって、女子力とは何を指しているのか分からないけど、女子力より先に道を歩きながら、あんなデカい声で「〇ね」と言うのは非常識ということを理解できるよう常識を身に付ける方が先かなと。
年明け早々、世の中、色んな人がいるなと思わされた出来事。
ジュースが飲みたいです('ω')ノ