「勉強しなさい」って言うけど、具体的な指示はしている?
塾講師の仕事をしているとよく相談を受けるのが、
「言っても言っても勉強しない!」
って内容。
勉強しない原因というのは人それぞれなので、まずは状況の洗い出しをします。
●学校宿題は出来ている?
●どんなテキストを渡している?
●目標にしていることは何?
などなど、こちらからもいろんな質問をするのですが…
「テキスト?渡してない!」
ってお家も多いんですよね。
これについて思うことがあるのでちょっとまとめていきますね。
やるべきことが分からなくて勉強できない子も多い
もうこの通りです。
ただ「勉強しろ」って言っても、
「何をどう勉強していいのか分からない!」
って子が多いんですよね。
特に小学生では、自分で勉強方法を考えられる子はごくわずか。
大人がやるべきことを与える必要があります。
それに学校で与えられている教材というのは、書き込み式のドリルがほとんど。
繰り返し勉強するには向かないんですよね。
中学生も同様です。
小学生よりは自分で勉強方法を考えたりできますし、
定期テストもあるので勉強する目的も存在します。
でも、中学生でも「勉強のやり方が分からない」って人も多いんですよ。
市販テキスト&塾で買えるテキストを利用しよう
ってわけで「勉強しよう」って言うのなら、
どのテキストを使ってどんな風に勉強していけばいいのか、
具体的な勉強方法もセットで提示する必要があります。
そのためには、目標とレベルに合わせたテキストを選定しないといけませんね。
個人でテキスト選定が出来るのなら、市販テキストをぜひ利用してほしいです。
でも自分でテキストを選ぶのが難しいのなら…
塾などでどんなテキストを使えばいいか、相談してみると良いですよ。
塾専売のテキストは普通の本屋さんには並んでいないものです。
市販テキストに比べて演習問題の量が多いので解きごたえもあります。
普段受講していない教科のテキストも、お願いすれば購入できる場合が多いですよ。
気になる方はぜひ塾の先生に相談してみてくださいね。
通信教育を利用するのもOK
手っ取り早く全教科のテキストを揃えたいのなら、進研ゼミのような通信教育を利用するのも良いですね。
その月にやるべき内容が毎月届くので、ペースの管理もしやすいです。
多少お金はかかってしまいますが、「何を勉強していいのか分からない状態」が一切なくなるのがメリットですね。
実際「テキスト選定まで面倒を見きれない」という親御さんも多いと思いますので、上手に利用していきたいです。
テキストにかけるお金はケチってはいけない
ってわけで、「勉強しなさい」だけでなく、具体的にどう勉強していけばいいのかを一緒に示そうねってお話でした。
学校の宿題は問題なく行っているのに、プラスアルファの勉強を全くしていないという場合は、こんな原因がある可能性もありますよ。
小学生であれば特に、まだ自分で勉強方法を考えられる年齢には達していません。
大人が具体的な勉強方法の指示までしてあげれば、どんどん勉強を進められるケースも多いんです。
全ての学年やお子さんに当てはまることではありませんが、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
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